ぬばたまの 闇のきはみの 世にありて ただひとつぶの まことの光
*今週も不調ですね。なかなかいいのが詠めません。添島の方も苦しんでいるようです。今一つ歌に輝きがない。歌を詠もうと頭をしぼっていると、馬鹿の霊が思考を乱して邪魔するのです。感性の中枢にも蓋をされて、良い言葉が浮かんできません。苦しいですね。
だが何とかしていきましょう。長いトンネルの中、光は見えなくても、わたしたちの中には消えない自分の光がある。信じるに足る真実の光が、自分の中にある。
さて表題の作にいきましょう。かのじょが例の日記を書いていたころ、かのじょを理解してくれる人は誰もいませんでした。かのじょは無知と無理解の嵐の中を、傷だらけになりながら、生きていました。
みな、口ではいいことを言いながら、愛を信じてなどいなかった。神というものは、特定の団体が人間をだますために利用する、お題目程度にしか考えていなかった。
そんな究極の闇の時代にあって、かのじょ一人が、ただ愛を信じ、神を信じ、真心で人類を救おうとしていたのです。
墨のような闇の底に沈んだ、たったひとつぶのまことの光があった。そこから、新たな時代は始まった。
すばらしい自分自身の真実を歌い上げたあの日記は、瞬く間に世界に広がり、愛と真実の光で、人類に新たな未来を教えたのでした。
すべては、田舎に住んでいた、ひとりの女性の、まことの愛と真心から始まったのです。
その光は、今もこの世で増殖し続け、どんどん世界を光に染め続けています。