今日ももたもた

絵本描いています。
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キトラ古墳

2016-10-10 22:01:00 | ノンジャンル
「期間限定!」とか「今だけのチャンス‼」という言葉に弱いので(^^; 普段それほど古墳に興味があるわけではないのですが(^^;; キトラ古墳壁画特別公開(第一回)に行ってきました。

「キトラ古墳体験館 四神の館」の中の保存管理施設で、今回は、天井の天文図、南壁の朱雀、西壁の白虎を観ることができます。
見学時間は約10分間。
想像していたものより小さくて繊細でした。

キトラ古墳は7世紀末から8世紀初め頃に造られた古墳で、凝灰岩の石室の漆喰を塗った壁に玄武(北)、青龍(東)、朱雀、白虎の四神が描かれており、その下には獣頭人身の十二支、天井には現存する東アジア最古の天文図も・・・ということで、極めて価値が高いそうです。

実物の見学のほか、体験館で、石室内の壁画を剥がす工程や保存修理についての映像なども見ることができ、興味深かったです。
発見されたときの壁の漆喰は、酒粕のように脆くなっている状態。
それをまず「表打ち」して、このために特別につくられた工具で石室から剥がし、裏打ちしてから表打ちを剥がすという、気の遠くなりそうな作業なのでした。
CGを駆使しているあたりも、今だからこそできる技術だなあと。






その前日は、大坂府立近つ飛鳥博物館へ行き、
(周囲の緑に馴染んで建つこの博物館は、安藤忠雄の設計だそうです。)
(その周りの史跡公園「近つ飛鳥風土記の丘」:古墳がいっぱいの群集墳。)
(そこでドクツルタケっぽいのとかいくつかキノコに会えました(*^_^*))
(中でも嬉しかったのは、ツチグリに出会えたこと。)



エリマキツチグリ?
まんなかのふくらみは柔らかくて、ここを押すと、プシューっと胞子が出てきます。

その翌日は、興福寺の国宝館で何年かぶりに阿修羅像に会った後に、橿原考古学研究所附属博物館というところで「蘇我氏を掘る」という企画展を観てきました。





私の主目的は「最強毒キノコ探し」だったのですが、今回も会えず、残念でした。
森の道で、「毒キノコを探している」と、巡回している警察?の人にうっかり言ってしまって、怪しまれてしまいました。