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帰ってきた次の日から作業を始めて、丸3日かかりました。
実家のパソコン(NEC VALUESTAR570/A)の不調は以下のようなものでした。
・起動が異常に遅い。
・動作も遅い。
・ネットが繋がらない。
・セキュリティ(マカフィー、ニフティ常時安全セキュリティ)が入らない。
・テレビが見られない。
・ファイルをコピーできない。
・ドラッグもできない。
・なんだかデスクトップが変だ。(描画できていない)
etc...
まあ、つまりは二進も三進もいかない状態だったわけです。
何故このような事態になったのかはよく分からない(弟のネットサーフィン癖が関係しているような気もしますが・・・)のですが、こんな状態がかれこれ2ヶ月以上続いていたそうで、先日、父の知り合いのパソコンに詳しい人に来てもらい、修理を頼んだそうですが、思いのほか難しい状況で、結局修理はできなかったとか・・・。
そんな話を聞いていたので、作業が難航するのは予想していました。
今回、私はパソコンを再セットアップすることにしました。
流れを書くと、
パソコン内のデータをバックアップする
↓
Cドライブ内をクリーンアップする
↓
OSを再インストールする
↓
バックアップしたデータを復元
↓
ネットなどを再設定する
という感じです。
で、まずは取り扱い説明書を探しました。我が家の機械類の説明書は、大体、元の私の部屋にあるので、その本棚と机の引き出しを捜しましたが、意外にすぐに見つかりました。その他のソフトウェアのCDなどはすでに纏めてくれていました。
そして、今回作業用に持ち帰ってきた、外付けハードディスクを使って、パソコン内のデータをバックアップしようとしたのですが、ここでファイルがコピーできないことに気づき、かなり手間がかかりました。幸い、基幹的なもの(マイドキュメント、ノートパッドなど)は専用のバックアップソフトを使って移動できましたが、写真や音楽のフォルダが移動できず、困ってしまいました。動作が遅い中、さんざん格闘した末にDVDにデータを焼くことに成功し、なんとかなりました。ほとんどのデータは以前から私のパソコンにバックアップしていたので、必要最小限ですみましたが、それでもここまででほとんど丸一日を費やしてしまいました。
二日目、いよいよ再セットアップです。
CドライブのクリーンアップやOSの再インストール自体は、パソコンに内蔵のソフトで自動でやってくれます。
起動後すぐに、NECのロゴが表示されたところで、F11を連打し、再セットアップの画面を出せば、あとは指示どおりに画面を進めるだけでオッケー。ただ、この作業も、大体50分で出来るはずが、結局2時間強かかりました。
その後、再起動させて、改めてユーザー情報を登録しなおします。アカウントを一度間違えてしまい(以前登録していた、「もとすけ」とすべきところを「motosuke」としてしまった)、ちょっと手こずった以外は、順調にできました。
さて、その後インターネットの接続を再設定しようとしたのですが、これが説明書を見てもなかなかうまくいきません。仕方なく、NTTに電話で聞いて、なんとか設定できました。
あとはバックアップしたデータを戻すだけなので、ここでとりあえずネットをしてみたのですが、ここで思わぬ問題が・・・!
10分ほどして、警告音とともに、「問題が発生したため、Generic Host Process for Win32 Servicesを終了します。ご不便をおかけして申し訳ありません。」というメッセージが出て、ネット画面が表示できなくなってしまったのです。接続をしなおそうと、ダイヤル画面を表示しようとしても、表示されず、なんだかデスクトップも勝手にクラシック表示になってしまってるし・・・。
その後、再起動したら一度は元に戻ったのですが、ネットを繋げると、また10分ほどでメッセージが出て、同じ状況に陥ってしまいました。
何度かそれを繰り返しましたが、毎回結果は同じでした。
「こ、こはいかに・・・!」と、しばし、悩みこんでしまいました。
三日目の朝、NECに電話してみたのですが、「もう一度再セットアップして、ダメなようでしたら、修理に出すべきですね・・・。ネットの接続の問題なら、プロバイダの問題かもしれません」との返答。でも、私のパソコンで同じLANに繋いでいるときには起きない問題なので、プロバイダのせいではないと思われます。
仕方ないので、言われたとおり、面倒くさいですがもう一度再セットアップしましたよ。データはバックアップしたままなので、そんなに時間はかかりませんでしたが・・・。
で、ネット接続の再設定を終えて、再度挑戦してみたのですが、やはり10分ほどで上記のメッセージが出て、ネット画面が消えてしまいました・・・。
「やはり修理に出すか・・・」
あきらめかけたそのとき、琉球大学の情報工学を専攻している友人に電話してみました。聞くと、Generic Hostというのは、ウィンドウズOSの基幹的な部分を占める統合サービスだそうで、これが切れると、ネット関連の動作に影響が出るのだとか・・・。一緒に原因をネットで調べることにしました。(実家のパソコンだと、途中でネットが切れてしまうので、私のパソコンで)
しばらく調べていると、世界各地で発生している現象であることが分かり、アメリカ、イギリス、ドイツのサイトで同じ事象の記述を確認しました。
日本語のサイトを調べると、ウィルス対策ソフトの不具合、tempファイル、インターネットエクスプローラーの不具合など、色んな説が出ていましたが、マイクロソフトのサイトで、ついに原因と思われる記述に当たりました。
それによると、
「セキュリティ更新プログラム 873333 (MS05-012) のインストール後 svchost.exe エラーが発生することがあります」とあり、
「セキュリティ更新プログラム 873333 (MS05-012) のインストール後 svchost.exe エラーが発生し、以下のメッセージが出る場合があります。
Generic Host Process for Win32 Services を終了します。Generic Host Process for Win32 Services はエラーが発生し閉じられる必要がありました。」
と記載されていました。そういえば、実家のパソコンはウィンドウズXPのSP2を搭載しているのですが、購入時に上記のような事象が問題になり、修正プログラムを店頭で配布していたのを思い出しました。
「これだ!」と思い、電話をしていた友人に言うと、「あー、それだな。」という反応・・。「謝罪と補償を要求しようか」などと冗談を言いつつ、マイコンピュータのCドライブ内、ウィンドウズの更新プログラム履歴を確認すると、KB873333に関する事象を修正するプログラム(KB894391)が入っていないことが分かりました。
早速、マイクロソフトのサポートサイトから必要な更新プログラムをダウンロードし、インストールしました。
結局、ウィンドウズの自動更新機能がONになっていなかったため、必要な更新プログラムが入っていなかったのが原因だったのです。(取り扱い説明書の再セットアップの項にはユーザーを再登録する際に、自動更新をOFFにするようにという記載があり、その通りにしていたのです)
更新プログラムをインストールした後は、例の事象は発生しなくなり、ようやくパソコンが安定しました。
かくして、実家のパソコンは久々に息を吹き返し、復活を遂げたのでした・・・。
やれやれです・・・。
ただ、まだ動作が少々遅いので、メモリを増やしたほうが良いかな~と思う今日このごろです。