又、商品券なのか?!:
家電エコポイントやエコカー減税などの過去の経験を、踏まえて、消費の喚起に向けて、又ぞろ、商品券とか、額面を上回る価値のあるプレミアム商品券で、子育て関連のサービスとか、旅行券などへの消費を喚起させようと、画策されているが、そんなことで、本当に、消費増税実施が可能になるのであろうか?これまでの事例でも、瞬間的な、或いは、一時的、単発的な消費で、まるで、打ち上げ花火が打ち上げられた後のしょぼい、終わり方にならないのか?要するに、所詮、『需要の先食い』でしかなくて、持続可能な、永続性を伴う消費ではない。そんな小手先だけでの対応策で、可能なのであろうか?消費増税でも回避できれば、それでも、一時しのぎには、やらないよりは、マシであろうが、仮に、消費増税が延期されるようにでもなれば、果たして、どんな構造的対策が、考えられるのであろうか?既に、アベノミクスの潮目も変わりつつあり、財政金融政策も、やや、出尽くした感があり、一方で、依然として、実質賃金が上昇することなく、生活の豊かさが、本当に実感されない限り、或いは、新たな成長戦略の果実が、具体的に、力強く牽引してこない限り、なかなか、豊かさを実感することはなく、トルクダウンも知らぬうちに、汚染水同様、何処かに、漏れてしまい、円高・輸入の恩恵にも、又、円安・輸出の恩恵にも、どちらに転んでも、実感されず、更には、石油安でも、恵まれず、只、ひたすら、物価の上昇のみが、更には、株高の恩恵も甘受することなく、貧富の格差の増幅のみ、実感されかねないのが、現状なのであろうか?記憶に間違いなければ、もう何十年に亘って、景気が悪くなる度に、国内消費・国内市場の拡大政策が、とられたにも拘わらず、うまく、機能してこなかったのも事実であろう。既に、これまでのパターンとか、原理原則が、予想通りに進んでいないのが、現実である以上、これまでと同様の策を弄しても、果たして、うまく、筋書き通りに、機能するのであろうか?