うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

さて、月末なわけですが・・。

2008年10月31日 22時11分27秒 | うちなー日記(沖縄編)
考えたら今日は晦日じゃないですか。明日から11月なんですね。
早くもあり、長くもあった10月でしたが、11月に入ると、あっというまに後期も進んでいくことと思います。流されないように気をつけねば・・。

研究の方は、前期と夏休み中でデータが揃ったので、今は新たなタンパク質二次構造予測法の確立に勤しんでおります。
エクセルのシート上で関数を用い、任意のタンパク質の配列(アミノ酸の一文字コードの連なったもの)を入力するだけで、自動で二次構造を予測できるようなものを考えていたのですが、昨日そのプロトタイプができあがりました。(いやはや、エクセルってホントに便利ですね)
結構良い感じの出来で、予測の精度も既存の二次構造予測法に負けない程度にはなっています。
まだ改善するところがいくつもありますが、結構期待できると思います。

さて本題、実は、この週末、明日11月1日と3日に生物系の国際シンポジウムが開催されます。明日は学内の法文学部大講義室、3日は県内最大の会議場である沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で行うのですが、私がその写真撮影係に任命されたのです。
このシンポジウム、琉球大学21世紀COEプログラムの主催で、世界各地の研究者が集い、明日は「生物多様性と侵略的外来種:世界各地の事例からの教訓」について、3日は「沖縄の生物の未来~生物多様性の島から環境を考える~」と題して講演や討論形式で行われます。
こういった国際シンポ自体は、時折あるのですが、私はあまり関わることなくこれまで来ました。
実は今年は7月の理学部オープンキャンパスで撮影アルバイトをしまして(当時忙しくてブログ更新を怠っていました)、その経験を買われたのと、我が研究室の指導教官の推薦で今回の撮影係を仰せつかったのです。

というわけで、明日からスーツ着用で撮影に駆け回る週末の予定です。
オープンキャンパスのときは高校生が被写体でしたが、今回は海外からの研究者も含みますので粗相の無いよう気をつけねば・・。

さて、週末なわけですが・・。

2008年10月31日 21時39分05秒 | うちなー日記(沖縄編)
なんとか一昨日のゼミは乗り切ることができました。
後輩に範を示せたかどうかは微妙ですが、興味をもって聞いてくれたようです。
さすがに徹夜明けだと、記憶が飛んでしまい、頭の中がほぼ真白な状態で、勢いだけで最後までやり遂げました。(一番「頭の良くなるタンパク質」が必要だったのは、私でしょう。)

最もキツい単位だったので、早々と終わって、ホッとしています。これさえ終われば、もう後期が終わったも同然です。良かった、良かった・・。

さて、その疲れもあって、昨日までずっと眠く、うっかりソフトバンクモバイルの新機種の発表会のことを忘れていました。
昨日の夜にネットでニュースを見ていたら、何やら物凄い端末が出た模様・・。
よくよく見てみると、「800万画素CCDカメラケータイ、930SH」、「3.8インチHXGAタッチパネルケータイ、931SH」の二機種が目に留まりました。
ついにケータイも800万画素時代ですか・・。先日auの発表会でカシオの800万画素機が出ていましたが、あちらは明らかにデジカメを意識したスタイルなのに対して、930SHは、女性向けのデザイン。あの薄さと形で800万画素機というのは、かなり新鮮です。
しかも、久々のCCD搭載ですよ。最近のケータイのカメラは、ご存知のように低電力化のために、CMOSイメージセンサーを搭載しているのがほとんどです。私の923SHもそうです。デジタル一眼レフカメラでも最近はCMOS機が多く、画質の改善も進んできたので、もはやCCD搭載はあり得ないだろうと思われていたのですが、まさか「コンパクトデジカメ用のCCD」を搭載してくるとは・・。さぞかし綺麗なことでしょう。
4秒までの長時間露光も可能で、一般の女性向けには本当に勿体ないスペックです。

そして、最注目の機種、931SH。
なんですか、この画面の大きさ!タッチパネルも複数の指での操作が可能となっていて、まさにiPhoneを意識しまくった造りですね。ウィジェットまで対応して、正直こんなに早くシャープが対抗機種を出してくるとは驚きました。日本のケータイの雄の意地でしょうか。
1024×480の解像度は、ひと昔前のパソコンに匹敵します。
タッチパネルは、私は指紋が付くのであまり好かなかったのですが、この機種を見てかなり惹かれてしまいました。iPhoneと違い、メールを打つ際などにはキーでも打てますから、普段も違和感なく使えるでしょうし、ついに日本の「ケータイ」文化に対応した正統派の次世代型機が登場した感ですね。

まあ、ただ、923SHを使っている私としては、スライド型の931SHでは自立させられませんから、机に置いて動画やワンセグを見る分にはサイクロイド型の方がベターだと思います。この調子だと、おそらく来年の春夏あたりには、サイクロイド型で3.8インチ程度のものが出るんじゃないでしょうか。
一応、923SHの画像でシミュレーションをしてみたら、4インチ程度までは拡大できそうです。
というわけで、写真は4インチに拡幅した923SH進化型(左端)と、オリジナルの923SH、そして931SH(右端)の比較です。




