年長もり組S。
卒園を来週に控え、3年間の思い出に浸っていると、森のたまごで育って本当によかったと思えることがたくさんあります。
【やりたい!という気持ちをもてる】
H君の誕生会。Sに、プレゼント何にしようか?と聞くと「H君はお弁当によくイチゴ入ってるから、イチゴジュース!」と即決。そして
「自分でおつかいで買いに行きたい!」と。
母としては、「こっちのスーパーの方がいいイチゴありそうだよ」とか「大きな交差点渡るの怖いなぁ」とか「用水路が怖いからお店の前まで送っていくよ」とか、いろいろ言葉が出てしまいました。
しかし、Sは頑なに「いやだ!」と。最後は根負けして、任せることにしました。
誕生会の前々日。いざ出発。お金の入った巾着袋をくしゃくしゃに握りしめて、歩いていきました。ひやひやして待っていると、はぁはぁ息を切らせて帰ってくる。「イチゴ売り切れだって。朝ならあるよってお店の人が言ってた」と。イチゴが無かった残念さ、お店の人に聞けた安心さ、1人で道を歩くドキドキさ。いろんな思いが混じったから、走って帰ってきたんだと思います。
そして前日。再チャレンジ。やっとの思いで手に入れたイチゴを、横にならないように両手で大事に持ち帰ってきました。怖がりな性格のSにとっては、大冒険でした。
森のたまごの日常生活では、穴を掘りたい、木にのぼりたい、火をつけたい、秘密基地つくりたい、車ごっこしたい、動物ごっこしたい…という、やりたい気持ちを受け止めてもらって、やり切らせてもらってきました。それも、毎日、毎日。
やりたい事をやり切らせてもらった経験がたくさんある。そして、やれなかった悔しさを味わい、自分の力量を知れた経験もある。
だからこそ今、やりたい!という気持ちが湧いてくる、自分はこれやれる!という自信をもてる、そんな子に育ったんだと思います。
たまごで育って、本当によかった。
(年長母 しおな)
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