先週一週間は、中間審査会傍聴、学生実験予備実験、授業ティーチングアシスタント業務、そして来週の酵母培養による蛋白質発現の準備などと、最近では最も忙しく動いた週でした。いやはや、本当に疲れましたよ・・。明日からは11月、学生実験指導の本番や酵母培養×2+蛋白質精製など、私の今後を左右するイベントが続き、ヤマ場と言える月になることが既に分かっています。壁は高いですが、これを乗り越えれば将来への展望が開けるという希望を持って、怒涛の1ヶ月を乗り切るつもりです。
とまあ、出だしから何だか重々しくなってしまいましたが、今回のメインの話題は純然たる趣味のお話です。
実は私、去る10月23日(土曜日)に、日本最長の普通列車に乗ってきました。鉄道研究会の自主製作雑誌用の取材のためでしたが、8時間以上かけて北海道を横断する列車の旅をお腹一杯堪能してきました。
日本最長普通列車「2429D」の運行ルート。
日本海側の滝川市と太平洋岸の釧路市を結ぶ、308kmの長ーい道のりです。一つの列車番号(
この列車だと「2429D」)の鈍行列車としては日本最長距離を誇り、運行時間でも文句なしの日本最長鈍行列車です。「普通列車」、「一つの列車番号」、「鈍行列車」、「運行時間最長」という微妙に分かりにくい表現を使っていることを不思議に思うかもしれません。
実は、日本最長普通列車にはいくつかの説があります。
1.下関-岡山間の区間快速列車(運行距離384km)
2.滝川-釧路間2429D列車(308km)
3.山手線(午前4時台から翌日午前1時までひたすら周り続ける列車があるらしい・・)
という3つの説が有力なのですが、1.の列車はよく日本最長普通列車として挙げられるものの、「列車番号が途中で何度か変わる」、「広島近辺で快速運転する」といった理由で、純然たる一本の普通列車としては扱えません(私も何度か乗りましたけどね・・)。また、3.の山手線についても、確かに1つの車両での走行距離としてはダントツに長いのですが、列車番号が毎周変わりますし、一般的には山手線を何回周ったところで出発点からほとんど移動できませんから、これを長距離列車と言うには難があります(一度始発から終電まで乗ってみたい気もしますけれども・・)。というわけで、純粋な意味での日本最長普通列車は滝川-釧路間の2429D列車となるわけです。
ちなみに、運行しているJR北海道自身も最近この列車が巷で注目を集めていることに気付いたらしく、このようなポスターを駅に貼ったり、滝川から釧路までフルで乗車した人に限定の乗車証明書を与えたりといった取り組みを行っています。ポスターの文言をよく見ると、「日本一運行時間が長い定期普通列車」という肩書きで、やたら制限的な単語が多くなっています。これも上記の日本最長普通列車の定義の混乱ゆえです。
あくまで、今回の記事では、この2429Dを日本最長普通列車として扱います。
さて、ここで2429Dの時刻表を記しておきましょう。
滝川 09:37発
東滝川 09:45着 09:48発
赤平 09:56着 09:56発
茂尻 10:01着 10:02発
平岸 10:06着 10:07発
芦別 10:13着 10:14発
上芦別 10:19着 10:19発
野花南 10:25着 10:25発
島ノ下 10:40着 10:41発
富良野 10:47着 11:07発
布部 11:14着 11:14発
山部 11:21着 11:22発
下金山 11:31着 11:31発
金山 11:39着 11:39発
東鹿越 11:52着 11:53発
幾寅 11:58着 11:58発
落合 12:09着 12:21発
新得 12:46着 12:50発
十勝清水 12:58着 12:59発
羽帯 レ レ
御影 13:17着 13:17発
芽室 13:27着 13:28発
大成 13:31着 13:31発
西帯広 13:36着 13:39発
柏林台 13:45着 13:46発
帯広 13:50着 14:22発
札内 14:28着 14:28発
稲士別 レ レ
幕別 14:39着 14:43発
利別 14:50着 14:51発
池田 14:56着 14:56発
十弗 15:05着 15:05発
豊頃 15:11着 15:12発
新吉野 15:19着 15:19発
浦幌 15:26着 15:33発
上厚内 15:55着 15:55発
厚内 16:02着 16:03発
直別 16:11着 16:12発
尺別 16:17着 16:19発
音別 16:23着 16:24発
古瀬 16:34着 16:41発
白糠 16:48着 16:53発
西庶路 16:59着 16:59発
庶路 17:02着 17:03発
大楽毛 17:13着 17:25発
新大楽毛 17:28着 17:29発
新富士 17:34着 17:35発
釧路 17:39着
という風に、ほぼ各駅に停車して行きます。
富良野と帯広で長時間停車があり、駅弁を買う余裕があります。日中ずっと乗車しているので、貴重な買い出し時間です。また、それ以外の駅でもちょくちょく列車交換(主に特急との)があるので、列車から降りて少し体を動かせるのは魅力の一つかも・・。
