排膿散と排膿湯とを合方したものを排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)と言い、
一般には排膿散と排膿湯との両方の効果を持つもの、すなわち、 発赤・腫脹・疼痛 があり、膿や分泌物がある時に用いると言われているが、村上先生の理論では、 排膿散及湯は、桔梗と芍薬 の組み合わになるので、結局は排膿散の効果である。
発赤・腫脹・疼痛 のある時に使うべきもので, 膿や分泌物がある時には使えない。
膿や分泌物がある時に使うと、治らないばかりか悪化する可能性がある。 (治ることもある)
『漢方薬の実際知識』の初版が出た頃は、この組み合わせのことがわかっておらず、
排膿散及湯を使って良い場合と効果が無い場合、悪化する場合があり、 改訂版を出す頃に 桔梗と芍薬 の組み合わせがわかったとのこと。
発赤・腫脹・疼痛があり、膿や分泌物がある時は、桔梗+芍薬+薏苡仁 の組合せか、 桔梗+荊芥・連翹 の組み合わせを用いる。
https://kenko-hiro.blogspot.com/2021/11/blog-post.html
※芍薬と排膿, 鎮痛と感染予防