塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

信念を持つ大切さ(2)

2011-03-19 00:41:25 | 日記
 「信念を持つ」事は、言い換えると

 「自分を安売りしない」

 と言う事に繋がります。フラットヘッドの商品は卓越した技術に加え、厳選された素材
の良さという裏打ちがあるからこそ、セールをしなくとも多くのファンから支持されてい
ます。

 彼らは決して安売りをせず、本当に必要な量を生産して売っている。という形になりま
す。

 でも安売りをせず、信念を貫くことは思いのほか重労働です。

 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。維持を通せば窮屈だ。
  兎角に人の世は住みにくい」

 この一文は夏目漱石の「草枕」の冒頭を引用したものですが、明治の時代も平成の今も
人間の心情というものは何ら変わらないのかもしれません。

 だからこそマルコ・マテラッツイやパオロ・デ・カーにオなど、周囲からの批判を気に
する素振りもなく、自分の主張を語れるサッカー選手は、敵も多い半面、あれだけの熱狂
的がファンに支えられているのでしょう。

 モウリーニョにも同様の事が窺えます。

 ポルトガル、イングランド、そしてイタリアでリーグ優勝を経験してきたその裏打ちに
加え、ポルトガル語、英語、イタリア語、そしてスペイン語を操る彼に意見することは
相当な勇気がいるでしょうし、質問をしたとしても体よくあしらわれてしまうかもしれない。

 信念を曲げない人間はその存在が極まっている分、とっつきにくい事は確かでしょうが、
一度ウマが合えば人間として最高の存在になるかもしれません。

 だからこそ強烈な

 「アンチ」

 が存在するわけで、むしろこの形の方が健全なのでしょう。

 賛成意見もあれば反対意見もある。そうでなければ辻褄があわなくなりますから。
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信念を持つ大切さ

2011-03-19 00:31:03 | 日記
 千曲市の本拠地を置くジーンズ・ブランドのフラットヘッド

 このフラットヘッドから拡大する形で

 「RJB」
 「グーギーズ」
 「ゴッタロール」

 など様々な商品が展開されていますが、これらのブランドにはある信念があると聞き
ました。

 それは

 「セール、バーゲンの類を一切しない」

 と言う事です。

 僕も随分前にフラットヘッドのジーンズ(ロット3005、3001)を購入した事
があるのですが、その際は

 「ギャランティ・カード」

 と呼ばれる品質を保証するカードが付いてきましたし、これらの商品を扱うお店では
お客からの修理依頼に積極的の取り組んでいますから、

 「日本の職人の腕前は、セールなどで安売りする必要は毛頭無い!!」

 という熱い意識が伝わってきます。

 でもお店のスタッフの方は、柔和で温厚な方が多いのが特徴です。

 僕はこのフラットヘッドが持つような「信念」が無いんですね。どこかおっかなびっくり
しながら仕事をしています。

 勿論周囲の意見に耳を傾ける事は必要ですし、部署がある以上身勝手な行動は出来ません。

 でも僕は自分の中で

 「周囲に敬意を払っているのではなく、敬意を払いすぎているのだろうか?」

 と自問自答することがあります。

 例えばJリーグ開幕間もないころ、ジーコやサントスといった海外の選手が、これと同じ
事を指摘していました。

 「日本人は対戦相手に敬意を払いすぎる。
  リスペクトすることは結構だが、逆にその行為が恐怖に繋がっては意味が無い。」

 これを言い換えると、信念があるかそうでないかという問題に通じるような気がします。

 概して僕たちは周囲に気遣いをしすぎているのかもしれません。
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