狂気の福島第二原発再稼働
老若男女問わず、原発再稼働反対運動に反対する人々の抗議活動が全国規模で広がっています。
本年の3月から始まりました毎週金曜日の夕方からの反原発抗議運動は、回を重ねるごとに増加し6月29日には20万人にまで膨れ上がり、かつてない様相を呈しています。
国民の反原発抗議運動の拡大は、福島第一原発の事故による国民への影響が余りにも大きく、国民の生存権さえも脅かすという事態にようやく腰の重い国民は腰をあげたのです。
また国民の間に「反原発」が拡大するなかで、あまりにもずさんな関西の大飯原発強行再稼働という政府の暴挙に国民は激怒しました。
「政府や、電力会社は国民安全のことを考えているのか!」
2号機と3号機の間を通る断層が活断層ではないのかという専門家の疑問には答えないばかりか、ベント設備や、免震重要棟は3年後に整備すると関西電力自身がいうのに、政府は「基本的な安全は確認できた」と再稼働を強行したのですから国民は怒り心頭です。
さらには、大飯原発が事故を起こした際に原発につながる道路が狭すぎて、緊急車両が通ることも出来ないとの指摘にも回答することはありません。
とにもかくにも再稼働強行という暴挙に出た政府に、国民への思いやとなどというものは微塵もありません!
知事と首相がセレモニー的に会談をして、首相が
「地元の理解は得られた!」
と花火を上げれば、知事も
「首相が記者会見をして、再稼働を奨励した!」
と再稼働へのゴーサインを強行したのです。
この様な府民、国民騙しの大飯原発再稼働に対して、多くの国民の怒りが爆発して全国的な反原発運動へと発展しているのです。
この反原発抗議運動は、大方の人たちの予想に反して大きなうねりと成って民主党政権に牙を剥いて襲いかかり、民主党政権を大きく揺るがしています。
このように反原発運動が、拡大するなか衝撃的な情報が飛び込んできました!
「政府と東京電力が、福島第二原発の再稼働を画策している!」
という驚くべきものでした。
福島第二原発から北へ12kほどのところにある福島第一原発では、未だに危機は脱しておらず懸命の沈静活動が続けられていますのに、このような暴挙と言うべき行動は決して許されるべきものではありません!
未曾有鵜の大事故を起こして、終息もままならず国民の前で平身低頭する東電と、政府の関係者達は、いったい何を考えているのでしょうか?
福島第二原発は、3.11の災害時には福島第一原発と同様に地震の影響を受けて、3本ある送電系の内、2本を喪失し、その後の津波では原子炉の冷却機能が喪失してしまい福島第一原発の二の舞かという事態にまで陥っていのです。
一時は、原子力緊急事態宣言が発令されるほどの危機的状況でしたが何とか冷温停止する事が出来たといういわくつきの原発なのです。
「大事故に繋がらなかったのが奇跡だ!」
と福島第二原発所長にいわしめるほどの事態だったのです。
表向きは、東電も福島第二原発は再稼働は「未定」としているものの本年の4月には、これから10年間の運転管理方針を原子力安全・保安院に提出して認められています。
廃炉どころか、いつでも再稼働できるように冷温停止状態をこのまま継続して再稼働待ちというのです。
原発最前線で戦う作業員達の間で話題になっている福島第二原発再稼働について、今年の初めころから噂が広がり始めました。
最前線の技術者達に東電より、問い合わせがあったり、7月4日に、前月就任した東京電力の下河辺和彦会長と、廣瀬直己社長が、福島第一原発と福島第二原発を視察して、
「福島第二原発の機能は全面的に回復した!」
福島第二原発の復旧をぶち上げたと言います!
また
「複数の地元首長から第二原発を含めて、廃炉をする申し出を受けた」
「そのような気持ちを持つ人がいることは、受け止める」
と福島第二原発の今後については明言を避け、未定としてしまいました。
なんと東電は既に福島第二原発再稼働の意向を一部の関係者には伝えているのです。昨年暮れに当時の西澤社長が協力企業を集めて、福島第二原発を再稼働する方向で検討しているという意向を話しているのです。
そしてね協力企業に対して、いつでも再稼働できるように準備をするようにも要請しているのです。
しかも、驚くことに東電は、家庭向け電気料金の値上げ申請に福島第一原発の5号機、6号機と福島第二原発の再稼働を見込んで、料金原価にこれらの減価償却費を算入していたといいます。
原発は、減価償却が終わってしまえば、永久に利益が出る金の成る木なのですから、東電を始めとする原子力ムラの存続にとって必要不可欠なのです。
大飯原発のように政府、電力会社と一体になって詐欺的手法で再稼働を始めるのです。
柏崎刈羽再稼働の動きもありますが、民主党を支える電気事業連合会や、労組が手先にしている仙谷由人を中心とした売国奴達が暗躍して、「停電回避」という脅しで再稼働を国民に容認させようとしています。
これほどまでま福島第一原発事故を起こしながら、なおも不安定な原発の再稼働を画策する売国奴達を根絶しなければ、安心して暮らせる国土は消失してしまいます。
原子力カムラの私利私欲によって日本が滅びてしまうのか、それとも原子力カムラを完全解体するのかという問題に成ってしまいます。
「反原発」「原子力カムラ解体」ですね!