小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

沖縄慰霊の日に、「平和の詩」を読む:

2013年06月25日 | 社会戯評
沖縄慰霊の日に、「平和の詩」を読む:
6月23日の沖縄全戦没者追悼式典で、与那国町立久保良小学校1年生の安里有生(あさと・ゆうき)君6歳が朗読したその詩の全文が、信濃毎日新聞に載っていたので、何気なしに、目にとまった。「へいわってすてきだね」から始まる短い詩である。毎年、この日に読み上げられる政府関係者や沖縄知事からのメッセージよりも、子供達によるメッセージの方が、どういう訳か、心に響いてくるのは、どうしたものであろうか?
(参考までに、下記、一部、抜粋します):
へいわってなにかな?
ぼくはかんがえたよ。・・・・・・・
やさしいこころがにじになる。・・・・・
みんなのころこから、へいわがうまれるんだ。・・・・・・・
あぁ、ぼくはへいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわがずっとつづいてほしい。・・・・・
へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように、
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

詳しい選考の履歴は不明であるが、恐らく、親族の中に、戦没者がいらっしゃることは、間違いないであろうが、この少年の心の中に宿る「平和への思い」は、間違いなく、沖縄戦で亡くなられた人々、或いは、太平洋戦争で亡くなられたすべての戦没者・遺族の思いをまさに代弁していることは間違いないでしょう。美しい与那国島の自然の中で、こうして、育まれた貴重な少年の心が、最後に、力強く、意思表明した「ぼくのできることからがんばるよ」という言葉には、もう、一人前の大人の決意表明が込められているのではないだろうか?こういう気持を有する少年が、社会の中で、「絶滅危惧種」のような扱いをされないように、大人は、共に、その大切な志しを、育んであげたいものであるし、それこそが、大人の勤めではないだろうか?全文をもう一度、読み返すと、涙が溢れてきます。



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