ふたりで半分こ

保育園に行く朝。


途中にバラを植えている家が２件あるのだが、


娘はその家の外から道路に落ちている花びらを拾うのが、


最近の習慣になっている。



金曜日。



一枚拾い、


娘：「ぴんく　と　しろや♪」


娘：(*´▽`*)ノ~♪


と、嬉しそうに見せてくれた。


母：「よかったな。」


と言ってまた一緒に歩き出す。



保育園にもうすぐ着く、というところで、


娘：「はい、おかあさん。」


娘：「はんぶんあげる」


娘、花びらを半分にちぎって１つを母にくれた。


母：「ありがとう。でも、いいの？」


娘：「いいの　いいの。」


母：「ふうかちゃん（仮名）にあげたら？」


娘：「いいねん。ふうかちゃんにはあげへん。」



・・・



保育園に着き、そのまま教室に行く階段を上っていると、



娘：「これ、おかあさんとあさおに、」


娘：「はんぶんじゅつあげるわ。」」



と、自分用に残しておいた花びら。

半分をさらに半分にちぎる。



・・・



娘：「はい♪」


娘：(*´▽`*)ノ~♪


娘は４分の１になった花びら２枚を母と息子に渡そうとした。



母：「いいの？」


母：「みいの、なくなっちゃうで？」



・・・


娘：「いいの　いいの♪」


娘：「おかあさん、やさしいしあげる♪」


娘：(*゜o゜)ノ~☆





・・・




ごめん。



・・・



おかあさん



もうちょっとやさしくなれるよう



・・・



がんばるわ。



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