昨夜は、寝る前に“痛み止め”の頓服を飲んだのですが“腰痛”でなかなか眠りに付くことが出来ませんでした。時計を見ると午前3時。その後の記憶がないので、7時まで痛みより睡魔の方が優先されたようですが、お陰様で日中“あくび”が途切れませんでした。
早朝未明と言えば、6日の夜から7日未明にかけて、陸上自衛隊東千歳駐屯地から90式戦車(添付写真)4両のほか、89式装甲戦闘車やジープなど約60両 が国道・道道・苫小牧西港の勇払埠頭(港管理組合敷地内公道)を走行しフェリー乗り場の苫小牧西港まで移動するという前例のない“公道走行”を強行しました。“前例”がないだけに、1度行えば“反対”があったとしても実績となり繰り返されることは千歳基地での訓練移転や公道走行を繰り返した帯広市などが物語っています。市の対応は「防衛は国の問題(専権事項)だから・・・」と人ごとですが、真夜中に”ごう音”をたたて公道を走行することは絶対に許すことは出来ません!!
何故、こうしたことが行われるのか?それは、「新防衛大綱」で打ち出した地球規模での海外派兵の具体的訓練の現れです。大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で10日から実施される協働転地演習に参加するためです。
これからも北海道であれ、九州であれ、全国各地いつでも公道走行して移動できる訓練が行われます。日本の陸・空・海で米軍と一緒に、空ではF15戦闘機、海では艦船、陸では戦車での訓練です。怖いことですが現実のこと。
特に、ここ1年間を見ても訓練内容は、私たちが生活している苫小牧で明確になっています。上空では訓練移転の規模拡大(最近は市内上空での騒音が頻繁です)、港では米艦船の強行入港、そして今回の戦車による公道走行です。
あの3.11大震災後の救援活動に従事していた自衛隊員の姿に、感銘した方が多かったことは事実です。が、震災復興・原発収束の目途がないなかで、北海道の戦車などが多額な税金を使ってまで訓練をしなければならないのか?まったく理解が出来ません。そんなお金があるのなら、直ちに復興支援に回すべきです。
不思議なことに、今月28日に帰還する予定ですが、その際には苫小牧港に到着後、トレ-ラーに戦車などを積み、東千歳駐屯地に戻るとのこと。最初から、公道走行の必要性がないことを実証しています。
“慣熟”も訓練のひとつ。私たちが黙っていたら“いつか来た道”の繰り返しになります。 国政の重大問題として、経済・暮らしではTPP、軍事では沖縄普天間基地など。いずれも米国の要求に忠実に従っている野田政権の正体です。