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ゲオルク・ショルティー指揮  シカゴ交響楽団  マーラー5番

2023-11-27 21:50:25 | 音楽夜話(クラシック)

11.27 4:00-6:00  20:00-22:00Musiq3


マーラー交響曲第5番嬰ハ短調


ゲオルク・ショルティー指揮
シカゴ交響楽団


1990年11月30日 ウィーン、ムジークフェラインザール


温故知新。
時々、以前のライブがプログラムに上がることがある。1990年の
録音のものだった。ショルティーはレコードで廉価盤になっていた
マーラーの1番「巨人」を持っていた。シカゴ響だったけど、
筋肉質の固めの演奏だったように思う。情緒に流されない忠実な
演奏だけれども、力強い感じは「巨人」というタイトルにも
つながるのかなとも思った。


今回は5番。シカゴ響とは全集になっているけれど、70年に
シカゴ響とセッション録音されたものではなく、90年に
ロシアからヨーロッパへのツァーでムジークフェラインで
収録されたライブ。もしかしたら放送局が持ってる
違うテイクとかレア盤だったらという事も頭をかすめたが、
CDを流したようだった。
それでも、70年と90年。環境はちがうけれど、指揮者、
楽団が20年ぶりに取り組む1曲。
何気に録音したが、聴き通してしまった。


70年のものも配信で聴いてみたが、角張っている70年よりも、
ショルティー自体の演奏が丸くなったというか、ふくよかな聴きやすさ
を醸し出していて、これはこれで、ヨーロッパに触れたアメリカ楽団
という雰囲気を醸し出している。


ショルティー自体、SIRの称号を得て、認められてはいるものの、
余り話題にならなくなった。時代の流れと言ってしまえばそれまでだけれど、
この5番もオンリーだから、それ以上の2回目の全集にという事もないし、
一時代の楽団の話題だけれど、これはこれでなかなかいい演奏だったと思う。




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