面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

トランスジェンダー女性のスポーツ参加

2021-06-01 19:38:25 | 政治
~~引用ここから~~

五輪初トランス選手に異議 「公平性失われる」

7月に開幕する東京五輪の重量挙げ女子で、五輪史上初めて出生時と異なる性別に転換したトランスジェンダーの選手が出場する見通しとなっていることに...

産経ニュース

 


7月に開幕する東京五輪の重量挙げ女子で、五輪史上初めて出生時と異なる性別に転換したトランスジェンダーの選手が出場する見通しとなっていることについて、ベルギーの女性選手が「競技が公平でなくなる。悪い冗談だ」と異議を唱えた。ロイター通信が5月31日、報じた。

五輪出場が見込まれるニュージーランドのローレル・ハバード選手(43)は、2013年に性別適合手術を受けるまでは男子として競技。東京五輪に向け同国の代表資格を得るのが確実な情勢という。

(略)
~~引用ここまで~~


トランスジェンダー女性が女子スポーツに参加すれば女子スポーツの意味はなくなる。出生時に男性として生まれたトランスジェンダー女性はあまりに有利すぎるのだ。

スポーツで男子と女子で分けるのは何のためだ。男子と女子に同じスタートラインで競技させたら勝負にならないからだ。圧倒的に男性有利なのである。人間はそのように出来ているから仕方ない。

だがそれに異議を唱えれば「差別」である。自民党の山谷えり子が「馬鹿げている」と発言したらLGBTの団体と大学教授に左翼マスコミが早速噛みついた。

「差別」

だと。

トランスジェンダー女性のために女子アスリートが犠牲になっても良いのか。その視点がない。

ニュージーランドのローレル・ハバード選手は元々は男子アスリートではないか。それで芽が出なかったから性適合手術を受けて女子スポーツに参加する。許されて良いのだろうか。

米国ではトランスジェンダー女性により押し出された女子高生が提訴したり、保守系の州がトランスジェンダー女性の女子スポーツへの参加を禁ずる措置を取っているようだ。

日本でもそのうち問題が表面化しよう。その際どうすれば良いのか。左翼に「差別」「レイシスト」とレッテルを貼られたら何も言えなくなる。

自民党本部前でLGBTの抗議デモも行われた。自民党は沈黙したが、どうなるか。

~~引用ここから~~

性同一性障害のトイレ使用制限、高裁「違法ではない」:朝日新聞デジタル

 戸籍上は男性だが女性として暮らす性同一性障害の50代の経済産業省職員が、女性トイレの使用制限は差別だなどと国を訴えた訴訟の控訴審判決(北沢...

朝日新聞デジタル

 


戸籍上は男性だが女性として暮らす性同一性障害の50代の経済産業省職員が、女性トイレの使用制限は差別だなどと国を訴えた訴訟の控訴審判決(北沢純一裁判長)が27日、東京高裁であった。使用を制限した同省の対応は「注意義務を尽くさなかったとは認め難い」として違法ではないと判断し、違法性を認めた一審・東京地裁判決を覆した。

 原告の職員は、健康上の理由で性別適合手術は受けていないが、2010年以降は女性の服を着用するなど女性として勤務することを同省に認められた。だが戸籍上の性別が男性との理由で、勤務フロアから2階以上離れた女性トイレを使うよう同省に求められたため15年に提訴した。

(略)

 原告側弁護士は判決後の会見で、「マイノリティーの権利を保障する議論がたくさんあるなか、極めてひどい判決だ。憤りを感じる。人権を守るべき行政機関が取り組みづらいとの理由で人権侵害することはあってはならない」と訴え、上告する方針を示した。

 原告の職員は声を詰まらせながら、「まさに、ちゃぶ台返し。長年ホルモン療法を受けていることや、外見的に女性として見られることが多いなど個別の事情を高裁は考えてくれなかった」と説明。生まれた時の性別とは異なる性別で生きるトランスジェンダーについては、「職場で正当に扱われないことがある。自認する性で勤務できることが当たり前になってほしい」と話した。(村上友里)
~~引用ここまで~~


他にこういう問題もある。最高裁がどのような判決を出すかはわからない。注意深く見守りたい。

私は例えば高速道路のサービスエリアでおばちゃんがトイレ掃除をしていても気にせず用を足せる(この間はわざわざすることもあるまいと避けたのだが)。

だが、女性はトランスジェンダー女性が女性トイレに入ってきても嫌悪感はないのだろうか?女性トイレは個室だから平気だろうか?

