モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初夏の焼石岳。東成瀬ルート・後編。(2018年6月23日)

2021年06月28日 | 焼石岳/夏

(本頁は「初夏の焼石岳。東成瀬ルート・前編。」の続きである。)

九合目に到着。ここで道は三方に分かれる。
今回は焼石岳山頂には行かず、北にある南本内岳をめざすことにする。

九合目・焼石神社の手前。右奥に焼石岳山頂。



今回の非合法マップ




南本内岳山頂には30分程度で到着。このルートは今の季節、花は少ないが、展望は抜群だ。


南本内岳山頂から北側を望む。右は牛形山。



南本内岳山頂から北西側、三森山方面を望む。



もし今日、南本内ルートから登っていたら、
今見下ろしている角度からヒーヒーハーハー言いながら登ってくることになっていた。

なお南本内岳からの眺めで一番好きなのは三界山の角度。ここから見る三界山は男性的だ。

南本内岳山頂付近から西側、三界山を望む。



南本内岳山頂付近から西側を望む。

左のふたこぶは大森山。その奥にぼんやりと鳥海山。右に三界山。



ふたこぶの大森山の上に鳥海山が微かに見えた。

 
                                             ウサギギク

南本内岳山頂湿原から東側、経塚山を望む。




九合目に引き返す途中、名無し沼と西焼石岳。




再び九合目到着。今度は左側、東焼石岳に向かう間道に入る。

九合目付近から焼石岳



九合目付近の雪渓はスプーンカットが明瞭だった。




雪渓の割れ目から、ミズバショウやシシウドの仲間などがもやし状に伸び出している。




その後はしばし灌木帯を歩く。

この間道、以前は藪がうるさかったが、昨年秋に刈り払いされ、だいぶ歩きやすくなった。

サラサドウダンと南本内岳


こちらのサラサドウダンは色が濃かった。バックは牛形山。



東焼石岳のお花畑は姥石平と一つながりになっており、焼石では花が最も豊富な場所とも言える。
初めはチングルマやイワカガミ、ワタスゲ、ヒナザクラなど湿性の高山植物が多い。

チングルマ
 
                                                  イワカガミ


九合目から30分ほどで姥石平からの道と合流する。
ここは6月上中旬には、ハクサンイチゲにミヤマシオガマ、ミヤマキンバイ、ユキワリコザクラなどが混じり合い、
全国レベルでも屈指の高山お花畑になる(こちら頁参照)が、
下旬になるとほとんどの花が終わる。
ユキワリコザクラに至っては完全に終わっていた。
もう一週間早ければ・・・と悔やんでもしょうがない。

残り少なくなったハクサンイチゲと焼石岳


ハクサンイチゲ
 
                                             ミヤマシオガマ


東焼石岳に行っても状況は同じだった。

東焼石岳のお花畑。バックは横岳。






青紫の小さな草はムシトリスミレ。こちらはまだ盛りだった。



ムシトリスミレ



ホソバイワベンケイ
 
                                            キバナノコマノツメ


東焼石岳山頂付近から東の方を仰ぐ。

六沢(むざ)山と経塚山。


経塚山


怪峰・青岩(1090m)


六沢(むざ)山の湿原と池塘。まだ雪に覆われている。バックの山は牛形山。



今回はここまで。来た道を登山口まで引き返す。


以上。



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