人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

東医宝鑑 / 脾臓

2010-04-26 | 日記

東医宝鑑 内景篇(内科)
 脾臓

脾臓の位置
脾の長さは一尺だが、大倉を掩護する。大倉とは胃の上口、即ち中脘穴である。
脾が中脘に一寸二分上、心の三寸五分下にあり、腎とは三寸六分の距離にある。
中間の一寸二分ぐらいを黄庭というが、天にたとえると太陽で、地にたとえれば太陰であり、
人間においては中黄祖気となる。脾は胃と膜が互いにつながっている。

脾臓病の治療
脾がしめって苦痛だったら、急いで苦いものを食べる。
脾が速いのを治すには甘いものを食べさせる。
脾が湿る症に白朮(ビャクジュツ)を使い、また人参は甘で補い、黄連は苦いので吐く。
脾虚に益黄散補・脾湯を使い、重いと寫黄散・調胃承気湯を使う。
脾病にしょっぱいもの食べる。大豆・豚肉・栗などを食べる。
脾病には粳米・牛肉・棗・葵などを食べる。

〔益黄散〕(一名補脾散) 脾臓の冷えと腹痛・下痢を治す。
 処方 ~ 陳皮一両、青皮・訶子肉(シカニク)・甘草灸各五銭、丁番二銭をそれぞれ粉末にして
      毎二銭、または三銭を煎じて服し、または五銭づつを切って水で煎じて服する。
〔補脾湯〕  脾臓の冷え、嘔吐、泄寫、消化不良を治す。
 処方 ~ 麦芽炒・甘草灸各一両半、人参・白茯苓・草果・乾薑炮各一両、厚朴・疎皮・白朮
      各七銭半を切って五銭づつ水で煎じて服用する。
〔寫黄散〕(一名寫脾散) 脾熱・口瘡・口臭を治す。
 処方 ~ 梔子(クチナシ)一銭半、藿香・甘草各一銭、石膏末八分、防風六分を切って蜜で少し
      炒って水で煎じて服用する。

脾臓の修養法
いつも季夏の月、朔旦と四季の末月の十八日、旦がのぼると正座して安静にし、五回深呼吸し、
歯を一~二回カチ合わせ、坤宮中央の黄気を吸って十二回、つばを呑み込んで五十息をとめる。

単方<二十四種>
雄黄  ~ 脾を良くする。
蒼朮  ~ 脾を健康にする。ひとばん水に漬けて切って乾かして煎じ、または粉にして服用する。
白朮  ~ 補脾剤、服法は蒼朮と同じ。
升麻  ~ 脾の麻痺を治す。切って水で煎じて服用する。
縮砂  ~ 脾胃を温める。末または煎じて服用する。
藿香  ~ 肋脾・脾を温める。粉末たは煎じて服用する。
丁香  ~ 脾を温める。煎じても、また末にしても良い。
通草  ~ 脾疸症を治す。水で煎じて服用する。
厚朴  ~ 脾を温める。水で煎じて服用する。
橘皮  ~ 脾の消化作用が弱いときに使う。煎じても、また末にして服する。
大棗  ~ 養脾、肉を取って脾胃の丸薬に入れて飲む。
乾柿  ~ 脾気を健壮にし、また脾が虚弱で消化されないときに使う。牛乳と蜜でまぜ煎じて服用する。
飴糖  ~ 健脾剤、すなわち黒糖で常食すると良い。
稷米  ~ 脾の穀、常食すると良い。
栗米  ~ 常食すると良い。
蒼陳倉 ~ 脾を温める。煮たものを飲む。
糯米  ~ (モチゴメ)味は甘く、脾の穀で煮た湯を飲む。
大麦芽 ~ 補脾・消化剤になる。煮ても、また末でも良い。
神麹  ~ 健脾消化作用をし、末でも煮ても良い。
牛肉  ~ 脾気を強め、牛肚はもっと良く常食すると良い。
蜜   ~ 脾気を養う。脾薬に入れると良く、粥にまぜて常食すると良い。
鰤(ブリ魚)~ 補脾の薬である。
鯔(ボラ)魚~ 補脾の薬である。
葵   ~ 脾気を充足させる。さお汁にでも、おしだしに作って食べる。

