うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

帰ってきました、沖縄!!

2007年03月30日 15時18分43秒 | うちなー日記(沖縄編)
沖縄に一ヶ月ぶりに帰ってきました。
今日は、関西地方は朝方まで荒れ模様で、雨風ともに強かったのですが、昼前には嘘のように晴れ、12時30分に伊丹空港を離陸したANA105便(B777-300、JA752A)は沖縄まで実に快適なフライトとなりました。
沖縄も今日は快晴、気温はなんと27度で、夏日です!
もちろんクーラーがかかっています。
現在、高速バスで一路琉球大学を目指しているところです。
こんなに良い天気だと、なんだかテンションも上がりますねぇ。

災いを呼ぶ男・・?

2007年03月25日 22時56分27秒 | うちなー日記(沖縄編)
停電し、停車中の「はやて2号」の車内

今日の能登沖地震の発生時、実は私はちょうど東北新幹線に乗っていました。
後でアップしますが、この一週間ほど、北海道を旅行してきた帰りだったのです。
八戸発の東京行き始発便、はやて2号(東京着9時51分)に乗車し、大宮を通過して、まもなく東京到着というところで、突然車内の電気が消え、速度が下がり、ついに車両は高架橋の途中で停車してしまいました。標識を見たところ、田端のあたりでした。
最初は信号停車かなにかだと思ったのですが、なかなか発車しません。
しばらくすると、にわかに車内がざわついてきました。
そこに、車掌からの車内放送が入りました。
「現在、この地域で停電が発生した模様です。車内照明、自動ドアなども停止しております。自動ドアは手で開けていただきますようお願いいたします。お急ぎのところ、まことに申し訳ありません。」
車内からは、驚嘆の声があがりました。私も、去年の8月の大停電の件(8月14日の記事参照)もあり、また東京で停電に巻き込まれるとは・・と、ただただ呆れるばかり・・・。
そこからは、よくテレビで見るような光景で、携帯電話で連絡を取るビジネスマン、何故かトイレに急ぐ女性たち、興奮する子供・・。
ひょっとしたら、ここから近くの駅まで歩くことになるかもしれません。しかし、外は雨が降り、そうなるのは避けたい状況・・・。
そこへ、続報が放送されました。
「北陸地方で地震が発生した影響で、東北・上越・長野新幹線で送電が止まっている模様。線路の点検も行なっています。復旧までもうしばらくお待ちください。」
それを聞いて、私はてっきり中越地方の余震かと思ったのですが、さらに数分後の放送で、
「石川県能登地方で震度6強の地震が発生」
との情報が入り、あの地域でそれだけ大きな地震が発生したことに驚きました。
しばらくすると、送電が再開されたようで、車内照明が点灯しました。しかし、線路点検のため、まだ発車しません。
私は、携帯電話の充電が切れており、連絡もとれず、情報も入手できませんでした。こういうとき、携帯電話のありがたさが分かります。洗面所で携帯電話を充電しようと、デッキに出たところで、
「線路の点検が終わりました。運転を再開します。」
と放送が入り、車両が動き出しました。緊急停車から20分ほどがたっていました。
その後は、10分ほどで東京駅21番線に到着、ようやくホッとしました。

しかし、昨年の8月14日も東京滞在中に史上2番目の規模の大停電に遭遇し、一昨年の3月20日には熊本へ墓参りに向う途中で福岡県西方沖地震に遭遇、5年前に初めて祖母と沖縄に行ったときには、石垣島近海で地震が発生、津波注意報が発令されるはで、どうもこのところ旅行に行く先々で災害に遭っている気がしてなりません。もしかして私のせい? まあ、私自身は毎回無事で済んでいるのですが・・。はぁ・・・・・・。orz

それにしても本当に地震は怖いですね・・。震度6強の揺れなんて、想像もつきません。今は被害を受けた能登地方の人々の早期の復興を祈るばかりです。


リニア体感しました!

2007年03月20日 22時19分05秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日は世界最速の鉄道車両に乗車してきました。久々の弟との二人旅でした。
早朝7時、実家を出発し、近鉄電車で京都駅に出ました。
今日の試乗会は、京都駅で集合・解散することになっており、ここまでは自主行程です。
8時15分が集合時間なのですが、8時16分に京都駅に着いてしまい、焦りましたが、幸い点呼に間に合いました。
今日の試乗会は、奈良県の交通政策課の主催で、基本計画で奈良県にも駅が設置される予定になっており、県民にリニアの先端性と実用性を実感してもらおうと企画されたそうです。これまでは夏の親子試乗会(小学生の児童と保護者しか参加できない)だけの開催でしたが、昨年から一般向けの試乗会を春に行なうようになったということです。

