タイ・バンコクの庶民の生活に迫る!

~タイの庶民の生活とは? 一歩でも近づくために~

Gros Michel

2006年06月20日 | 今日の出来事
ずらっと並んだバナナ。
タイのホムトーンと呼ばれるこれらのバナナは"Gros Michel"と呼ばれる種類の物で、1960年代初頭まではほとんど世界中で流通していた。
この種はタイの人は自国が原産のバナナではないと思っているようだが、
実はビルマ、タイ、マラヤ、インドネシア、セイロンで元来伝えられていた物らしい。
1825年から1875年まで西インドや太平洋の島々に伝播した。
これを有名にしたのは、United Fruit社で、中南米特にパナマに大プランテーションを造ってから大々的に普及した。
それらの国々は侮蔑的な意味で、当時「バナナ共和国」と呼ばれた。
その後東インドからFusarium oxysporumと呼ばれる菌が発生し、壊滅的被害を受ける。これにより、United F社はカリブ海での栽培を断念して、太平洋西海岸までプランテーションの手を広げた。
20世紀半ばには新品種である、"Cavendish"に取って代わられ現在私たちが口にできる機会はほとんど無くなった。
食べてみたい人はぜひタイへどうぞ。
参考 http://www.apsnet.org/online/feature/panama/
http://www.museums.org.za/bio/plants/musaceae/musa.htm
コメント (2)
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カビの原因は

2006年06月20日 | 今日の出来事
マヒドン大学からパイローット先生が指導している院生が来ていて、
バナナ箱詰め工場のカビの原因を調べている。
カビと一言にいってもたくさん種類があって、対策も違ってくる。
12.5℃で保管してもなおかつカビが繁殖しているところを見ると、
圃場からの対策が必要になってくると思う。
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