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スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー生誕100周年を記念して ブルックナー・交響曲第8番

2023-10-03 22:54:48 | 音楽夜話(クラシック)
10.3 1900-2100
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー生誕100周年を記念して


Deutsche Radio Philharmonieザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団


Stanislaw Skrowaczewski, Dirigentスタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮


Anton Bruckner:Sinfonie Nr. 8 c-Moll ブルックナー・交響曲第8番ハ短調


2015年11月6日 ザールブリュッケン・コングスハレ
Aufnahme vom 6. November 2015 aus der Congresshalle Saarbrücken
(日本でいう地域の文化会館の様なもの席数1300席)


スタ二スラフ・スクロヴァチェフスキー生誕100周年。
93歳で亡くなっている。
60年代はアメリカで、古典から現代音楽まで担当し、
作曲家としても活動していた様子。90年代にブルックナー
指揮者として、頭角をあらわした。


それまでのブルックナー指揮者のベクトルとは違うものも
あったのだろうけれど、一時期のブームもあって、都度来日して
日本のオケと公演を持った。


アルテ・ノヴァレーベルからブルックナーの全集を出した。
その陰で若杉氏も録音していたが、単品で終わって
彼にバトンを渡したようだ。8番は93年10月収録。


2006年にN響と、2016年1月(92歳)に読響と8番を演奏して、
これはCD化されている。
2016年11月に脳梗塞で、それ以降闘病生活に入り、
2017年2月21日(93歳)に逝去された。


ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ
放送フィルハーモニー管弦楽団の前身である、
ザールブリュッケン放送交響楽団と93年に録音し、
2007年から他の放送交響楽団と合併し現在に至っている。
スクロヴァチェフスキ―はそこの首席客演指揮者だった。

今回の8番は、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団での最後のブルックナー演奏。
演奏の核になるところは変わってないと思うが、掘りは深くなった
ような気がした。
テンポも幾分ゆっくり目のような気もするが、許容範囲か。
落ち着いた運び。
3楽章は暗めで深い森のよう。終楽章はテンポアップして
たたみかけたりする。最後は、怒涛に終わる。
彼のイメージしていたブルックナーはこのようなものだった。
90歳超えても自己を貫いたようなブルックナー演奏。

2016・4 ベルリン放送響と8番のCDが再録されて出ている。 
ドイツ・ラジオ・フィルハーモニー・オーケストラ・

スクロヴァチェフスキ-生誕100周年。
https://www.drp-orchester.de/drp/aktuell/Skrowaczewski100.html




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