教育、福祉、軍事・・・国が何かをするには金が要る。その予算は増税ではなく経済成長による税収増で賄わなければあとが続かない。しかし日本経済は最盛期比べ480兆円に縮小してしまっている。名目GDPの拡大が今一番必要なことだ。自衛隊強化も福祉の充実も全てはそれからだ。
バブル崩壊が囁かれる支那だが、それでもGDPの成長は目を見張るものがある。経済成長に伴い軍事費に回せる予算も増え支那軍は強大化する一方だ。日本もそれに対抗しなければならないが名目GDPが増えなければそれも限界がある。そのためには絶対に消費税を増税してはならない。
消費税増税は3%増税する予定のところを2%あるいは1%に「引き下げて」も容認出来ない。1%の増税でも国民には大きな負担だし、デフレを悪化させ、名目GDPを成長どころか縮小させかねないからだ。寧ろデフレを促進させる消費税は減税、廃止して所得税など直接税中心の形にするのが望ましい。
村山が社民党では先がないから発展的解消を視野に入れ脱原発、護憲勢力の結集を目指すという。社民党に先がないのはまさにその通り。しかしその「先がない」政党と組む「奇特」な政治家がいるのだろうか。あの鳩山でさえ民主党結党時に社会党、さきがけの老害を排除の論理で排除しているのに。
辻本清美は民主党に潜り込み、阿部知子は日本未来の党を経てみどりの風に。社民党は泥船から鼠が逃げ出すように国会議員の脱出が続いている有り様だ。辻本や阿部が良い政治家というわけでは決してないが、社民党に残っている残り滓の国会議員を数あわせで集めて何になる。
当選回数がある程度物を言う政界では主導権を奪われるだけだ。政界再編を仕掛けるような政治家は誰も彼もが俺が俺がという人種だ。主導権を握られる恐れのある政治家と組むはずがない。何より社民党を加えるだけで「新党」が持つ新鮮なイメージが一気に薄れ看板の立て替えを完全に見透かされてしまう。
社民党の「財産」といえるのは頑強に社民党を支持する一部の労働組合と弱体化の極みにあるとはいえ地方組織があることだ。しかし地方組織は民主党にはあるし、一部の労働組合の支持を得た反面浮動票を尽く失っては意味がない。新党に弱小老朽化政党社民党を加える利点が見いだせないのだ。
結局社民党の発展的解消論は、河野洋平と一二を争う売国奴村山富市の願望から来る妄想に過ぎないということだ。政界再編より先に村山富市はなぜ社民党があれほど没落したのかもっと考えるといい。長年の公約だった安保廃止、自衛隊違憲論の「選挙を経ない」での撤回と村山談話などの売国だ。
安保廃止も自衛隊違憲論も現実を見ない妄想だが、それを一丁目一番地の公約として掲げてきた癖にいざ政権に就くとあっさり撤回する。まさに詐欺師だ。消費税も廃止を主張していたのに、村山内閣で増税を決めている。これでは国民どころか労働組合にも愛想をつかされ没落するのも当然ではないか。
自衛隊違憲論、安保廃止、消費税廃止の主張はすぐ捨てる癖に村山談話などの戦前の日本は全て悪という「東京裁判史観」には執着する。詐欺師の売国奴。どうしようもない。誰が支持するんだこんな政党。誰が組みたいと思うんだこんな政党。社民党は詐欺師の売国奴として消えるしかない。
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