日刊ゲンダイ 2019/05/22
発がん性の疑いがある農薬「グリホサート」をどれくらい摂取しているのか――。国会議員らの毛髪を使って検査したところ、驚くべき結果が出た。山田正彦元農相が共同代表を務める「デトックス・プロジェクト・ジャパン」(DPJ)が21日、参院議員会館で開いた会合で明らかにした。
旧米モンサント(現在は独バイエルが買収)の除草剤「ラウンドアップ」に含まれるグリホサートについて、世界保健機関(WHO)の下部組織「国際がん研究機関」が、毒性や発がん性の懸念があるとしている。欧州など海外では使用禁止や規制強化に動いているのに、日本は2017年12月、残留基準が大幅に緩和され、小麦は改正前の6倍、ソバは150倍に引き上げられた。「100円ショップ」には、グリホサートを含む除草剤がたくさん並ぶ。
DPJは21日、日本の“グリホサート漬け”の実態を探るため、「検査プロジェクト」を立ち上げ、広く参加を呼びかけたのだが、それに先立って、国会議員23人を含む28人分の毛髪を仏の機関で検査した結果を発表した。グリホサートか、グリホサートが分解してできるAMPAが検出されれば、グリホサートが体内に存在していたことになる。
〈両方検出〉4人
〈グリホサート〉4人
〈AMPA〉11人
〈検出せず〉9人
28人中、実に7割にあたる19人から検出されたのだ。
環境脳神経科学情報センター副代表で、DPJ顧問の木村―黒田純子氏は「検査を受けた国会議員は、有機野菜を積極的に食べるなど食の安全への意識が高い人たち。それで、この割合での検出には驚きです」と語った。
会合には国会議員9人が顔を見せた。近く、食の安全の議員連盟を立ち上げるという。
「少し、強引だとは思ったのですが、最初に国会議員に検査をしてもらい、当事者になってもらった。今日の議員の発言からは、本気度を感じました」(山田正彦氏)
立法府は食の安全を取り戻せるか。
カモ去ってカッコー来る。
昨日の雨の日のことだった。カモもだんだんと数が減り、家族連れはもうしばらく前からいなくなっていた。そして昨日はとうとう1羽もいなくなってしまった。その代わりにカッコーが来た。「どうせ来るならその何日も前からいい天気だったのに」と勝手なことを思っていた。今日はさらに近くまで来て鳴いている。録音してやろうと携帯を取り出すと鳴きやんでしまった。