(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
今年(2019年)は暖冬だったので、春の進行ペースは例年よりも十日くらい早いように感じていたが、
彼岸の中日頃から寒の戻りになった。
常ならば三寒四温ですぐ終わるかと思ったら、今回の寒波はけっこうしぶとい。
24日以降は連日のように朝起きたら、外は真っ白が続き、とても山に行く気分にはなれずにいた。
それでも3月28日は朝から強い陽射しが有った。
近所の空き地では淡雪の下にバッケ(フキノトウ)がいっぱい埋まっていた。
2019/03/28 近所の空き地のバッケ(フキノトウ)
この写真をface bookに投稿したところ、「フキ味噌や天ぷらにして食べて下さい。」などとコメントも頂いたが、
ここはお犬様の散歩・超銀座コースであり、成長も進んでいるので、丁重に遠慮させて頂く。
この日(3月28日)、風は冷たかったが、淡雪が溶けだしたのを見計らい、9時半頃から男鹿に向かった。
途中、驚いたのは寒風山の雪姿。このお山、3月3日や3月17日に行った時は雪が無くて褐色だった。
(今朝は秋田市など平地にも積雪があったくらいだから、白くなって当然と言えば当然なのだが・・・)
2019/03/28 出戸浜付近から男鹿寒風山を望む。
この日行く予定の男鹿本山、毛無山は黒々としていた。
こちらも雪は積もったはずだが、森に包まれているので雪は見えない。
2019/03/28 出戸浜付近から男鹿三山(左から毛無山、本山、真山)
五社堂の屋根にはまだ雪が残っていた。
五社堂
男鹿毛無山に来るのは今年になり既に三度目。
3月3日には早くもフクジュソウを見ている(こちら)が、
その後、彼岸以降は寒の戻りで足踏み状態が続いているようだ。
ヒメアオキの実と今朝積もった雪。
キクザキイチゲとフクジュソウ(古花)
キクザキイチゲとカタクリ(蕾)
早くから咲いていたフクジュソウやキクザキイチゲは寒の戻りでボロボロ、草臥れてしまったものが多かった。
カタクリはホンの少しだけ咲いていたが、背はちっこいままだ。
これは寒い日が続いてるせいだろう。
カタクリ
エンレイソウとカタクリ
エンレイソウ
スミレサイシン
スミレ類は天狗の鼻のように距をピンと立てたナガハシスミレがいっぱい咲いていた。
ナガハシスミレ(テングスミレ)
アズマイチゲ
ニリンソウ
3月17日に来た時、咲き出したばかりだったオトメエンゴサク(エゾエンゴサク?)はそろそろ盛りを迎えていたが、
連日の降雪融解で少々うなだれ気味だった。
オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?
オトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?の紫花タイプ
その援護に駆けつけたのはキバナノアマナだったが華奢なその姿では援護など出来るものやら。
オトメエンゴサク(エゾエンゴサク?)とキバナノアマナ
ミチノクエンゴサク
今回は花の撮影が目的なので、山頂部までは行ってない。五社堂の少し上で引き返した。
秋田市役所の隣でもキバナノアマナがそろそろ咲いてるかなと思い、翌29日に訪ねてみる。
そしたら、今回はまだ少し早かった。それでも早く咲いた個所をクローズアップで。
2019/03/29 秋田市内の某神社にて。キバナノアマナ。
たぶん此処は本州では最大クラスのキバナノアマナ群生地だと思うが、
場所はこのような神社の境内。
地面のうす緑に見えるものは全てキバナノアマナ。
何故この花だけこんなに繁茂しているかは謎だ(よく咲いていた時の記録はこちら)。
以上。
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