馬鹿者は ひとさまの邪魔 ばかりして 自分の自分を まったくやらぬ
*大火節です。相変わらずきついですね。
これ、「自分の自分を」のところが8文字になるので、少しわたしがこう推敲してみたのですが。
馬鹿者は ひとさまの邪魔 ばかりして 自分のことを なんにもやらぬ
さてどっちがいいでしょう。大火本人は元の作のほうがいいというのですが。確かに「自分の自分」と言ったほうが、明確に言いぬいていていいかもしれませんね。わたしが推敲した方では、まとまりはよくても少し意味が弱くなります。
さてそれで、解説するまでもありませんが、まさに馬鹿な人たちはこういうことばかりしています。他人に嫉妬ばかりしていて、他人の邪魔ばかりしていて、自分の自分をまったくやらない。勉強をしない、修業をしない、そういうつらいことはさぼってばかりいて、いつも他人ばかり見ていて、他人様のきつい批評や悪口ばかり言っている。
こんな調子では、全然自分が育ちません。先に勉強して賢くなった人の邪魔ばかりして、自分のことは何にもやらないからです。自分は焦って自分をやらなければ、全然成長しないのです。そういう未熟な人たちがいつも、勉強の進んだ人の行動を妨害して、世の中に難を振りまくのです。
人の邪魔ばかりしている人は、原始の時代から、ほとんど何も勉強していません。だから今も愛がはっきりわからない。なぜ人が、時に高い目的のために自分をかけて行動するかがわからない。馬鹿者は原始的エゴのまま今も生きていて、ほとんど自分のことしか考えられないのです。
そういう魂の勉強を怠ってきた人は、もうそろそろ大きな壁にぶつかります。神の壁です。
神が、愛がわかる人間でなければ、もうこの世に生まれてくることを許さないとおっしゃるからです。
他人様の邪魔ばかりして、自分の勉強を何もやってこなかった魂は、みんな、この世界を追い出されることになったのです。