時 人を待たず、光陰 惜しむべし
古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
唯 光陰のみ、之を惜しむ
善は善のみで悪は悪のみで立たない
概念は相対を離れず互いを内包する
言葉で編まれる座布団は表裏で一枚
道理を表明の裏方は相克の影を宿す
裏に表に輪廻する処は二見相対の念
法は既知に留まらず我の座す処なし
未だ善悪を分かつ以前の心底は何処
始まりと終わりが等しく
最初の一歩が最後の一歩
法は二足の草鞋を履かず
二念なき処は比較もない
法は比較の無い只今一つ
前後際断の後先を知らず
彼此の分別未だ到らぬ処
行く者と行く処に別無く
我と森羅万象は同時成道
青山常に歩き我常に不動
今日の縁: 念に座らず
http://www17.plala.or.jp/tozanji/bn/seizan.html
此処と其処の分別は我の念処
二つの間に心理的時空が立つ
比較の無い処に因果を認めず
法に二念なく事実は因果一如
一得一失の処は三世心不可得
法に東西南北は無く
左右上下も立たない
法は一得一失の只今
不二の処は比較無縁