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レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

平べったい薬のびん(ゆでた孫、ゆで卵の思い出)

2017年10月13日 10時30分20秒 | ビン

平たい形の薬のびんには丸薬が入っていたのでしょう。

農協のマークで価格のシールが貼られています。

薬は赤い粒で、ラベルには効能として、清涼 気付け毒消し、と書いてあります。
子供のころ生家にあったものは、効用から考えると同じ薬の違う形状だったのでしょうか。
2枚貝のハマグリに、印鑑の朱肉のような色をして、ネトッとした状態で入っていました。

当時私は4歳くらいだったと思います。
両親が野良から戻らない明るいうちに、庭先の風呂小屋の五右衛門ぶろに祖父と入ったようです。
お風呂上がりの裸の私は、フラフラとこたつ掛け布団の端に倒れ込みました。

「自分に合わせて、熱い湯に入れるから」と祖母が祖父に小言を言っているのを仰向けのまま、ぼんやり聞いていました。
上半身裸のままの祖父は「テリアカを出せ」と祖母に言いました。

貝を開いて赤いものを指に取り、台所へ行き戻って来て、私の顔に口から冷たい水を吹きかけました。
そのあとの記憶はありません。
今思えば、気付けの効能利用のテリアカを溶かした水だったのでしょう。

そのとき私は「茹でた孫」 ゆで卵でした?

7つ違いの祖父母は65年連れ添って、祖父は90で祖母は88で逝きました。

 


古代ビン

2017年09月16日 10時10分51秒 | ビン

遺跡から発掘されたビンの表面が変化しているのを銀化といいます。
故東山魁夷画伯も魅せられたのか、絵の展覧会場の端に遺品として飾られた美しく青く光るビンを見ました。

骨董市でも似たものがありましたが高価でした。

ある日、私でも買えそうな小さいのがありました。
瓢箪型で首が銀化しています。
同業者の古物商によると「あの人はヨーロッパ回ってる」と言うので本物だろうと安心しました。
次に巡り合ったのは3年後くらいでした。
もっと小さい青い色のを持っていました。

光を当てると首の銀化がはっきりします。虹色に光るのをいうのです。

日本の土中から出た古いビンを並べている中に、銀化しかかったのを見たことがあります。
ビンの原料、埋ってる土の成分、かかった年月による偶然で生まれるようです。
 


スポイト式のびん

2017年08月21日 14時51分17秒 | ビン

医療用品のようです。
スポイトのゴムが健在で、ビンの青もステキです。

こちらは元々ゴムは無く、天の穴を指で押さえ、空気を遮断して引き出し指を放して液をポトリと落します。

こちらはスポイトのゴムがダメになってしまっています。

木製のケース。小さなスポイト。持ち運びに便利そうです。

 

 


非売品の化粧品の小瓶

2017年08月18日 09時41分52秒 | ビン

まとめ買いの袋に入っていた直径2cm高さ2.5cmの化粧品の小瓶です。

クラブ美身クリームの蓋のエンボス。
クラブコスメティックのホームページよりメールでお尋ねしました。
御社のミュージアムの学芸員さんから、当時のクリームのビンの画像と解答が送られて来ました。

「お客様を観劇に招待して、そのお帰りのお土産の中に入れた品の一つです」とあり、上得意様向けの非売品だとわかりました。

中に淡水真珠が入っていました。

淡水真珠は小さいけど、こんな小さいのはじめて見ました。


キッコーマン醤油のびん

2017年07月12日 09時02分07秒 | ビン

竹藪にゴミが捨ててありました。
かなり前に捨てられたのか梅干しの入ったままの瓶やお膳なども。

びんが一本横たわっていました。
その中に生えた草で風景ができていた。

エアコンの室外機の上に飾って楽しんでるうちに、草が伸びて風景が台無しになった。
引っかき出して資源ごみに出そうとビンを洗ったら、ららら。

首の前後にエンボス有り。なになに、きっこまん。
KとMが異様に大きく、活字体と筆記体のごちゃまぜで書かれたキッコーマン醤油だった。

お醤油は2リットルで一升瓶、お酒は1.8リットルで一升瓶だった昔。
お酒屋さんで見かけたことがあったけど、隣には1リットルのペットボトルも置いてあった。

2リットル瓶は1925年(大正15年)8月発売開始で、1994年(平成6)4月終売ですって。
なんだか捨てられなくなってしまいました。

 


整髪料ビタオール

2017年07月05日 08時31分13秒 | ビン

三角のびんです。

VITA-OLのエンボス。

特許番号が42328 10。

特許庁のホームページで検索すると、特許申請されていたのは箱でした。
ラベルと箱はこれでした。
整髪料です。洋髪専用。ちょんまげには不向きという意味ですか?


2018年3月、昭和28年発売の物を見ました。

ポマードはクリームのようなビンに入っていてネトッとして、グリスのようなので髪をととのえていた男性。
おしゃれだったのでしょうが、臭かった。
それの液体ですか。


桃谷順天館美顔水のビン

2017年07月03日 10時22分41秒 | ビン

あるお盆の帰省時、土蔵で発見しました。
入っているものは何なのか聞くことも無かった。

ビンだけにして見る。


トンボに桃は桃谷順天館の製品だと教えて頂いたので、桃谷さんのホームページからアクセスしてミュージアムの学芸員から「白色美顔水です」とお答えいただいた時の画像です。

祖母の物?伯母の物?
大正9年生まれの伯母は健在でボケていないが耳が遠い。
覚えていないだろうから尋ねない。


飾りびん

2017年07月01日 12時37分26秒 | ビン

13~15㎝、サイズが似ています。
それぞれ何に使うの? わからない。
ビン博士の庄司太一先生にお尋ねすると、飾りビンとの事でした。

この2本の前と後ろ。

12.5cmのこのビンに、

同じもの発見しました。ウランガラスではありません。