高き夢 のびゆく空に 神はゐて 人につばさの ありかををしふ
*本当の自分自身とはすばらしいものです。
考えてもごらんなさい。それはいろいろなことができる機能体です。思うことができる、考えることができる、ものを言うことができる、何かをすることができる。感じることもできれば、愛することもできる。
神はすばらしいものに、わたしたちをつくってくださっているのです。
この世のすべての苦しみは、この自分自身を、馬鹿だと思い込むことから始まるのです。
きっかけはほんのささいなこと。他人が自分より先に勉強が進んでしまい、自分より美しくなってしまった。それに自分は嫉妬して馬鹿にしてしまった。
そんなことから、自分を人より馬鹿だと思い込んでしまい、嫉妬に翻弄され、あらゆる人を馬鹿にし始めて、人はこの世に苦しみを投げかけ続けてきたのです。
しかしその暗黒の時代ももうそろそろ終わる。人は苦悩の中にも、自分の霊魂が大きくなり、感性が成長し、自分というものの正しい姿を感知できるまでになったからです。
自分というものを創ってくださった、神の愛というものを知ることができるようになるまでに、人間は成長したのです。
人間の霊魂には翼のように飛翔する力がある。高い夢に向かって伸びていくことのできる跳躍力があるのです。神はそれを人間に教えようとなさっている。そして、はやく伸び上がって来いとおっしゃっている。
高い愛の空へ、飛びあがって来いと。まるでひな鳥の巣立ちを導く親鳥のように、神は人間に霊魂の飛び立ちを導こうとしているのです。