朝起きて、いつものように「Tou Tube」で日本のニュースを見ると、
日本では「コロナが第7波になっていた」患者数は10万人に迫る勢いで、死者数も31名と
最近には無い数を記録していた。
自分は3年前に呼吸器系の大病を患い、基礎疾患を抱える身だ、そのためワクチン接種は先んじて
打つように努力してきた。そしてベトナムに居ながら
ベトナム友人たちのおかげで「日本政府が行う遅い海外居住者に対するワクチン対応」などと関係なく
3回目接種まで「日本に住む家族よりも早いタイミングで打てた」事には大きな感謝をしている。
弊社では9割以上の社員がコロナに感染した。ワクチン接種も積極的に行ったが結果はこのような形だ。
しかし幸い重傷者は出ず、多くの感染者社員も2,3日で業務復帰したことは「ワクチン接種のおかげ」と
考えている。(もちろん平均すれば20歳代という若さがその理由かもしれないが?)
そういうわけで「昨日ふと社内で、4回目接種がしたいことをほのめかすと」 3分後には社員から
「来週の火曜日に・・・でファイザー製ワクチンが打てる手はずをしました」と報告があった。
いつもながら「頼りになる社員である」そういうわけで、ここベトナムで「4回目のワクチン接種」をすることになった。
ありがたい事である。
社員たちはもちろんすべてベトナム人、いろんなリレーションを持っている。
・薬関係(日本から送った薬が税関で止められたときは社員の旦那さんにお願いすると多少のお金で手に入る)
・洋服関係(大きすぎる洋服は社員のお姉さんに頼むと、例えばYシャツでも1枚200円ほどですべての寸法をなおしてくれる)
・家具(ほしい家具をラフスケッチすると、安価でオーダー家具が作れ、自宅まで配送据え付けまでしてくれる、しかも安価)
・ワークパーミットや各種手続(社員の知り合いに頼み、最小の手間で更新できる)
・食品(いろんな食品、社員のつてで格安で手に入る)
・床屋:コロナの時など出張床屋も可能だった
・長距離バス所有:実家でバスを運用、スリーピングバスを所有し、便宜を図ってもらえる。
等々、数え上げればきりがない。 困ったときには「社員に相談すれば、大概の対応は可能なのだ」
コロナ禍で日本からの渡航が難しかった時も、「日本政府や国会議員、挙句の果てには外務省」にまで便宜をお願いしたが、
まるで無視。日本と言う国は「すこぶる動きの鈍い、ダメな国になってしまった」しかも「商工会議所会員でないと
特別機にも乗れない」事を聞いた時には怒りを通り越し「呆れたものである」
その事情を友人と社員に伝えると、社員はあらゆるリレーションを使い「入国許可書類」なるものを手に入れてくれた。
そのおかげで「コロナ禍の中、特別便でベトナム入国が叶ったことも有った」
海外で、しかも一人で暮らす時にはつくづく持つべきものは「良い友人たち、そして良い社員」だと
深く感じた次第である。