日テレの番組『カズレーザーと学ぶ。』
昨日のタイトルは「ストレス社会の生き方」でした。
五月病という言葉があるように、今は、一番、ストレスを感じる季節かもしれません。
この時期をどう乗り越えたらいいのか?
「うつ病」のメカニズムもわかってきたようでして。そのお話でした。
大きなストレスはわかりやすいけど、本人がそうと気づいていなくて知らずと蓄積されるのが「マイクロストレス」
それが溜まりに溜まると「うつ病」や「心の病気」の引き金になるそうです。
まずストレスがかかると感情の処理に関わっている「扁桃体」に信号が届く。
そこから二つの経路をたどる。(どちらか)
脳幹⇒セロトニンを弱める⇒精神的は病状(イライラ・仕事意欲低下)
脳下垂体⇒コルチゾール分泌⇒身体的な症状(高血圧・糖尿病)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/75/43a35ae473da0ea4866200fc2148dd61.jpg?1683729833)
そのことにより自分がどんなタイミングでストレスがかかるのかがわかるように。
そして、ストレスがかかっている状態の時に「電気信号」を与え、嬉しい状態に変化されることも可能。
感情を操作することで「うつ状態」を回避させることができるように。
そんなことが出来るようになってきたんですね。
そして、「うつ病」は「心の病気」ではなく「脳の病気」であるとも。
体内に潜む「ウイルス」が原因ということがわかってきたそうです。
「単純ヘルペスウィルス1型」というものですが、成人の約100%が感染し、保有しているとのこと。
疲労などの強いストレスを感じると、そこから逃げるためにそのウイルスが唾液中に出現。
そこから脳の方の移動し、脳細胞にカルシウムを流入し脳細胞を破壊して「うつ病」を発症。
そのウイルスの抗体の陽性者は陰性者よりも「うつ病」の発症率は12倍だそうです。
うつ病患者の8割が抗体を持っているそうです。
「うつ病」になりやすい人・・・「一喜一憂が大きい人」
大きな喜びと悲しみの落差が激しいと、脳に強い負担がかかる続けるからだそうです。
ワンクリックで多額のお金が動く、ディーラーなどは非常にうつになりやすいとのこと。
一方、ずっとつらい環境であっても、そのうちその境遇に慣れて来て、つらさがだんだん減ってくる。
年齢が上がることでも、経験で得た知識が感情やストレスの制御ともなる。(結晶性知能)
若い人の方がダメージを受けやすい。
「寝だめ」はよくない。
平日、休日の睡眠時間の差が大きいほど「抑うつ」の人が多い。
寝だめを継続すると、体のリズムが崩壊される。(時差ぼけ状態)
その差が大きい人ほど体の不調が出てくる。⇒落ち込む、憂鬱、やる気の低下を引き起こす。
解決・・・睡眠中央時間をずらさない。
【ストレス解消法】
1、ストレッチ・・筋肉の緊張⇒心の緊張
2、笑う ・・・・交感神経が活性化
3。泣く・・・・・副交感神経が優位に
もしストレスが全くなかったら?
アメリカで、定温、無音、無臭のストレスのない生活を送る実験を行った結果・・・
被験者の体温調節機能が失われたそうです。
精神的にも影響を受けやすくなる。
人間は歴史上、猛獣に襲われる、山火事など、危機感を持つことで生き延びてきた。
短期的、定量ストレスであれば、コルチゾールを分泌。
アドレナリンのような、やる気、記憶力をあげるホルモンも分泌。
一過性にコルチゾールが増加するのはよし。負荷が消えて、基準値に戻る⇒正しい姿。
しかし、負荷がかかりすぎ、コルチゾールが増えないのが危険。
ストレスの量により「いい面」にも「悪い面」にもなる。
その基準とはなんなのか?
「苦痛」と思うか、「チャンレジ」と思うか・・・だそうです。
新しい仕事に挑戦する時に「こんな仕事辛いから嫌だ」と思うか「チャレンジだ頑張ろう!」と思えるか。
適度なストレスは必要ということですね。
私は、認知症の改善策を発信しているところから情報を集めていますが、
このところ、「うつ」についての情報も多く発信されるようになってきました。
なぜなら、認知症と診断されている方の約3割は誤診で、正しくは「うつ病」だそうです。
それだけ、認知症とうつは症状が似ていて、切り離すことができない問題となっています。
今回のお話で、ストレスがかかると感情の処理に関わっている「扁桃体」にまずは、信号が届く・・・と説明されていましたが、
「扁桃体」のすぐ側にあるのが、記憶を司る「海馬」です。
ストレス刺激が長く続くと、海馬にも影響を及ぼし、記憶力低下などを招きます。
それが「認知症」と誤解されてしまうようです。
コロナの影響で、中等度以上のうつ症状がある子どもの割合が、高校生30%、中学生24%、小学4~6年生15%にのぼるそうです。
(2021年、国立成育医療研究センタによる「コロナ×こどもアンケート」調査)
そのうち、「自殺や自傷行為について考えた」という質問に対し、高校生7%、中学生5%、小学4~6年の7%が「ほとんど毎日」と回答したそうです。
コロナの影響とは思いますが、かなりの数です。
身近な問題になってきています。
「うつ」は誰がなってもおかしくないそう病気だそうです。
自分は大丈夫では?と思ったりもしますが、今後の人生がどうなるかわからないし、自信を持って言えるものではありません。
ストレスのない人間なんてないですものね。
避けては通れないストレスと、上手く付き合っていければと思います。