ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

卒業アルバムを開いて・・・

2013-03-20 15:12:08 | 中学校生活
卒業式の前の日のことですが・・・

担任の先生が卒業アルバムを持ってきてくれました。
卒業文集と合唱祭のDVDなどの記念品と一緒に。

ケン太もその場にいたから、受け取ったことは知っている。
しばらくリビングに置いてあったけれど、ケン太は見る気配なし。

写真館に写真を撮りに行ったのだから、どんな仕上がりになっているのか気になる。
1~2年の頃の写真も載っているはず。
でも、あまり触れたくない時期もある。

見たい気持ちと躊躇する気持ち。

複雑な気持ちで、そ~っと開いてみた。

うわ~っ、いきなり授業風景。
これまでできることなら目に触れたくなかった現実が目の前に・・

やっぱり、ぐっ~っとくるね~
思わず、涙ぐむ。

そして、写真館の写真。
歯は見えなかったけど、薄笑いしてた。
まあ、まあ、いい感じかな。

背景の色が皆とは微妙に違うから別撮りがバレバレだね

ケン太のクラスの子達、初めて見たよ。
春の集合写真も修学旅行の写真も1枚もないからね。

こんな子いたんだ~って見ていたら、イケメンにくぎ付け

そこにケン太がやってきて覗き込む。

「この子、イケメンだわ~」ってどんな親じゃ。

「副担ってこいつだったんだ・・」(あ、そっち?

副担も知らないで終わっちゃったのか

ケン太はその一瞬だけで、あとは見ていない。

多分、学校へ行っていても1回見て終わりのような気もするけどね。

想い出に浸るタイプじゃないから



クラスの子たちが書いてくれたメッセージカードもいただく。
ミニアルバムになっていて、DVDも添えられていた。

これはクラスの子がお互いにメッセージを書いて交換したもの。
ケン太の場合は、一方通行だけどね。

女の子の3人から「優しくしてくれた」って。うふ

お掃除をとても頑張っていたね・・・というメッセージも。

「もし僕が原因で君を傷つけていたらごめんなさい。
僕になにかできることがあれば最大限やるつもりです」
なんていう気になるメッセージも・・・

ケン太はメッセージには全部、目を通していた。


DVDはクラスの活動写真をスライドショーにしたもので、
所々に先生の言葉が添えられていた。

修学旅行の写真に、ケン太も何枚か写っていた。
でも、どの写真も表情が暗くてうつむき加減。
一枚だけ笑顔の写真があるけど、顔が引きつっている。

こんな表情をしていたなんて知らなかった。
うちには一枚も写真がないからね。

ケン太は修学旅行の代休明けから完全に学校へ行けなくなったんだ。

私は「修学旅行に行けた」って喜んでいたけれど、
ケン太はどんな思いだったのだろう。

ちょっとかわいそうになってしまった。

また、また、涙ぐむ



いろんな思い出いっぱいの写真。


こんな時もあったな~と懐かしい写真もあったけど、
逆に、あの時はよかったのにと思ってしまったり、

けん太が参加していない行事の写真には、
その時に家にいたケン太のことを思い出してしまったりした。


でも、もう過去のこと。

全て卒業!

これからは新しい思い出を作っていきたいね







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2 コメント

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はじめまして。 (高二男子)
2013-03-20 16:02:12
みぃみさんのブログ、いつも読ませて頂いてます。
ケンタ君、卒業本当におめでとうございます!!僕も、嬉しくなっちゃいました笑

僕は、現在高校二年生なのですが、欠席が重なってしまい、休学→退学です。
高校受験の時は、本当に全力で頑張ったし、悔いはなかった。
けれど、高校に入学してから、思い描いていた毎日が崩れて行きました。
普通に学校は楽しいし、学校に行けば沢山の友達が待ってる。
でも、宿題をやっていなかったり、寝不足だったり、ほんの些細なことで欠席してしまうと、休み癖がついてしまい、欠席が続いてしまいます。
次第に学校に行きづらくなってしまいました。

ケンタ君のケースは、僕と少し類似していると感じました。
でも、僕とケンタ君は歳が違う。まだやり直せる。
いや、新しいスタートを切れます!
僕は中1の時に父を亡くし、高校で不登校になったとき、父からの後押しが無かった。
母からも。

でも、ケンタ君には立派なお母さん、そしてお父さんがついています。
一度不登校になると、「学校を休んでしまうきっかけ」を作りがちになってしまいます。
ご両親で、「学校へ行くためのきっかけ」を見出してあげるのはどうでしょうか?
僕はこんな結果になってしまったけれど、自分の人生を諦めていません。
高認試験というものを受験し、現役でみんなと同じ様に大学へ進みたいと思っています。

様々な手続き、本来ならば不必要な試験。
自身で尻拭いをするのは、本当に大変です。

みぃみさん、ケンタ君が折角入学できた高校です。ケンタ君自身の問題でもありますが、ケンタ君が無事に高校を卒業できるよう、ご両親の後押しが必要だと思います。


長々な文章になり、偉そうにすみませんでした。
こんな未熟者の話ですが、どうか参考になればと…。
これからも、みぃみさんらしく、ケンタ君を見守ってあげてくださいね!
返信する
高二男子さんへ (みぃみ)
2013-03-21 00:57:20
はじめまして。
コメントありがとうございます。

仰る通り、ケン太と似ていますね。きっかけはあったにしろ根本の問題が表面化してしまったのだと思います。朝、起きれない。宿題をやらない。これは家にいてもなかなか克服できないことです。なので、高校に入ってからもやはり不安です。

父親に背中を押してほしかった・・・こう子どもにそう思ってもらえる父親はそういないと思います。いいお父様だったのですね。子どもが不登校になると、まずは行かせようとして子どもを追い込んだり、否定、非難する言葉を浴びせてしまったりそういうことも起きてくるので、子どもは親の言うことに耳を塞ごうとしたり、親子の信頼関係が崩れてしまうことはよくあることです。

うちの主人も今のケン太の状態にうんざりしていて、人格否定する言葉も使う時もあるので、ケン太は主人が何か言おうとすると逃げます。この状態では背中は押すのはなかなか難しいですね。少なくとも背中を押されたいとは思っていないようです。まずは背中を押せる親子関係を築くことが大切なのだと思います。

退学という残念な結果になってしまいましたが、退学してしまったからこそ、事の重大さにも気づけたのではないでしょうか。現に、今、高二男子さんは高認試験を受験し大学へチャレンジしようとしています。もしそのまま高3に進級できていたとしたらそこまでの意欲が湧いていたかどうか・・・どうでしょうね。

尻拭いの大変さを知ったこと。これは高二男子さんの貴重な経験だと思います。この先、その経験がどこかで活かされるかもしれません。人生、無駄なことなんて何もないのですから。

ケン太はとっても天邪鬼なんです(汗)まず、人に動かされたくない。自分が納得しないと動けない。ただ、人のせいには絶対にしない。いいのか悪いのかって感じなのですが・・・

失敗してもいい。ただそこで垂れることなく、這い上がってほしい・・・そう願っています。高校生になると親は見守ることしかできないのかもしれません。ただ、ヘルプを求めてきたら力になってあげたいです。陰でこっそり動くかもしれません(笑)ヘルプを求められる親子関係を気付き、目は離さないで見守ってあげたいと思います。

ケン太の応援ありがとうございました。とっても嬉しかったです。
高二男子さんもまだまだこれからいくらでもやり直せますよ。頑張ってくださいね。
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