「マックでいい」「マックがいい」

誕生日絡みで思い出したことがあります。

小学6年生の時だったかな？

ケン太の誕生日には、いつも私がケン太の好きな料理を作っていたのですが、
その時は、外食しようということになり、ケン太に希望を聞きました。

「マック食べ放題」

ケン太の希望はこれでした。

え～！？！マック「で」いいの？（失礼）
だって～誕生日だよ～
せめてファミレスの豪華なセットメニューとかさぁ～？
普段、食べれないようなものとか？
そういうのじゃなくていいの？

口にしてはいません。
心の中の声です。

ケン太は、マック「が」いいのですから。

ケン太は希望が叶って大喜びでした。
何を食べたのかは忘れましたが、確か追加注文もして、
これでもか！っていうくらい食べました。


「マック食べ放題」と言われた時に、咄嗟に出てきた私の思い。
普段、なかなか食べられないものじゃなくていいの？というのは、私ならそうするのにというだけのことでした。

好きなものを制限なく食べる・・・ことをケン太は選んだのです。
私とは違う価値観を持っていたわけですね。

この時、咄嗟に思ったことを私は口に出していません。

ケン太の望みを聞いてあげるつもりだったし、
親が操作してはいけないと思っていたから。

そう意識をしてはいましたが、
そうやって価値観の違いに気づかず、
それまで口に出していたこともあったんだろうなと思いました。

「で」と「が」の違い。

はっと気づかされたことを今でも覚えています。