(本頁は「初夏の焼石岳。東成瀬ルート・前編。」の続きである。)
九合目に到着。ここで道は三方に分かれる。
今回は焼石岳山頂には行かず、北にある南本内岳をめざすことにする。
九合目・焼石神社の手前。右奥に焼石岳山頂。
今回の非合法マップ
南本内岳山頂には30分程度で到着。このルートは今の季節、花は少ないが、展望は抜群だ。
南本内岳山頂から北側を望む。右は牛形山。
南本内岳山頂から北西側、三森山方面を望む。
もし今日、南本内ルートから登っていたら、
今見下ろしている角度からヒーヒーハーハー言いながら登ってくることになっていた。
なお南本内岳からの眺めで一番好きなのは三界山の角度。ここから見る三界山は男性的だ。
南本内岳山頂付近から西側、三界山を望む。
南本内岳山頂付近から西側を望む。
左のふたこぶは大森山。その奥にぼんやりと鳥海山。右に三界山。
ふたこぶの大森山の上に鳥海山が微かに見えた。
ウサギギク
南本内岳山頂湿原から東側、経塚山を望む。
九合目に引き返す途中、名無し沼と西焼石岳。
再び九合目到着。今度は左側、東焼石岳に向かう間道に入る。
九合目付近から焼石岳
九合目付近の雪渓はスプーンカットが明瞭だった。
雪渓の割れ目から、ミズバショウやシシウドの仲間などがもやし状に伸び出している。
その後はしばし灌木帯を歩く。
この間道、以前は藪がうるさかったが、昨年秋に刈り払いされ、だいぶ歩きやすくなった。
サラサドウダンと南本内岳
こちらのサラサドウダンは色が濃かった。バックは牛形山。
東焼石岳のお花畑は姥石平と一つながりになっており、焼石では花が最も豊富な場所とも言える。
初めはチングルマやイワカガミ、ワタスゲ、ヒナザクラなど湿性の高山植物が多い。
チングルマ
イワカガミ
九合目から30分ほどで姥石平からの道と合流する。
ここは6月上中旬には、ハクサンイチゲにミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ、ユキワリコザクラなどが混じり合い、
全国レベルでも屈指の高山お花畑になる(こちら頁参照)が、
下旬になるとほとんどの花が終わる。ユキワリコザクラに至っては完全に終わっていた。
もう一週間早ければ・・・と悔やんでもしょうがない。
残り少なくなったハクサンイチゲと焼石岳
ハクサンイチゲ
ミヤマシオガマ
東焼石岳に行っても状況は同じだった。
東焼石岳のお花畑。バックは横岳。
青紫の小さな草はムシトリスミレ。こちらはまだ盛りだった。
ムシトリスミレ
ホソバイワベンケイ
キバナノコマノツメ
東焼石岳山頂付近から東の方を仰ぐ。
六沢(むざ)山と経塚山。
経塚山
怪峰・青岩(1090m)
六沢(むざ)山の湿原と池塘。まだ雪に覆われている。バックの山は牛形山。
今回はここまで。来た道を登山口まで引き返す。
以上。
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