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ケント・ナガノの静と動。

2022-03-05 07:59:15 | 音楽夜話(クラシック)


ケント・ナガノの静と動。


インターネット・ラジオ放送で、ブルックナーとアイヴスを聴いた




3月1日
BR-KLASSIK 8:40-9:50


Anton Bruckner: Symphonie Nr. 7 E-Dur
(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin: Kent Nagano)


ナガノは、3・6番をこの楽団で録音しているが、
7番はバイエルン国立交響楽団で録音がある。
放送のクレジットに間違いがなければ、アルバムにはならなかったが
古巣での録音があるわけで、放送があっただけでもレアかも。
録音日時不明。


荒れることなくスムーズに滑らかに進んでいった。始終それは変わらなかった。
弦の響きが美しい。オルガン版を聴いているような錯覚。アンサンブルが綺麗。
美しい7番を聴いた。


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3月3日
LCBest.Nr
Charles Ives ・Sinfonie Nr. 2 
Mahler Chamber Orchestra Kent Nagano
Konzertaufnahme vom Konzertaufnahme vom 31.08.2012
in der Philharmonie Berlin 40:27


アイヴスのコンサートは沸いていた。
最後の不協和音が短く鳴り響いた後で歓声が沸いた。
1・2楽章(急)3・4楽章(緩)5楽章(急)の
3部構成の様な感じもした。12 45は切れ目なく
演奏され、最後は不協和音で終わり解決されない感じが残る。
1楽章の弦楽合奏は荘厳な感じがして、古典的な様相を呈する。
2楽章の木管の質感もよく、バランスよく鳴らしている。
345と静かな楽章から終楽章への盛り上げも上手くいき、最後の
不協和音で終演。会場は盛り上がる。
バランスの取り方の上手い指揮者なのではないかと思う。
日本国内でなく海外で活動するべく方なのだろう。
アバドもかかわっていたマーラー室内管弦楽団は技量も高いものがある。



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