1973年、ヘンリー・ダーガーというひとりの老人が他界し、はじめてその作品群が発見された。
何千ページにもおよぶ日記や自伝などの書き物。
15,000ページを超える、おそらく世界最長の小説。
多くが3メートル以上もある数百枚の絵。
周囲の人々が「貧しい普通の老人にしか見えなかった」と口々に語るその男は、自分だけの小さな別世界に生きていた。
彼はそれを“非現実の王国"と名付けていた。
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映画「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」を観た。
発表するつもりもなく誰に知られることもなく、生涯を費やして、自分のためにだけ描いた物語。
少年時に送り込まれた施設での虐げられた生活が、「子供奴隷」それを救う「ヴィヴィアンガールズ」の物語を生み出す元になったのでは、と映画では推測している。
ダーガーの死後、膨大な作品群を発見したアパートの大家さんが芸術家だったため、こうして世に知られることになったが、そうでなければ・・・
最近、独居老人の遺した住まいを片付ける便利屋さんの話を見聞きするけれど、そこに頼んだら、顧みられることもなく処分されてしまったでしょう。
ヘンリー・ダーガーの絵を初めて目にしたのは、桐野夏生の「リアルワールド」を読んだとき。
表紙にダーガーの絵が使われていて、物語を感じさせる不思議な絵だなぁ・・・と印象深くて、
本の内容と微妙にずれたところですごくマッチしているような。
装丁家のセンスにも感心した。
何千ページにもおよぶ日記や自伝などの書き物。
15,000ページを超える、おそらく世界最長の小説。
多くが3メートル以上もある数百枚の絵。
周囲の人々が「貧しい普通の老人にしか見えなかった」と口々に語るその男は、自分だけの小さな別世界に生きていた。
彼はそれを“非現実の王国"と名付けていた。
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映画「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」を観た。
発表するつもりもなく誰に知られることもなく、生涯を費やして、自分のためにだけ描いた物語。
少年時に送り込まれた施設での虐げられた生活が、「子供奴隷」それを救う「ヴィヴィアンガールズ」の物語を生み出す元になったのでは、と映画では推測している。
ダーガーの死後、膨大な作品群を発見したアパートの大家さんが芸術家だったため、こうして世に知られることになったが、そうでなければ・・・
最近、独居老人の遺した住まいを片付ける便利屋さんの話を見聞きするけれど、そこに頼んだら、顧みられることもなく処分されてしまったでしょう。
ヘンリー・ダーガーの絵を初めて目にしたのは、桐野夏生の「リアルワールド」を読んだとき。
表紙にダーガーの絵が使われていて、物語を感じさせる不思議な絵だなぁ・・・と印象深くて、
本の内容と微妙にずれたところですごくマッチしているような。
装丁家のセンスにも感心した。
今度、見てみたいと思います。
レンタルあるかな?
い~な~・・・
レンタルはあるんでしょうか?
字幕を読みながらだと、絵の方に集中できなくて(瞬時に理解できるほどのヒアリング能力があれば・・・!)
できれば吹き替え版でもう一度観たいものです。
若者の街、渋谷は疲れるからなー。
レンタルまで待つかもしれません。
画集は見たことがあるのですが、展覧会は行けませんでした。怖いドラマのエンディングに使われていて衝撃を覚えたのが最初の出会いです。
時間も、遅めの時間に一日一回だけの上映になってしまっていたので、全編殆どナレーション(プラス生前のダーガーを知る人へのインタビュー)の映画、正直なところ、途中では睡魔との闘いに・・・(^_^;)
おうちでゆっくり観るのもいいかもしれませんね。