人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

発熱, 痙攣

2020-02-28 | 日記

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未病を治す

2020-02-27 | 日記

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清肺敗毒湯の方意

2020-02-26 | 日記


2020年2月19日 『国家中医薬管理局』
中医学の最前線: 薛伯寿(せつはくじゅ)先生による『清肺敗毒湯』の解説

清肺排毒汤为什么快速有效?来听听国医大师薛伯寿解方!

清肺排毒湯は、なぜ速効性があり効果的なのか? 国医大師の薛伯寿が解説します。

↑FACEBOOKは、中国政府のURLを貼ることができないのですが、これを読み逃すのは、
中国伝統医学を学ぶ人間として、あまりに惜しいです。

清肺排毒湯 は、701例の新型コロナウイルス肺炎の確定診断症例に用いられて、
130例が治癒退院し、51例の症状が消失し、268例の症状が改善しているそうです。

国医大師の薛伯寿(せつはくじゅ: 薛伯寿 :Xuē bó shòu:1936ー)先生は、
江蘇省(こうそしょう:江苏省:Jiāngsū Shěng)出身で、
名著:中医症候鑑別診断学(中医证候鉴别诊断学)の編者です!

1963年から1975年にかけて、
蒲輔周(がほしゅう:蒲辅周:Pú fǔ zhōu:1888-1975)先生に直接学んだ弟子であり
蒲輔周医案(蒲辅周医案)の編者でもあります。

蒲輔周(がほしゅう:蒲辅周:pú fǔ zhōu:1888-1975)先生は、1888年の清代の四川省の医師の家に生まれ、
15歳の頃から医術を学び、1945年に四川省で麻疹が大流行した際に治療で活躍し、
さらに1956年に石家庄で日本脳炎が大流行した際に郭可明(1902-1968)先生と共に
温病の「暑温」と弁証して、白虎湯と清瘟敗毒飲を用いて、多くを治療して、政府の信頼を得ました。
1956年に中医研究院を北京に設立した際に、呼ばれて、北京で臨床と教育を行いました。

以下、引用。

王永炎院士提出:传染性新冠肺炎,为寒湿疫,倡导用麻黄附子细辛汤合桂枝去芍药;仝小林院士在武汉一线,
电视采访分析新冠肺炎亦为寒湿疫。

王永炎院士は、伝染性新型コロナウイルス肺炎は寒湿疫としており、
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)に桂枝を加えて芍薬を去る処方を提唱している。
仝小林院士は、武漢の最前線に滞在し、テレビインタビューでは新型コロナウイルス肺炎を寒湿疫と分析している。


我非常同意王永炎院士提出的,伤寒论就是主要为救治寒湿疫而著。我认为寒湿疫,必须善用麻黄剂,应明麻黄宣肺透邪,既开表闭又开肺闭,消散肺间质郁饮,麻黄为宣散肺邪之要药,麻黄又为利小便祛湿圣药,麻黄更是宣通寒凝血脉瘀滞之圣药,故寒湿疫必须善于运用。因为历代医学经验在积累,先师蒲老倡融会贯通伤寒、温病、温疫学术经验,择善而用,融合运用,其实伤寒六经辨证论治方药,也存在融合运用,如柴胡桂枝汤,就是小柴胡汤合桂枝汤。我也完全赞同王永炎院士倡导用麻黄附子细辛汤合桂枝去芍药汤做重症救急方药。

わたしは、王永炎院士に同意する。傷寒論は、寒湿疫の激しいものを治療することを主題としている。
わたしは寒湿疫とみなせば、必ず、麻黄(まおう)をよく用いる。
麻黄は宣肺透邪し、表閉を開き、肺閉を開き、肺の間質の鬱飲を消散させ、麻黄は宣肺の要薬であり、
麻黄は利小便する去湿の聖薬であり、麻黄は寒凝血脈瘀滞を宣通させる聖薬であり、
それゆえに寒湿疫なら必ず麻黄を用いるのである。
歴代医学経験の積み重ねによれば、先師である蒲輔周先生は傷寒・温病・瘟疫の学術経験に通じて、
傷寒論の六経弁証と融合して運用した。 柴胡桂枝湯は小柴胡湯と桂枝湯の合方である。
わたしは完全に王永炎院士が麻黄附子細辛湯合桂枝去芍薬湯で重症を治療するのに合意するものである。

治疗新冠肺炎的清肺排毒汤,就是仲景相关经方融合创新运用。此方为麻黄汤、五苓散巧妙相合,既祛寒闭又利小便祛湿,麻黄可增五苓散祛湿,五苓散控制麻桂发汗之峻,桂枝甘草辛甘化阳扶正,苓桂术甘又有健脾化饮之用,因新冠肺炎胸憋气短,虽无明显喘,其实肺闭不宣,比有喘咳更为严重,又合用射干麻黄汤及橘枳姜汤,小柴胡汤为少阳病,半表半里,又可通利三焦,既防疫邪入里,又调肝和胃,顾护消化功能,加藿香为芳香化湿,用石膏防郁而化热。

新型コロナウイルス肺炎を清肺敗毒湯で治療する。 張仲景の経方と新運用の融合である。
この処方は麻黄湯と五苓散を巧妙に組み合わせている。 寒閉を去り、利小便して去湿する。
五苓散は麻黄桂枝の発汗を抑え、桂枝甘草の辛甘は化陽扶正する。苓姜朮甘は健脾化飲する。
新型コロナウイルス肺炎は胸閉し呼吸困難となるが、肺閉不宣であり、さらに喘咳が重なるなら、
射干麻黄湯(しゃかんまおうとう)および 橘皮枳実生姜湯(きっぴきじつしょうきょうとう)、
小柴胡湯は少陽病で半表半裏のものの、三焦を通利することで、邪気が裏に入るのを予防する。
また、肝を調え、脾胃を和し、消化機能を保護する。 藿香は芳香化湿し、石膏は鬱熱の化熱に用いる。


以上、引用終わり。

師にあたる 蒲輔周(がほしゅう:蒲辅周:pú fǔ zhōu:1888-1975)先生は、傷寒・温病の専門家であり、
季節の気象変化から弁証論治をおこなったことで有名です。
1945年に四川省で麻疹が流行した際も、大雨が続いたあと、湿化熱して起こったと弁証し、
通陽利湿法(通阳利湿法)で麻疹を治療しました。
麻黄湯は『傷寒論』の太陽病の太陽傷寒の方剤であり、五苓散は『傷寒論』の太陽病、太陽蓄水の方剤です。
麻黄附子細辛湯は少陰病の方剤です。
『傷寒論』と温病学を学ぶには、いまぐらい勉強になる時期はないと感じました。

神戸東洋医学研究会 2月21日 23:20 ·


麻黄附子細辛湯合桂枝去芍薬湯麻黄附子細辛湯桂枝去芍薬湯
> ( 麻黄,附子,細辛 ) + ( 桂枝,大棗,生姜,甘草)

小柴胡湯五苓散柴苓湯
> ( 柴胡,半夏,黄芩,人参,大棗,甘草,生姜 ) + ( 沢瀉,茯苓,猪苓,朮,桂皮)

麻杏甘石湯:麻黄,杏仁,甘草,石膏

射干麻黄湯:射干,麻黄,生姜,五味子,細辛,紫苑,欵冬花,大棗,半夏


清肺排毒湯治療新冠肺炎患者總有效率可達90%以上