おはようございます、修羅場です。

2008年10月29日 06時23分02秒 | うちなー日記(沖縄編)
現在朝の6時過ぎです。
ラジオの情報によると、東京は朝焼けが綺麗だそうですが、こちらは日本の南西の端ですのでまだ夜は明けていません。

先週末のブログに書いた、ゼミの当日がやってまいりました。現在プレゼン用のパワーポイント作成の真っ最中です。ええ、寝てません。
あの後、順調に論文の和訳は終えましたが、「酵素結合免疫吸着検定法」やら、「戻し交配」やら、「視床線条体」やら見慣れぬ単語がわんさか出てくるので、一つ一つネットで情報を集めて確認するのに時間がかかってしまいました。

どうにか、昼の発表までには完成できそうで、多分乗り切ることはできると思います。
ただ、この後期からゼミの一人あたりの発表時間が30分(以前は1時間半)になってしまったため、端折って解説を進める必要があります。発表内容をできる限りコンパクトに纏めないといけないのです。ま、時間の短縮は突っ込まれる可能性が低くなるので有り難くもあるのですが・・。

実はゼミの発表順決めの際にジャンケンで負けてしまったため、我がフロアの四年次のトップバッターとしての発表です。後輩たちに範を示せるのか、どうか・・・。

ガソリン値下がり2。

2008年10月27日 23時07分43秒 | うちなー日記(沖縄編)
先ほど、ちょっと那覇新都心方面に出かけた帰り、ガソリンを給油してきました。(久々の有人スタンドでした)
今回は給油ランプが付いてからもしばらく走ったので、4.34リットル入りました。
さて、いくらかな?と思っていたら、「503円ですね」とのこと。
「えっ!」一瞬耳を疑いましたよ。603円の聞き間違いかとね・・。
領収書を見ると、確かに合計金額503円で、単価はなんと「110.4円(消費税抜き)」ですよ!
消費税込でも116円程度ですから、かなり安いですね。
ちなみに、「トクベツカイイン様」と書かれてますが、別に私は会員ではありません。多分このスタンドはいつも会員様価格で奉仕してくれているのでしょう。

今年の7月くらいだと、4リットルの給油でも700円台半ばはかかっていたことを考えると、嘘みたいです。
もし車だったら、2000円以上の差額ですから、結構大きな違いですね。
給油してみて、ガソリン安を再確認した次第です。

余談ですが、上の写真は、先日我が研究室の実験機材に新たに加わった、「Canon EOS Kiss X2」で撮影しました。私の私物の「Kiss Digital X」の後継機種ですが、この機種では名前から「Digital」の文字が抜けました。まあ、確かに今ではカメラの新機種といったらデジタルカメラを指しますから、もはや必要無くなったのでしょう。時代の流れを感じさせられますねぇ。

ガソリン値下がり。

2008年10月25日 16時13分01秒 | うちなー日記(沖縄編)
ガソリンが非常に値下がりしています。

昨日、大学東口近くのセルフスタンドの看板を見たら、レギュラーで124円/リットルになっていて驚きました。
今年4月の暫定税率期限切れ時以来の安さです。
研究室の先輩の話では、浦添のスタンドで118円のところもあったとか・・。

先月末に沖縄に戻ったときには、リッター153円でしたから、この一か月で30円も値下がりしたことになります。
27日には、出光がさらに7.4円(全国平均)の値下げを予定していますから、近いうちに100円台の店も出てきそうです。

考えてみると、先日までの過熱ぶりが異常だったわけで、原油高の煽りで各地の旅客船(青函航路の高速船やら、台湾航路のフェリー飛龍やら)が廃止になり、航空便も減便や廃止を余儀なくされている現状を考えると、このまま沈静化してほしいところですね。

ご無沙汰しております、もとすけです。

2008年10月23日 23時55分18秒 | うちなー日記(沖縄編)
沖縄に来て早3年半、思い返せばあっというまだったなあ・・と思っている今日この頃です。
すでに3年以上経っていたことを、今朝自宅のトイレに入っているときに気づきました。3年といえば、中学校や高校の卒業年限で、こんなに年月が早く感じるというのは、毎日が充実しているというよりも、歳を取ったからかなと思います。
大学に入ったときは18歳、まだぴちぴちのティーンズでしたが、いまや22歳、ヤングアダルトです。(外見は全く変わっていませんが・・)

