来院された時は、首肩のコリが強く、やや汗が出ていて、体格はやや固太り型ということで、
葛根湯(日本の保険収載番号は1番)を処方いたしました。
患部には江戸時代の名医、華岡青洲の考案による、紫雲膏を使いました。
そして、免疫と気が上逆して頭痛と吐き気があるので、足三里のお灸をお勧めいたしました。
クリニックでは直接灸を足三里だけでなく、陽陵泉とか曲泉などにするのですが、
自宅でご自分でお灸をするのであれば、せんねん灸による足三里一択で充分です。
3日目からは熱っぽさと、うつ症状とイライラが強いので、小柴胡湯(しょうさいことう、
日本の保険収載番号は9番)を使用して、その日のうちに完治したようです。
同じブースターを受けた同僚は2週間以上苦しんでいます。
他にも麻黄湯(収載番号27番)、桂枝湯(同じく45番)、小青竜湯19番、麻黄附子細辛湯127番、
香蘇散70番、補中益気湯41番などが症状に応じて使われます。
これらは、漢方医の問診を受けてから処方をしてもらってください。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/0533c26a1e15416dcf28590a08cfa8f4
※桂姜棗草黄辛附湯 (桂枝湯+麻黄附子細辛湯)