(本頁は「焼石岳の花図鑑(1) 6月低所編」の続きである。)
標高約1400mの姥石平に到着すると、
まだ六月だと言うのに、雪は無く、ご覧のような花筵になっている。
2017/06/17
2017/06/17
姥石平から東焼石岳にかけての風衝地は、この時期、色とりどりの花に覆われる。
おそらく東北では一番、全国的に見ても屈指のお花畑ではないかと思われる。
ただし花の期間は短く、六月の上旬に始まったかと思うと、
下旬には早々に店じまいしてしまう(期間は年によって変動あり)。
その構成メンバーを紹介する。
ハクサンイチゲ 2017/06/17
ハクサンイチゲ 2017/06/17
一輪タイプ 2019/06/04
一輪タイプの緑花 2019/06/04
ホソバイワベンケイ 2018/06/23
ミヤマシオガマとホソバイワベンケイ 2017/06/17
ミヤマシオガマとミヤマキンバイ 2017/06/17
ミヤマシオガマ(白花品種) 2017/06/17
ミヤマキンバイ 2017/06/17
ミヤマシオガマは東北では、早池峰山、羽後朝日岳、焼石岳、船形山、月山だけに産する。
なおよく似たヨツバシオガマは焼石では見当たらない。
姥石平のお花畑構成種で、開花が一番早いのはユキワリコザクラだろう。
東北では少ない花で、焼石の他には岩手山と蔵王連峰の一部くらいか。
ユキワリコザクラとミヤマキンバイ 2017/06/17
ユキワリコザクラとミヤマシオガマ 2019/06/04
イワカガミ 2017/06/17
ヒナザクラ 2019/06/04
ムシトリスミレは他のメンバーよりやや遅れて咲き出す。
ムシトリスミレ 2018/06/23
キバナノコマノツメ 2017/06/17
この時期の焼石岳山頂部はまだ花が少ない。
ミヤマダイコンソウは東北では少ない。他には、秋田駒ヶ岳、三ツ石山、朝日連峰など。
ミヤマダイコンソウ 2017/06/17
イワウメ 2017/06/17
クロミノウグイスカグラ(ケヨノミ) 2017/06/17
コメバツガザクラ 2017/06/17
ミネザクラ 2019/06/04
ミツバオウレン 2017/06/17
ミヤマオダマキ 2018/06/23
数は少ないが、ミヤマオダマキも咲いていた。
以上。
「(3) 7月低所編」へ続く。
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