ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

「もしかしたら違う人生があったかも?」と息子の選択に思う母

2022-04-14 22:08:49 | 思うこと

暖かった春の日が、一気に冬に逆戻りです。

こんなに一気に戻らなくてもね。明日までなんとか耐えます(笑)

 

先日、ジブリに行ったお友達ですが、

中学受験組として急接近。情報交換したり、一緒に学校説明会などに参加したお仲間です。

当時の小学校では、受験組は同学年に4名しかいませんでした。

男子二人、女子二人でしたが、男子二人が、友達の息子くんであるYくんとケン太。

Yくんとケン太はとくに遊んでいませんでしたが、ママ同士は、受験の話ができる同士として、自然と仲良くなりますよね。

 

Y君はご優秀で、サピッ〇スのαクラスでした。

後にケン太も、サピッ〇スに入塾しましたが、目指せαクラス!という位置づけ

 

それが叶わず・・・というか、不登校になりそれどころではなくなり、受験は断念。

女子二人のうち、ひとりは、6年生から、私立一貫校の小学部に転入。

もうひとりは、6年の時に受験を断念。

 

Y君も6年生の時に受験を辞めてしまいました。

結局、ケン太の学年は、誰も中学受験しませんでした。

 

Y君が受験を辞めてしまった理由は・・・

「今の友達と同じ中学校に行きたい!皆が遊んでいるのに、自分だけ塾に行ったりするの嫌だ!皆と遊びたい!」と訴えたからでした。

 

塾は真面目に行っていたし、勉強もしていましたが、本人の中では沸々とした思いがあったようです。

一緒に学校訪問をしても、あまり反応がなく、その学校が気に入ったのかどうかも、よくわからない感じだったそうです。

乗り気ではなかったんだと思う・・・と言っていました。

 

家族で何度か話し合いをしましたが、本人の意思が強く、最終的に受験を断念したそうです。

 

Y君は公立中学に進み、テニス部と駅伝部を兼部。運動部にどっぷり浸かってしました。

その後、公立トップ高に進み、そこでもテニス部に入り、頑張っていました。

大学は一浪して、国立に入り、その後大学院に進み、今年から社会人です。

某企業の研究室での研究員だそうです。

大学院では、ある研究の学生部門で賞を受賞しています。

その功績が認められたのかもしれませんね。

 

中学受験は断念しましたが、

部活を思い切り出来る(朝連とか)近くの公立中学校の方がY君に合っていたのでしょうね。

 

そして、今、彼女さんがいます。

このまま付き合っていたら、結婚するかも?という関係のようです。

 

ご優秀で、順調に階段を上ってきて、社会人となり、彼女もいて、家庭を持つという将来も見えている。

申し分ないですよね!

羨ましい限りです。

 

しかしです。

母親として、ある思いに駆られてしまうようです。

「もしかしたら、違う人生があったかも?どうしても、それが拭えないんだよね」

「別に今の選択がダメだっていうわけじゃないの。本人が選んだんだからそれでいいの。でも、もしかしたら・・・とちょっとだけ思ってしまうの」と。

あくまでも、ほんのちょっとだけ・・・を一生懸命、強調していました。

そんなこと思っちゃいけないという気持ちを押し殺していたんだと思われます。

 

話を聞くと、彼女は自宅が好きなので、もし結婚したとしても、自宅から遠くないところに住みたい。

彼女のお母さまも、彼女の意思を受けて、Y君がずっと関東で働いてくれることを希望しているそうです。

関東地区限定で就活をしていたわけですが、そうなると選択肢が狭まるわけでして。

決まったところも、入りたかったところか?といえば、必ずそういうわけでもなく、関東地区から出ることはないというところのポイントは大きかったのだと。

「彼女がいることは、必ずしもいいこととは限らないよ」と言ってました。

 

そして、あの時、中学受験をしていたらどうだったのだろう・・・何かが違っていただろうか・・・という気持ちも残っているようでして。

 

「そういうことあるよね?」と、今度は、私に同意を求めてきました。

そう思っていない私は返事に困ってしまいました。

「うちは大学出てないし、今のところに努めているだけで十分だし、特にないんだよね・・・」

「うんうん。そうだよね?でも、もしかしたらって、つい思ってしまうことあるよね?」

 

どうしても私の同意が欲しい?

 

「そうだね。もし不登校になってなかったら、大学に行ってたかもしれないし、そしたら違っていたかも?というのはあるかも?」

 

友達が共感を求めたいようなので?そう言ってみました。

 

でも、正直なところ、そんな気持ちは起きていないのです。不思議なくらいに。

不登校になったからこそ、私は気づけたし、親子関係を改善しようと私なりに努力し、今、ケン太といい関係を築けていると思うので。

不登校にならないであのまま進んだ場合のことはあまり考えたくない。

多分、いつもどこかケン太に期待してしまう自分のままで、その気持ちを押し殺したり、たまには言ってしまったり、そんなのをずっと続けてしまっているような気がするのです。

そんな自分に戻りたくないので。

だから、今の方がいい。

ケン太もそう思っていると思います。

 

改めて考えることはそうなかったのですが、

今回のやりとりで、自分の思いを確認できました。

 

親の思いがどうであれ、子どもが同じように思っているかどうか?ですよね。

何も後悔がないのなら、それでいいですよね!

 

 

いつもありがとうございます。
応援ポチよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へにほんブログ村

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする