面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

保守は纏まれないのか

2022-08-13 18:13:13 | 日本人への呼びかけ
保守は纏まれないと云われる。先の参院選でも保守系新党は乱立し、票が分散してしまい、とてもではないが当選者を出すどころではなかった。それぞれ譲れない主張があるのはわかるが、少数で選挙に挑んでも勝ち目はない。選挙は当選者を出さなければ意味がない。参加することに意義があるスポーツとは違うのだ。

日本第一党、新党くにもり、維新政党新風、日本国民党、はやぶさ党など保守系新党は乱立している。どこの主張も似ているのだが、主導権争いや細かい差異、人間的に合わないなどの理由で纏まることができない。厳しい言い方をすれば「馬糞の川流れ」だ。参政党やNHK党は参院選で当選者を出しているし、左派だがれいわ新選組もそれなりの勢力になった。纏まったからだ。

なぜ保守は纏まれないのだろう?革新が纏まっているというわけではないが、この際それはどうでも良い。自民党では駄目だと思う保守系国民が一票を投じる政党ができないのだ。オリーブの木のように選挙の際だけ連合する形でも良い。分裂していては国政どころか地方にさえ進出できないだろう。





これは自民党の保守派にも云えるかもしれない。安倍晋三が生きていた頃は彼を旗印として纏まっていたが(安倍晋三自身は保守ではないのだが)、これから分裂が始まるのではないか。青木直人のツイートの通り纏まれないからだ。そうなると岸田文雄に良いようにやられる。纏まれなければ無視されるだけだからだ。民主主義は数ではないが、民主主義とは関係なく主張を実現するには数が必要で、そのためには纏まる必要がある。しかし保守は纏まれないのだ。

それなら私が政治団体でも作ろうかとも思うが、今必要なのは新しい政治団体ではなく、薩摩と長州を連合させた坂本龍馬なのだろう。そして西郷隆盛にも長州の顔を立てる度量があった。だから同志を殺されている長州も薩摩と連合を組めた。

もちろん私は坂本龍馬にはなれない。保守系新党を纏めることも、自民党の保守派を纏めることもできないのだ。純化路線では政治はできない。どうしても少数にしかならないからだ。少数じゃ国会議員を送り出すどころか統一地方選でも地方議員を当選させることはできないだろう。自民党内の保守派も纏まらなければ主張は通らない。

純化路線は大きくなれない - 面白く、そして下らない

保守主義の寛容さを持って纏まって欲しいのだが。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岸田文雄内閣の支持率を上げ... | トップ | 私には指図したい欲求がある... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本人への呼びかけ」カテゴリの最新記事