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間違った歴史の塗り替え!

2009年09月14日 20時46分34秒 | インポート

 イチロー選手が9年連続200本安打を達成し、大リーグ記録でまたひとつの歴史を塗り替えました。私たちが想定出来ないプレッシャーのなかで、病気ともたたかいながら「常に前向きに・・・」頑張るイチロー選手に心からお祝いのエールを送ります。

 そんな歴史を塗り替えた日に、何と道内唯一の公営交通バスを民間移譲する問題で労使合意が交わされました。「市民の足を守るために公営バス存続を!」と頑張ってきた組合も苦渋の選択を決断したようです。でも、労使合意したから「それで良し」とはなりません。忘れてはならないのは、「市営バスの主役はあくまでも“市民”である」ことです。市民が置き去りにされています。

 「民間移譲ありき」論から見れば、財政難を理由付けに「官から民へ」の安上がり戦術は成り立つのでしょう。しかし、何故「民間移譲するのか」という市民説明はされていません。確かに、過日からはじまった“まちかどミーティング”で説明を仕始めているよう(アリバイ作り?)ですが、結局説明責任を果たしていないことを証明しているようです。

 私は、議会運営委員会の席上で追加案件(民間移譲の条件付き補正予算)の提案方法に意義を主張しました。「会期中にも追加案件はない」と言っていながら、「労使合意が整ったので追加します」では説得力はありません。 

 あとは、議会の力(賛否)で強行突破をするのでしょう。良い意味での歴史は学ぶ必要がありますが、市営バスの民間移譲は市政運営にとつて禍根を残すことになると私は思います。

 民間が赤字路線を走るのでしょうか?民間に移譲しても「市民の足を守る」と市長は言い切りますが、その担保はとれていません。国鉄が民間に移行して良くなったでしょうか?赤字路線は線路もなくなりました。郵政を民営化したら、ポストも郵便局もなくなりました。同じ過ちを起こす前に、「市民への説明責任を果たす」ことが行政の仕事と考えます。

 せっかくの記念する日に“お茶を濁す”のでは、私の心境も収まりません。残された議会日程ですが、最後まで「民間移譲ありき」論に立ち向かっていきます。