https://blog.goo.ne.jp/kaikiinn/e/2747d130db5ed06b627b8eea202c69dc


東医宝鑑 / 心臓

2010-04-26 | 日記

東医宝鑑 内景篇(内科)
 心臓

心の位置
心は肺の下、肝の上に位置する。五臓系が心に通じ、心はまた五臓に通ずる。心の系と五臓の系は互いに連絡しているので、五臓に病があると、先に心に来、その系が上の肺につながり、別系がまた肺の両葉中から後ろに向かって脊を通じたのが腎で、腎から膀胱にいって膀胱膜絡と並行して溲尿するところまでに至る。
巨闕穴は即ち心の膜で、背にあっては心兪が脊五顧の下にある。これが心の部位である。

心臓病の治療法
心臓が緩慢とした症状でつらいと、急いで酸を飲んで鎮める。
心が緩慢でつらいときは五味子を使い、心が弱いときは紗塩で補う。
心病には酸を服用するが、小豆・犬肉・李(スモモ)の酸味を摂って鎮める。
心病には麦・羊肉・杏(アンズ)・薤(ニラ)食べるが、本味を取る。
心虚には銭氏安神丸・朱砂安神丸・醒心散を使い、慢性には寫心湯・導赤敗・十味導赤散を使う。
心病には温食と厚着は禁ずる。

 銭氏安神丸 ~ 心虚を補う。
   処方 朱砂一両、麦門冬・馬牙硝・白茯苓・山薬・寒水石・甘草各五銭、竜脳二分半を粉末にして蜜で合え、一両を三十丸につくり毎一丸を砂糖水      で飲み下す
 醒心散   ~ 心の虚熱を治す。
処方 人参・麦門冬・五味子・遠志・茯神、生地黄・石菖蒲を等分にして切り、水で煎じて服用する。
導赤散   ~ 心熱を治す(処方は十味導赤散と同じ)
十味導赤散 ~ 心臓の実熱・口舌生瘡・驚悸を治す。
処方 黄連・黄苓・ 麦門冬・半夏・地骨皮・茯神・赤芍薬・木通・生地黄・甘草各五分に薑五片を入れ水で煎じて服用する。

心臓の修養法
いつも四月・五月の朔望清旦に南向きに端坐して、歯を九回カチ合わせ、つばで三回口をみがいたあと、静かに想念を注入して离宮の赤色気を三回飲み込み、三〇回息を止める。

単方<二十二種>
朱砂   ~ 解熱剤に良い。
赤石脂  ~ 心気を養う。粉末にして服用する。
金箔・銀箔~ 鎮静剤になる。
黄丹   ~ 鎮静・安神に使う。
石菖蒲 ~ 心孔を開いて心智を補い、聡明にする。粉末、煮ても良い。
麦門冬  ~ 心熱をなくし、心気の不足を補う。芯を取って煎じて服用する。
遠志   ~ 心気を定める。芯を取って、粉末または煎じて服用する。
生地黄  ~ 心血を補い、また心熱を治す。汁を取って飲み、また煎じて飲む。
黄連   ~ 心熱を吐かせ、心中の悪血をなくす。煎じても、また粉末にしても良い。
茯神   ~ 粉末または煎じて服用する。
亀甲   ~ 心を養う。亀は霊物であるだけに補心に霊験あらたかである。粉末にして点服する。
蓮子   ~ 心を安らげ、心気を通じさせる。粉末または煎じて服用する。
杏    ~ 心病に食べる。
小麦   ~ 心気を養い常食する。
犀角   ~ 鎮静に効く。粉末にしてひいて汁を取って飲む。
鶏子   ~ 生を飲む。
若菜   ~ 心神を和らぐ、常食すると良い。
赤小豆  ~ 心孔を開かせる。粥かまたは汁を煮て食べる。
竹葉   ~ 煎じて服用する。
薄荷水  ~ 心の熱をなくす。
連翹(レンギョウ)~ 心の容熱を治す、煮て湯を飲む。
梔子    ~ (クチナシ)心中の煩悶と焦燥を治す。煮て湯を飲む。

https://blog.goo.ne.jp/kaikiinn/e/d7170f92e5acd2c281fb1f76e2dc13f6


東医宝鑑 / 肝臓

2010-04-26 | 日記

東医宝鑑 内景篇(内科)
 肝臓

肝臓の形状
肝には二布葉と七小葉があるが、それはちょうど木甲が開いたのと同じ形である。布葉ごとに支絡脈があって、その中の脈が陽和の気を発し、魂の管となる。

肝臓の主管する時・日
肝は春を主管、足蕨陰・小陰を主治するが、その日時は甲乙である。東方から風がおこり、風が木を育て、木は酸を生み、酸は肝を生む、また肝は陰中の小陽となり、春気と通ずる。

