液肥利用

今回の日本訪問の最大目的は、タイでプラントから出てくる液肥をタイの農場で使えないかということの実現化。
食物残渣、糞尿から出てくる液肥の有効成分は０．２～せいぜい０．５％。
ということは10000リットル撒いても20L分ということになる。
うーん、このままで実用化は難しい。
大量にバキュームカーで撒かないと無理である。

バイオプラント

千葉県香取市のバイオプラントを見学
ここでは食品残渣と家畜の排泄物をリサイクルさせ、バイオガス(メタン）、を取って残り９６％は液体肥料にし、農家に頒布しようというもの。
ただし、実際現在はほとんど利用者がいない状況。まず重たい液体肥料を持っていってもらわなければならないし、何に使ってどのくらい効果があるか、まだ未知の部分が多い。集配システムを作って、産地から残渣をそのトラックで今度はこの液体肥料を持ってくるようにすれば成り立つかもしれない。
同時にＢＭＷのプラントも見せてもらったが、こちらも利用者はいない。
まだ学術的にBMWも再現性に乏しいとのことで、学会のようなものは無い。
ただし、ミネラル分とマグネシウムが入っているのと、微生物がいるので、堆肥などにうまく利用すると効果があることもあるようだ。