まず8時35分発のひかり404号に乗車し、一路静岡へ。10時過ぎに静岡に到着。駅前で待機していた富士急の観光バスでJR東海の山梨リニア実験センターへと向いました。
今朝、静岡は雨が降っていたそうなのですが、私たちがバスに乗る頃には快晴になっており、途中からは富士山がよく見えました。富士川サービスエリアで休憩した際には、弟と富士山をバックに記念撮影もしました。私自身、これほど綺麗に富士山の全体像を見たのは久しぶりで、なかなか感動しました。
その後、バスは東名道、東富士五湖道路、中央道富士吉田線を経由して、大月インターで降り、実験センターに着いたのですが、中央道富士吉田線の都留インターから大月インターの間では、リニア実験線が高速道路の上空をクロスしており、車窓からもその様子を見ることができました。
13時20分に実験センターに到着。まずは見学センターを見学、リニアモーターカーについて、資料や映像で詳しく解説していました。続いて同センター内の展望室から実際のリニアの走行実験の様子を見学。車両は私たちが乗るのと同じものです。
最初に、時速300kmで西側から東側に通過しました。現在の新幹線の最高速度ですが、それほど速さは感じませんでした。その後しばらくして、今度はいよいよ時速500kmで通過しましたが、このときにはビュンという音とともに、文字通りあっというまに通り過ぎて行きました。さすがです、超伝導リニアは・・・。あれに自分が乗ると思うと、ぞくぞくしてきました。
見学を終え、14時10分から実験センターのガイダンスルームでリニアの概要についてレクチャーを受け、そして、ついに試乗のときがやってきました。
ガイダンスルームから搭乗口までは直結していて、搭乗口の周辺は、まさに空港のような雰囲気。今回の搭乗車両は、「MLX01」という車両で、新型の先頭車・中間車と在来型形状の中間車・先頭車の4両編成で、新型の先頭車はなんと、21mものノーズ(鼻先)を誇る靴べらのような形状の車両です(新幹線で最も鼻先が長い500系新幹線で16m)。
私の座席は3号車の11番D席、在来型中間車両の窓際でした。在来型といっても、まだまだ内装も新しく、液晶モニターが装備されていて、説明映像が流れるようになっており、その丸っこい内装は、これも飛行機のような雰囲気でした。(ちなみに座席は大坂方面向きで固定)

実験センターを出発、思いのほかスムーズな走り出しで、いつ走りだしたのか気付かないほどでした。すぐにトンネルに入り、しばらく走行した後一旦停止しました。
ここから、後ろ向きで時速300km走行を行ないます。走り始めると、速度が上がるとともにタイヤ(低速時用)の走行音と振動が大きくなりましたが、時速160kmほどで「離陸」、タイヤを格納すると、スーという滑るような音と風きり音しか聞こえなくなり、振動もほとんど収まって、不思議な感覚になりました。トンネルから出て、次のトンネルに入るまでの景色を眺めていると、まさに新幹線のぞみと同じ程度の速度感でした。再び時速160km付近で「着陸」し、東京側の実験線終端で停止しました。解説ビデオが流れた後、いよいよ時速500km走行が始まりました。ちょっと実験をしたくなり、弟に携帯電話を渡しました。走行中に実家に電話をかけてみるのです。高速走行中でも電波は掴めるのか・・、それを調べるためです。(なんとなくしたくなったので・・)私はカメラとビデオカメラを持ち、準備万端です。座席に押さえつけられるような感覚とともに、速度計の数字はあっというまに増えていき、時速160kmで離陸後は、200km、300km、400km、そして本日最高の時速501kmまで、ほんの数十秒で到達しました。意外に時速500km走行の時間は長く、十分に感覚を楽しめました。想像よりも振動・音ともに小さく、現在の新幹線車内とさほど変わらない程度で、実用化段階にあることが理解できました。トンネルから出ると、周りの景色は完全に流れ、何が見えたか理解するまでの間に再びトンネルに入りました。それもそのはず、時速500kmでは、1kmをわずか7.2秒で走り抜けてしまいます。飛行機の離陸速度よりもはるかに速い速度で地上を走る乗り物は、まさに韋駄天です。弟の携帯電話をちらっと覗いたところ、一瞬電波を受信していましたが、電話をすることはできていませんでした。
18kmの距離を走り、反対側の終端まで走り終えたのですが、制動もスムーズで、前につんのめるようなことはありませんでした。
その後、トンネル内で時速400km走行を体験した後、そのまま徐行で実験センターに戻りました。
約30分の走行でしたが、乗り心地は良く、まだまだ乗っていたい気持ちでした。
(リニアモーターカーは強力な磁石を使用していますが、特に身体に違和感もなく、財布のカードなども後で確かめましたが、特に影響はありませんでした。)