肝臓病の治療法
肝が急だと苦痛で、急いで甘を与えて遅れさせてあげねばならぬが、それには甘草が主材で粳米・牛肉・棗(ナツメ)・葵を食べる。肝病に麻・犬肉・李(スモモ)・韭(ニラ)などの酸味を取るのは酸が肝の本味であるからである。肝の弱い人には、四物湯、清肝湯または補肝丸を使い、重いときには寫青丸・洗肝散・当帰竜薈丸を使う。
 〔清肝湯〕 肝経が血虚して怒火のある症を治す
     (処方) 白芍薬一銭半、川芎・当帰各一銭、柴胡八分、山梔仁・牡丹皮各四分を水で煎じて服用する。
 〔補肝丸〕  一名凉肝丸 肝虚を治す
     (処方) 即ち四物湯に防風・羌活を加え蜜丸めたもの。
 〔寫青丸〕 肝の慢性を治す
(処方)当帰・草竜胆・川芎・梔子(クチナシ)・大黄煨・羌活・防風を各等
        分に粉末にして、芡実大に蜜で丸め毎一丸を竹葉湯と糖温水に混ぜて飲む
〔洗肝散〕  肝の慢性を治す
(処方) 羌活・当帰・薄荷・防風・大黄・川芎・梔子炒・甘草灸各一銭を水煎じて草竜胆一銭を加えて使う
〔当帰竜薈丸〕 肝臓の実熱で脇痛が生じたときに使う
(処方) 当帰・草竜胆・山梔子・黄連・黄柏・黄芩各一両、大黄・蘆薈・青黛各五銭、木香二銭半、麝香半銭、をそれぞれ粉末にして小豆大に         蜜で丸め薑湯で
        二〇~三〇丸服用する
肝臓の修養法
いつも正月、二月、三月の一日早朝に東に向かって正座し、歯を三回鳴らし、東方の清気を九回飲み込み、九〇回閉気する。

単法(二十一種)
 草竜胆  ~ 肝胆の気を補う。煎じて服用する。
 空青   ~ 肝胆の気を補う。煎じて服用する。
 黄連   ~ 煎じても末でも良い。
 細辛   ~ 肝胆を補う。煎じて飲む。
 決明子  ~ 肝熱をさます。粉末にして服用する。
 車前子  ~ 肝の保健剤、炒って煎じても良く、粉末にしても良い。
 薺子(ナズナ) ~ 即ち菥蓂子である。粉末にして服用。嫩根は米とまぜて粥に煮て食べる。
 覆盆子  ~ 補肝に効く、生でも粉末でも良い。
 青箱子  ~ 鎮肝作用と肝臓の熱を治す。粉末にして服用する。
 酸棗仁  ~ 肝気を補い、粉末、煮ても良い。
 山茱萸(ヤマグミ)~ 肝を温める。粉末、煮ても良い。
 沙蔘(サジン)~ 肝気を養う、煮て服用する。
 芍薬   ~ 補肝に良い。粉末か煮て服用する。
 青皮   ~ 肝・気を通させる。粉末か煮て服用する。
 苦蔘(クジン) ~ 肝胆の気を養う。煮て服用する。
 木爪(ボケ) ~ 筋と血の補益剤、煮て服用する。
 小麦   ~ 肝の気を養う。煮て服用する。
 葱白   ~ 肝の邪気をなくす。煮て飲むか、または汁を取って飲む。
 韭(ニラ)  ~ 肝気を充足させる。おしたしにして食べると良い。
 李(スモモ) ~ 常食すると肝病に良い

  https://blog.goo.ne.jp/kaikiinn/e/ae2104edd6562de128c0d2f34cd404d0


地竜(じりゅう)

