小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ジェネリック家電:

2015年08月24日 | 社会戯評
ジェネリック家電:
ジェネリック医薬品ではないが、今や、悪かろう、安かろうという製品ではなくて、機能を一部に限定して、製品の安全性や品質の管理には、それなりの最低限度の基準をクリヤして市場性を担保するという商品が、人気を呼んでいて、大手家電白物メーカーのシェアーを徐々に、追尾・確保しつつあると云われている。同じ中国製や東南アジアの生産であっても、日本の技術者が生産管理や検品指導に直接関わって、責任を持って、OEMブランド化していると言われている。成る程、こうなると、これまでの単純な中国製や東南アジア生産の商品とは、一味違ったマーケティング販売であるかも知れない。大手のブランド・メーカーの退職技術者の受け皿としても、充分、機能できうるビジネス・モデルの内容である。しかも、お掃除ロボ等のニッチな商品開発でも、充分機能しうる余地が高いものであることは、嬉しい限りである。身近なところをみても、扇風機などは、3段階の風力調整ができるものを使用しているが、考えてみれば、ほとんど、使用するときには、そのうちの弱がメインで、ほとんど、強などは、滅多に使用することはない。ましてや、8段階の風力切替などは不要である。又、トースターも、タイマーが壊れていても、パンを焼くという機能は、全く問題ないので、100円タイマーがあれば充分で、多機能などと言うものは、当面、必要も無いのである。日本の大手メーカーというのは、技術開発を極限にまで、自己満足的に、競合他社との技術競争に勝ち抜くという究極の目標達成のうちに、何処か、世界や市場ニーズの趨勢とは異なるガラパゴス的な進化を遂げて、結局は、衰退してしまった訳である。この反省を鑑みれば、ジェネリック家電という分野は、実に、様々な可能性があり、しかも、素人でも、参入できる分野なんかも知れない。今や、これまでは、知らなかったようなブランドでも、徐々に、認知されてくることになろう。いっそ、ジェネリック家電なるコーナーを展開して貰いたいものである。


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