もちろん嫌だと思っても

「差別」

の一言で黙らされてしまうのだが。

少数派の権利を向上させればその分多数派の権利は喪われる - 面白く、そして下らない

LGBTや外国人の権利を向上させるとその分普通の人の権利は失われる。綺麗事ではない。権利は冨と違って増えないからだ。中世から近代への移行は王侯貴族聖職者が独占していた権利を「市民」に分け与えるものだった。

しかし現代は市民同士で権利を奪い合うしかないのだ。国民と外国人。男性と女性。LGBT。人種、民族、少数派。あるいは保守と左翼でも。

権力者に分断される面もあるのだが、権利は増えないから奪い合うしかないのだ。

「差別」

の一言で黙らされているうちに貴方の権利は失われる。

何事においても沈黙は金ならず。沈黙していると声の大きい集団に決められてしまう。その事は知っておいて欲しい。

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5 コメント

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七味さんへ (ぬくぬく)
2021-06-02 23:11:53
こちらでははじめまして七味さん。コメントありがとうございます。

私は新宿会計士さんのコメント欄では多数派ないし主流派に否定されていますからね。私なりに誠意あるコメントをしているつもりなのですが。七味さんがコメントしてくれて本当にありがたいです。

>競技を男、女、LGBTに分けるとか
こうすれば完全に公平ですね。ただLGBTは少数派ですから競技人口が少ないですからね。競技が成り立たないかもしれません。

>現状では男性が女子トイレを使うことに嫌悪感を持つ女性が多いと思われる
トランスジェンダー女性だけではなく、女性の視点に立てばそうなんじゃないかと思うんですよね。

>だから、社会的に少しずつでも折り合いがつけられないのかとも思うのです♪
白か黒かではなく「折り合い」をつける。日本的で良いかもしれません。そのためには「差別」の一言で相手を黙らせるのではなく、忌憚なく議論できるようにする必要があるとは思いますが。

>全体としては、「権利は奪い合うものだから奪われないためには声を上げるべき」って結論なんだと思うけど、そういう一面はあると思うけど、そればかりでもないと思うのです♪
権利は増えないから奪い合う面は確実にありますが、「折り合い」をつけていくというのが良いかもしれません。同じ国民が対立するばかりでは辛いですから。ただそれにはどうしても「差別」の一言で相手を黙らせることを「人権派」に止めさせる必要がありますが。
返信する
小平次さんへ (ぬくぬく)
2021-06-02 22:44:45
コメントありがとうございます。

「差別」

その一言で何も言えなくなってしまいますからね。国会で忌憚なく議論すべきだと思うのですが。
返信する
Unknown (七味)
2021-06-02 17:20:57
さっきの投稿に誤字があったので訂正なのです♪

誤 原告の方の外見は女性に見えなくても
正 原告の方の外見は女性に見えても
返信する
Unknown (七味)
2021-06-02 17:17:58
ぬくぬくさん

こっちにコメント投稿できるのに気づいたのです♪

前半の重量挙げについては、ルールの範囲内で勝敗を競うものがスポーツだって思うと、現行のルールで問題ないなら仕方ないかな?って思うのです♪
で、これを認めて特定の選手が有利になる状態を放置することが、選手や観客の離反を招いて将来の競技運営上不味いって思うのならルールを変えれば良いと思うのです♪
競技を男、女、LGBTに分けるとか・・・・。いっそ何kg持ち上げたかじゃなくて体重とか筋肉量の何倍持ち上げられたかで競えば、男女混合でも良くなるんじゃないかな?

後段のトイレの利用については、現状では男性が女子トイレを使うことに嫌悪感を持つ女性が多いと思われるからこそ、高裁の判断になったんだろうなって思うのです♪
原告の方の外見は女性に見えなくても、すべてのLGBTの方がそうだとは限らないし、かと言って、希望がある度に外見審査なんかできないでしょうから、ただ本人の性自認だけを基準にするのは難しいのかとも思うのです♪
仰るとおり最高裁判決に注目なのです♪

ただ、「人権」という言葉を振りかざす原告側弁護士には、違和感があるけど、こういう人たちが一定数いることも確かなんだから、社会的に少しずつでも折り合いがつけられないのかとも思うのです♪
既存の建物はともかく、新築の場合は男性・女性の他に性別不問の施設を用意するとか、ただ権利の奪いあいじゃない解決策を模索するのも良いのかな?って思うのです♪

全体としては、「権利は奪い合うものだから奪われないためには声を上げるべき」って結論なんだと思うけど、そういう一面はあると思うけど、そればかりでもないと思うのです♪
返信する
おはようございます! (小平次)
2021-06-02 08:55:42
おはようございます!

…、もうムチャクチャですね
返信する

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