2010-04-24 | 日記

地竜(じりゅう) ミミズです。

解熱剤として単独で医薬品となります。
新型コロナ感染による解熱と抗血栓形成として有効だと思われます。

また、
癲癇、意識障害、肺熱による喘咳などにも有用です。

漢方処方としては、
関節痛「小活絡丹」・半身不遂「補陽還五湯」・骨折「地竜接骨丸」・腰腿損傷「地竜散」などに配合されています。

[基原]日本薬局方ではフトミミズ科(Megascolecidae)Pheretima aspergillum Perrier又はその他近縁動物の内部を除いたものとしている。市場では広地竜と土地竜とがある。広地竜はPheretima aspergillum基原であるが、文献によってはPheretima asiatica Michaelsenとするものがあるが、両者を同一種とする説もある。一方、土地竜はツリミミズ科(Lumbriciae)カッショクツリミミズAllolobophora caliginosa trapezoides Ant .Drugesを草木灰中に入れ、処理してから乾燥したものである。日本産はカッショクツリミミズの体内の土砂を排出させたのち、熱灰を用いて調製したものである。[出典]神農本草経 下品、図経本草[別名]蚯蚓(きゅういん)、地竜干(じりゅうかん)、乾地竜(かんじりゅう)、地竜肉(じりゅうにく)[成分]tyrosine誘導体のlumbrofebrin、lumboritin、terrestolumbrolysinなどのほか多種のアミノ酸を含む[効能]解熱、気管支拡張、降圧[用法]気管支喘息、高血圧症、痙攣性咳嗽などによる熱を下げる。煎、散、丸にして内服する[性味]鹹、寒

[基原]日本薬局方ではフトミミズ科(Megascolecidae)Pheretima aspergillum Perrier又はその他近縁動物の内部を除いたものとしている。市場では広地竜と土地竜とがある。広地竜はPheretima aspergillum基原であるが、文献によってはPheretima asiatica Michaelsenとするものがあるが、両者を同一種とする説もある。一方、土地竜はツリミミズ科(Lumbriciae)カッショクツリミミズAllolobophora caliginosa trapezoides Ant .Drugesを草木灰中に入れ、処理してから乾燥したものである。日本産はカッショクツリミミズの体内の土砂を排出させたのち、熱灰を用いて調製したものである。
[出典]神農本草経 下品、図経本草
[別名]蚯蚓(きゅういん)、地竜干(じりゅうかん)、乾地竜(かんじりゅう)、地竜肉(じりゅうにく)
[成分]tyrosine誘導体のlumbrofebrin、lumboritin、terrestolumbrolysinなどのほか多種のアミノ酸を含む
[効能]解熱、気管支拡張、降圧
[用法]気管支喘息、高血圧症、小児痙攣性咳嗽などによる熱を下げる。煎、散、丸にして内服する
[性味]鹹、寒

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Kevin McKernan

2010-04-23 | 日記

 

ケヴィンはMedicinal GenomicsのCSO兼創設者で、大麻と麻のゲノミクスを開拓し、大麻ベースの治療法の研究のためのより強力な科学環境(Kannapedia.net)と大麻の遺伝子を追跡・検証するブロックチェーン技術を構築しました。それ以前は、Courtagen Life Sciences, Inc.のCSOを務め、Life Technologiesの副社長兼研究開発部長として、Life Technologiesの次世代シーケンス技術SOLiDの開発を統括していました。SOLiDの研究開発プロセスにおいて、次世代シーケンサーによる新たな生物学的フロンティアを探求する100以上の共同研究を監督し、特にヒト腫瘍シーケンサーにおける興奮と牽引力を実感しました。ケムFET半導体を用いたDNAシーケンスの研究開発プロジェクトを立ち上げ、DNAシーケンス企業Ion Torrent社を3億5000万ドルで買収するプロセスの指揮を執りました。これらの共同研究により、何百もの出版物を生み出し、Science Translational MedicineからNatureまで7つのジャーナルをカバーしました。 2005年に共同設立した新興企業Agencourt Personal Genomicsでは社長兼CSOを務め、ヒトゲノムのシーケンスのコストを3億ドルから3,000ドルに引き下げる革命的なシーケンサー技術を発明した。 2000年、Agencourt Biosciences Corporationを共同設立し、Beckman Coulterに買収されるまでCSOとして活躍。また、ホワイトヘッド研究所でヒトゲノム計画の研究開発を担当した。 (機械翻訳)

 https://medicinalgenomics.com/team/kevin-mckernan/