偽物の 自分を選び 本当の 自分を捨てる 滅亡の門
*今の世界は、全部が全部と言っていいほど、人間は偽物になっています。
本当の自分を生きるのがいやで、人のものを盗んで偽物の自分を作り、それを生きている。
本当の自分の人生が来れば、厳しい難がやってくるからです。傷つきたくない、嫌な思いなどしたくはない、そんな人間の甘えが、人間による人生の改造をひきおこすのです。
本来の自分の人生では、もっと貧しい家に生まれて、苦労を味わわねばならないはずの人間が、裏から操作をし、親を人から盗んで、豊かな家に生まれたりなどすることがよくあります。そういう人は、なぜか人生がうまくいく。ほとんど苦労らしい苦労などない。
馬鹿な人は、人から盗んだもので、裏から操作して、自分の人生を良い方向に操作していくのです。名声も、友情も、美貌も、霊的技術をもってすれば、簡単に人から盗むことができるのです。
しかし馬鹿な人たちは、そういうずるい盗みばかりやりすぎて、とうとう人間の限界を超えてしまいました。ずるで人生を操作していい思いばかりしてきて、愛の勉強を何もしてこなかったツケがとうとう回ってきたのです。
彼らは人間ではないものになってしまったのです。あさはかな盗みで自分ばかりをいいものにしてきた結果、人類を落ちてしまったのです。
彼らはもうこの世界に生きることはできません。この美しい世界とは別のところに赴き、そこで勉強をやり直し、自分を立て直さねばならないのです。
それがいやなら、いつまでもこの世界にいたいなら、もう偽物の自分を捨て、本当の自分に戻らねばなりません。嘘と盗みで得ていたものをすべて返し、本当の自分に戻り、それをまっとうに生きていかねばなりません。
痛難が起きるでしょう。プライドを叩き落される経験をするでしょう。しかしそれができなければ、馬鹿な人は人間としての永遠の未来を失うのです。