楽しい年末の一晩を過ごさせていただいた翌日、ようやくこのお宅の全容が明らかになった。
昨夜19:30に着いた時には既に闇に包まれていたので、周りがどうなっているのか?お宅の全容はわからなかった。
「母上の言葉通り」男氏3名は6時に起き2台のバイクに分乗し「田舎の年末の【市場】」に出かけた。
田舎道は舗装もされていないが「雰囲気のある田舎道を走った」こんな経験した日本人は貴重だろう。
午前6時過ぎにもかかわらず「田舎の市場はにぎわっていた」テト用品も数多く、いつもより高級な
果物やお菓子が多く売られていた。そこで「必要な物をお父様が」そして「妹の彼氏が高級な果物を買った」
お金を負担させてくださいといったが受け取らなかった。そしてその市場唯一であろう「レストラン」で
3人で朝食(ブン)を食べた。そこでは「お父様」は会う人すべてが知り合いらしく
恐らくは年末のあいさつをし、私たちを紹介してくれた。そして家に帰ると「お父様が家やその周りを
案内してくれた」眺めや環境が素晴らしく、空気もきれいで美味しかった。正直もともと群馬の田舎で育った自分には
うらやましく、住みたい場所に思えた。その後も近所の「親類縁者」宅に連れて行ってくれて、その親戚とも
ビールを飲んでお茶を飲んで「楽しい時間を過ごした」・・・
夢のような時間はあっという間に過ぎてしまい。いよいよ帰る時間になってしまった。
お父さんやお母さんは「持てないほどのお土産を持たせてくれた」 思いがけない素晴らしい年末の時間だった。
感謝である。チャーターしたタクシーが迎えに来た。名残惜しいがハノイに帰らねばならない。
心づくしの数々に本当に感謝します。
在住十一年、ベトナムの田舎で「しかもテトまじかの特別な時期」に快く受け入れて頂いた
皆さんに感謝します。そしてこのような素晴らしい出会いのきっかけになった「5歳友人」に感謝します。
又、ハノイで会いましょう。・・・・車に乗り「あッという間の2日間」を思い出しながら・・・
「こんな土地で暮らしたら気持ちよく過ごせるだろうな?」と、そんなことを考えて・・・・知らない間に
深い眠りについていた。
ベトナム田舎のテトまじかの市場の様子。左の屋台ではこの地方独特の形(円筒形)のバインチュンを売っている。
家の全体。立派な門構え。そしてつくりは少し変わっている。1階の奥は「斜面に浮いた構造になっている」
1回に見える場所は実は2階。1階(地下)には広い2部屋がある。
2階から奥に下ったところには「牛小屋や豚小屋」があり、その奥はこの写真のように
広い畑になっている。ここではたくさんの種類の野菜が栽培されており、ほぼ毎日の
食材は賄える。その奥には広い田んぼもあり野菜や卵などは完全に自給自足できる。
庭には「各種の果物の木」(スターフルーツ、バナナ、ミッツ、等々)が植えられており日常収穫ができる。
5歳友人の母上の妹さんの彼氏、ベトナム人の男性は「このような家事が普通にできる」
自分は5歳友人お母上に「ベトナム野菜名、下処理の仕方、料理方法」などを教わったが
まだまだだ、しかし彼は誰にも教わらずにそれらができる。小さいころから親から教わっているのだろう。
この家から見える田んぼの向こうの「お墓」。自分の田舎もこのように
自宅の近くの田んぼや畑の近くに「一族のお墓」があったことを思い出した。
お墓だからと言う「怖さやさみしさ」は無い墓地だと感じた。 亡くなった祖先も
こうして自宅を見守れる場所を考えての事なのだろう?
帰り際には「お父様」より数々のお土産を頂いた。昔、母が同じように
持ちきれないようなお土産を準備してくれたことを思い出した。
(庭でとれたスターフルーツ、正月のために準備した「ゆでた鶏」
待望の「この家族製作のバインチュン」そしてさっき畑でとった
新鮮野菜。 等々 本当に感謝です。
したくてもできない「貴重な経験をさせて頂いた」