下車後、弟を見てみると、かなり満足した様子。「後々自慢になるんだぞ・・」などと言いながら、時速500kmの余韻をしばらくの間感じていました。

その後、実験センターを離れ、来た道を戻り、静岡駅に出ました。
静岡駅では父に頼まれたわさび漬けのお土産を購入し、18時14分発のひかり421号で実家への帰路に着きました。

考えてみると、来るときは近鉄電車、新幹線、リニアモーターカーと徐々に速い乗り物になっていきましたが、帰りは徐々に遅くなっていくため、いつもより一層遅いように感じられました。

さて、今回の試乗会に前後して、JR東海は2025年までに東京~名古屋間のリニアモーターカー建設を目指すことを発表しました。ついに実用化が見えてきたのです。名古屋止まりなのが少々不満ですが、きっといつかは大阪にも延伸されるのでしょう・・。完成すれば、結構すごいことになります。東西の繋がりが現在よりも緊密になることは間違いありません。今でも、飛行機を使えば東京大阪間は1時間程度で着きますが、手続き時間、待ち時間、移動時間を考えれば、やはり2時間少しはかかってしまいます。これが、都市中心部同士を1時間で直結することになれば、最早近隣の都市へ行くのと変わらない所要時間となり、一体の都市圏を形成することになることが予想されます。実際、私の町から1時間圏内といえば、大阪、京都、名張など、ごく近い範囲です。ここに東京が加わるとは、夢のような話です。運賃さえ余裕があれば、大阪や京都に買い物に行くのと同じ感覚で東京に出かけられるのですから、まあ凄い話ですよ。早くできないかなぁ~。
リニアモーターカーに試乗して、より一層期待感が高まりました。

追記:先頃、山梨実験線の改修・延伸工事などに専念するため、リニア試乗会は終了とすることをJR東海が発表しました。つまり、今回のリニア試乗会が奈良県主催の試乗会では最後となったわけです。つくづく良いタイミングに参加しましたねぇ


リニアモーターカーに乗ります!

2007年03月11日 09時25分01秒 | うちなー日記(沖縄編)
今度、3月21日にリニアモーターカーの試験走行に乗車することになりました!
例の山梨県にある、中央リニア新幹線の試験線でです。

実は、先日奈良県の広報誌にリニア試乗会の募集が載っており、それに弟と一緒に応募していたのですが、その当選通知が昨日届いたのです。
試乗に参加できるのは、奈良県内でわずかに30組!狭き門です。実際に、私も以前に一度応募しましたが、そのときは落選してしまいました。

奈良県は、一応中央リニア新幹線の通過予定地になっており、駅も設置される予定になっています。今回の試乗会は、沿線自治体で構成される期成同盟会の主催で、「リニアってこんなに凄いですよ~」というのを体感させるためのものだそうです。
先日、JR東海が20年後までに自力でリニア新幹線を建設することを決めたことが報じられたところで、とてもタイムリーなタイミングでの試乗となります。