諸事情あって、卒業は来年の秋を見込んでおります(一応現在四年次後期ではあります)が、そろそろ大学院受験に向けて勉強を始める時期に来ています。
我が理学部海洋自然科学科生物系の今年の四年次は、隣の研究室の友人を含めて二人が東京大学大学院に合格するなど、院試で健闘しています。
そのような状況なので、私も、奈良先端科学技術大学院大学や、京都大学、北海道大学など、興味のある大学の大学院に入れるよう、頑張らなきゃと思っているこの頃なのです。
とりあえず、TOEICで600点から700点以上取れれば、英語の試験が免除になる大学院が結構あるので、最近はTOEIC対策に精を入れています。TOEIC演習の講義も現在受講しています。大学院以上になると、当然のごとく英語論文が読める能力が求められますから、英語は特に大切です。

そうそう、英語といえば、この後期から、我が研究室にネパール人とバングラデシュ人の留学生が配属になって、急に英会話の能力が必要になりました。全く日本語が分からない彼らに、研究の内容や日常のコミュニケーションを伝えなければならないからです。幸い、私の研究とは直接関係ないので、接する機会が少ないのですが、最近の私のデスクの上には『英語フレーズ「これが言いたかった、これが言えなかった」大辞典』なる本が常駐しています。

ところで、現在私は来週のゼミで発表する論文を全文和訳する作業をしています。
先日、Yahoo!ニュースを見ていたら、「頭の良くなるタンパク質」というニュースがありました。読んでみると、国立循環器センターの研究チームが、マウスを使った実験で、特定のタンパク質が学習効果を向上させることを証明したという内容で、興味が湧いたので、その論文を今度のゼミでプレゼンすることにしました。当該の論文(題名「Genetic increase in brain-derived neurotrophic factor levels enhances learning and memory(BDNF(脳由来神経栄養因子)レベルの遺伝的な増大は学習と記憶を向上させる)」)は、8月に発行されたオランダのジャーナル「Brain reserch」に掲載されたもので、ネットで「Brain reserch」のサイトに行き、論文のテキストをパソコンに落として、現在翻訳しているのです。
で、この論文なかなか面白い内容なのですが、何故かやたら長文の英語が多く、アブストラクト(概略)の最初の1行だけで、日本語で200文字近い長文になります。多分著者(日本人)の性格によるものだと思います。田中康夫の文章を読んでいるような感覚ですかね。ただでさえ、脳科学の専門用語が多い論文なので大変です。
一応、今日現在のところ、アブストラクトとイントロダクションの翻訳が完了、このあと、一時間くらいでリザルトを翻訳できると思います。
ちゃんと翻訳しないと、後々正しく理解できないことに繋がってしまいますので、ここが大事なところです。
来週のゼミは無事に乗り切りたいです。これさえ終われば、あとは研究や講義の方に専念できますからね・・。

てなわけで、結構頑張っている今日この頃です。

琉大祭始まる。

2008年10月04日 21時16分23秒 | うちなー日記(沖縄編)
今日から、琉球大学の大学祭、「琉大祭」が始まりました。
天気も良好で、学内は初日から大勢の人で賑わっていました。

我らが写真部も、非常に少ない参加人数(3人・・。)ではありますが、共通教育棟4号館101教室にて写真展を開催しています。
出展者が少ないので、一人の作品数を多くして、とりあえずカバーしてるので、
私の作品(旧作含む)だけで教室を半分以上使ってます。
今日の来場者数は542人で、昨年を上回りました。たくさんの人が鑑賞してくれるのは、ありがたいことです。
ただ、感想用紙を用意しているのに、書いてくれる人はまばら・・。できるだけ多くの人に見てもらうため、受付方式ではなく、出入り自由にしているので、まあ致し方ないのですが、やはり出展者としては感想が嬉しいので、今後は受付方式にして先に感想用紙を渡すことも考えた方が良いかもしれません。もっとも、来年の琉大祭にはもう私はいませんが・・。(スムーズにいけば・・)

今回の新作は、「橋」をテーマにした9枚の組み写真です。泊大橋やアキバの鉄道高架橋などと周辺の情景を切り抜いた写真群となっています。
旧作は、昨年の冬の写真展で出展した、市場の人々の笑顔の写真の再構成作品などを展示していますが、お客様からはそこそこ好評を頂いていました。

ここからは愚痴になるのですが、琉大祭の写真展は毎年恒例ですから、OBやOGの方々も来場されます。その中には、現在写真家の下で修業中の人もおり、やや私のような写真を「趣味」とする者とは異なった目線をお持ちだったりします。
今日も、何人か来られていましたが、やはり素直には褒めてはくれません。
感想を読んでいると、「(どこかで)ありそうな写真ばかり」という意見の人がおられました。書いた人は、社会派の写真を撮られる人で、私のような「綺麗な風景写真」というのはあまり好まないようなのです。(大概の写真は、「どこかで見たような写真」だと思うのですが・・。)
一般の来場者が、「綺麗だ」とか「癒された」という感想を書いて下さっているのを見ると、その捉え方の差が目立ちます。
まあ、これは価値観の差ですからしょうがないことですし、それだけ写真の道が幅広く、奥深い表れとも言えますかね。

今日は部長(3年生)がバイトで来れなかったため、私が一日中会場当番をしました。さすがに疲れました・・。orz