モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

焼石岳の花(2) 6月高所編

2024年02月21日 | 焼石岳/花と山容

(本頁は「焼石岳の花図鑑(1) 6月低所編」の続きである。)

標高約1400mの姥石平に到着すると、
まだ六月だと言うのに、雪は無く、ご覧のような花筵になっている。

2017/06/17



2017/06/17



姥石平から東焼石岳にかけての風衝地は、この時期、色とりどりの花に覆われる。
おそらく東北では一番、全国的に見ても屈指のお花畑ではないかと思われる。
ただし花の期間は短く、六月の上旬に始まったかと思うと、
下旬には早々に店じまいしてしまう(期間は年によって変動あり)。

その構成メンバーを紹介する。

ハクサンイチゲ 2017/06/17



ハクサンイチゲ 2017/06/17



一輪タイプ 2019/06/04
 

                                      一輪タイプの緑花 2019/06/04


ホソバイワベンケイ 2018/06/23
 

                                  ミヤマシオガマとホソバイワベンケイ 2017/06/17


ミヤマシオガマとミヤマキンバイ 2017/06/17



ミヤマシオガマ(白花品種) 2017/06/17
   

                                         ミヤマキンバイ 2017/06/17


ミヤマシオガマは東北では、早池峰山、羽後朝日岳、焼石岳、船形山、月山だけに産する。

なおよく似たヨツバシオガマは焼石では見当たらない。

姥石平のお花畑構成種で、開花が一番早いのはユキワリコザクラだろう。
東北では少ない花で、焼石の他には岩手山と蔵王連峰の一部くらいか。

ユキワリコザクラとミヤマキンバイ 2017/06/17



ユキワリコザクラとミヤマシオガマ 2019/06/04



イワカガミ 2017/06/17
    

                                           ヒナザクラ 2019/06/04
 


ムシトリスミレは他のメンバーよりやや遅れて咲き出す。

ムシトリスミレ 2018/06/23



キバナノコマノツメ 2017/06/17



この時期の焼石岳山頂部はまだ花が少ない。
ミヤマダイコンソウは東北では少ない。他には、秋田駒ヶ岳、三ツ石山、朝日連峰など。

ミヤマダイコンソウ 2017/06/17
 

                                         イワウメ 2017/06/17   


クロミノウグイスカグラ(ケヨノミ) 2017/06/17
 

                                         コメバツガザクラ 2017/06/17


ミネザクラ 2019/06/04




ミツバオウレン 2017/06/17 
 

                                         ミヤマオダマキ 2018/06/23

数は少ないが、ミヤマオダマキも咲いていた。


以上。


(3) 7月低所編」へ続く。


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