地上交通最速、時速500kmを超える速度を体験できる・・・!楽しみです。

バイトしています。

2007年03月11日 09時09分13秒 | うちなー日記(沖縄編)
春休み、大学生バイトが盛んなこの時期、私も例にもれずバイトをしています。
3月8日から、実家の隣町である大和郡山市のセンタンアイスクリーム奈良第一工場にて働いています。(ちなみにセンタンの第二工場は実家の天理市にあります)
センタンといえば、関西ではとても有名なアイスメーカーで、「バリチョコ」や「白くま」などは食べたことがある方も多いと思います。
ネットでバイト情報を見つけたときは、「箱詰めや検品などの簡単な作業です」と書かれていましたが、実際のところ結構キツイです。来週木曜日までの短期バイト(時給850円、実質8時間労働)で、8日と9日の仕事を終え、今日は週末休みを堪能しています。
工場仕事初体験の私にとっては、一日中立ち仕事というのはカルチャーショックに近く、1日目はひたすら足腰が痛かったです。2日目になると、少し身体も慣れてきて、かなりましにはなりましたが・・。
私の8日と9日の担当部署は、第2バイター(ライン)の「パレット」、つまり梱包でした。ラインの末端にあたり、次々と流れてくるアイスが入ったダンボールを梱包して運搬用のパレットに積み上げ、冷凍庫へ運ぶ作業を行なう部署です。
ダンボールの蓋閉めなどはライン上の機械で自動でやってくれるのですが、箱をラインから取り上げ、箱二つをテープで一つにまとめて(崩れにくくするため)、パレットに積むのは人力ですから、結構力仕事になります。1日目は2,750個、2日目は2,200個のダンボールをラインから取り上げました。これはそれぞれアイスバー55,000個、44,000個分に相当します。それだけ段ボール箱を運べば、肩や腰にはかなりの負担になり、今もそこかしこの筋肉が痛いです。ちなみに、主力製品のバリチョコなどは1日で195,000個を生産していますから、そのラインの担当者は相当大変だと思います。
そんなわけで、私の担当部署は別にアイス自体を触るわけでもなく、あまりアイス工場で働いているという実感はありません。しかし、9日に製造機械の部品交換の作業に助っ人として立ち会い、アイスがどうやって作られているかを目の前で見ることができました。
アイスの製造機械は、戦車のキャタピラ(クローラー)のようになっており、穴が十数個開いた鉄板が一周何十メートルかのキャタピラ上に無数に繋げられているのです。その穴に液体を注ぎ、棒をさし、凍らせてアイスが作られます。機械の周辺の雰囲気は、まさに宮崎駿の世界で、いたるところから水蒸気が「シュッシュッ」と噴出し、防護服を着た若者たちがそこでてきぱきと働いている様子を見ると、映画を見ているようでした。

仕事は結構キツイですが、食堂の昼ご飯(300円)も美味しいし、社会見学と思えば、アイス工場で働くのは貴重な経験ですから、後4日、楽しんで働こうと思います。

お松明を見に行きました。

2007年03月05日 22時04分17秒 | うちなー日記(沖縄編)
 今日は、家族で奈良の早春の風物詩である、東大寺二月堂の修二会、(一般には「お松明」や「お水取り」ともいいます)を見に行ってきました。
 この修二会(しゅにえ)というのは、毎年3月(旧暦の2月)に行なわれる行のことで、二月に修める法会ということで、「修二会」と呼ばれるようになったそうです。二月堂の名称もこの行から来ています。この行は3月1日から2週間に渡って行なわれ、12日には若狭井から二月堂の十一面観音に供える「お香水」を汲み上げる儀式が行なわれます。これをお水取りといって、この儀式の際の道明かりとして、松明に火を灯して練行衆の足元を照らしたのが「お松明」のいわれとされています。修二会は、天平勝宝4年(752年)から途絶えることなく毎年行なわれており、なんと今回で1256回目を数えるそうです。
この二週間の間、「お松明」は毎晩行なわれるのですが、見ればお分かりの通り、かなり大きな松明を使用し、盛んな火勢で、木造のお堂が火事になってしまわないかと心配になるほどの迫力です。(実際に火事になったこともあったとか・・)
 実は私はこれまで見たことがなく、今日初めて見たのです。

 午後7時前に会場に着くと、すでに人でごった返していました。駐車場にとまっているバスの会社を見れば、結構遠くから来られている人もいるようです。人ごみをかきわけて、進んでいるうちに、お堂にかなり近い場所に空いている場所を見つけました。そこなら写真も良いのが撮れそうでした。
 午後7時過ぎ、お堂の周囲をライトアップしていた灯りが全て消され、いよいよ「お松明」が始まりました。
 まず、堂の麓で松明に火が灯され、そこから松明を手にした童子が約百段ある石段を駆け上ります。そしてお堂の舞台に着くと、舞台上を北側から南側へ進むのです。途中、舞台の端では欄干に松明を立てかけて、豪快に火の粉を撒き散らします。ちなみに、その火の粉を被ると、その年一年健康に過ごせるとも言われており、自ら被りにいく人も多いです。中には燃えカスを拾う人もいます。

 今日は良い具合に風が吹いていて、なかなか派手に火の粉が飛んでいました。私の方にも結構降ってきて、被ることができました。火の粉が威勢よく松明から噴出すたびに、大きな歓声が見物客の間から起こり、ものすごい熱気でした。
 合計10本、それぞれ松明を持つ童子によって、微妙な魅せ方の違いがあり、それも面白かったです。

 初めて見た「お松明」でしたが、その迫力と熱気で、とても満足できました。ところで、奈良の風物詩といえば、もう一つ、若草山の山焼きがありますが、考えてみればそれも火祭りの一種のようなものです。大文字焼や花火など、火を使う祭りは日本全国で行なわれていますが、改めて考えると、日本人って火が好きですよねぇ・・。仏教にも影響を与えたという、ゾロアスター教(拝火教)あたりの名残なのかもしれません・・。