ちなみに、「各駅停車」と「普通」はよく同じ意味に捉えられますが、このように「普通」でも途中駅に停まらない場合が存在します。稲士別と羽帯については、普通列車でさえ停まるのが珍しい準秘境駅です。
///その2へ続く。///
とまあ、出だしから何だか重々しくなってしまいましたが、今回のメインの話題は純然たる趣味のお話です。
実は私、去る10月23日(土曜日)に、日本最長の普通列車に乗ってきました。鉄道研究会の自主製作雑誌用の取材のためでしたが、8時間以上かけて北海道を横断する列車の旅をお腹一杯堪能してきました。
日本最長普通列車「2429D」の運行ルート。
日本海側の滝川市と太平洋岸の釧路市を結ぶ、308kmの長ーい道のりです。一つの列車番号(
この列車だと「2429D」)の鈍行列車としては日本最長距離を誇り、運行時間でも文句なしの日本最長鈍行列車です。「普通列車」、「一つの列車番号」、「鈍行列車」、「運行時間最長」という微妙に分かりにくい表現を使っていることを不思議に思うかもしれません。
実は、日本最長普通列車にはいくつかの説があります。
1.下関-岡山間の区間快速列車(運行距離384km)
2.滝川-釧路間2429D列車(308km)
3.山手線(午前4時台から翌日午前1時までひたすら周り続ける列車があるらしい・・)
という3つの説が有力なのですが、1.の列車はよく日本最長普通列車として挙げられるものの、「列車番号が途中で何度か変わる」、「広島近辺で快速運転する」といった理由で、純然たる一本の普通列車としては扱えません(私も何度か乗りましたけどね・・)。また、3.の山手線についても、確かに1つの車両での走行距離としてはダントツに長いのですが、列車番号が毎周変わりますし、一般的には山手線を何回周ったところで出発点からほとんど移動できませんから、これを長距離列車と言うには難があります(一度始発から終電まで乗ってみたい気もしますけれども・・)。というわけで、純粋な意味での日本最長普通列車は滝川-釧路間の2429D列車となるわけです。
ちなみに、運行しているJR北海道自身も最近この列車が巷で注目を集めていることに気付いたらしく、このようなポスターを駅に貼ったり、滝川から釧路までフルで乗車した人に限定の乗車証明書を与えたりといった取り組みを行っています。ポスターの文言をよく見ると、「日本一運行時間が長い定期普通列車」という肩書きで、やたら制限的な単語が多くなっています。これも上記の日本最長普通列車の定義の混乱ゆえです。
あくまで、今回の記事では、この2429Dを日本最長普通列車として扱います。
さて、ここで2429Dの時刻表を記しておきましょう。
滝川 09:37発
東滝川 09:45着 09:48発
赤平 09:56着 09:56発
茂尻 10:01着 10:02発
平岸 10:06着 10:07発
芦別 10:13着 10:14発
上芦別 10:19着 10:19発
野花南 10:25着 10:25発
島ノ下 10:40着 10:41発
富良野 10:47着 11:07発
布部 11:14着 11:14発
山部 11:21着 11:22発
下金山 11:31着 11:31発
金山 11:39着 11:39発
東鹿越 11:52着 11:53発
幾寅 11:58着 11:58発
落合 12:09着 12:21発
新得 12:46着 12:50発
十勝清水 12:58着 12:59発
羽帯 レ レ
御影 13:17着 13:17発
芽室 13:27着 13:28発
大成 13:31着 13:31発
西帯広 13:36着 13:39発
柏林台 13:45着 13:46発
帯広 13:50着 14:22発
札内 14:28着 14:28発
稲士別 レ レ
幕別 14:39着 14:43発
利別 14:50着 14:51発
池田 14:56着 14:56発
十弗 15:05着 15:05発
豊頃 15:11着 15:12発
新吉野 15:19着 15:19発
浦幌 15:26着 15:33発
上厚内 15:55着 15:55発
厚内 16:02着 16:03発
直別 16:11着 16:12発
尺別 16:17着 16:19発
音別 16:23着 16:24発
古瀬 16:34着 16:41発
白糠 16:48着 16:53発
西庶路 16:59着 16:59発
庶路 17:02着 17:03発
大楽毛 17:13着 17:25発
新大楽毛 17:28着 17:29発
新富士 17:34着 17:35発
釧路 17:39着
という風に、ほぼ各駅に停車して行きます。
富良野と帯広で長時間停車があり、駅弁を買う余裕があります。日中ずっと乗車しているので、貴重な買い出し時間です。また、それ以外の駅でもちょくちょく列車交換(主に特急との)があるので、列車から降りて少し体を動かせるのは魅力の一つかも・・。
ちなみに、「各駅停車」と「普通」はよく同じ意味に捉えられますが、このように「普通」でも途中駅に停まらない場合が存在します。稲士別と羽帯については、普通列車でさえ停まるのが珍しい準秘境駅です。
///その2へ続く。///