
今年も山口県の湯田温泉方面に出かける用事があったので
山口情報芸術センターに寄ってきた。
安藤洋子(ダンサー)のインスタレーション
3つのステージがあって
そのうちのひとつの上では、体を動かすと
モニターに映る仮想の立体に触れ、音が出る。
いろんな音を出そうと手足を動かしている人を傍から見ると
奇妙なダンス(人によってはかっこいいダンス)を踊っているように見える。
別のステージでは
センサーがステージ上の人間の片手と片足の先を認識して
モニター上に手足の動きの軌跡を描く。
軌跡を何かの形にしようとして
移動したり手を動かしたりする人を傍から見ると
なかなか優雅なダンスのように見えてオモシロイ。
まだ他に人もいなかったので
くにゃくにゃダンスをして遊べてよかった。
平川典敏(現代美術家)のインスタレーション「木漏れ日の向こうに」
大きな箱状の透き通ったスクリーン(四方から見ることができる)に
映像(安藤洋子のダンス)が
観客の一人がウォーキングマシーンで歩き始めることによって、動き出す。
(この観客の影がスクリーンに映って
箱の中のヒキコモリの女の人に働きかけているイメージになるんだそうだ。)
うずくまっていじいじしている人が
立ち上がって外の世界へ出ていこうとするというダンスが
ミヒャエル・ローターの音楽と相まって、感動的だった。
(篠原六花ちゃんのビデオ審査のコンテンポラリーというのも
こんな感じのダンスかな?)
時間があったらもう一回でも二回でも見たかったのに残念。
今回の展示も無料で(駐車場も無料)観られるなんて
山口県は太っ腹だー。