レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

百科事典ジャポニカ

2024年12月08日 15時02分10秒 | 浮世絵 絵草子 古本 古教科書

昭和42年(1967年)、近所の書店主がいつものように社長に本を届けに来ました。

そして私には「百科事典」の発行を知らせて勧誘しました。

毎月集金に来るが、発行は不定期だったと思います。

最初は18巻の予定でしたが、その後索引や世界地図など追加発行がありましたが、契約しませんでした。

夫が作った本箱に、その18巻が押し入れの中で眠っています。

消費税は無く、1冊1800円で購入しました。

途中で、大阪万博がありました。
その時、このような物も付いて来ました。

中身を一部載せます。

時はまさに高度成長期でした。

何処へ行っても即日正社員。
辞めた会社と入社した会社の日にちがダブっていることを、年金のお知らせで知りました。

京都に住んでいたので万博へは一人で行きました。

社労士の資格は必要無く、前の会社で覚えた労務事務、経理、販売、仕入れ、朝9時から夜9時まで何でもやりました。
男手が足りなくて、車の免許も勤務中自動車教習所へ行くことを許されました。
女性ドライバーは珍しく、路上に出ればトラックの運転手が「よーねえちゃんがんばれよー」と冷やかす。
当時は、構造の試験を合格しなければ、法規の試験は受けられませんでした。
一発合格して免許証を手にした日から、社会保険事務所や配達にも行きました。

車はどんどん進化する。進化について行ける夫。
5歳年上のアッシー夫を頼って、あれから50年となる2020年免許証返納しました。

 

 


蜆子和尚(けんずおしょう)

2022年11月12日 15時36分19秒 | 浮世絵 絵草子 古本 古教科書

水墨画の載る本を見ていると、中国唐代の末頃の禅僧で蜆子和尚(けんずおしょう)と言う人が、川でエビをとって喜んでいました。

以前、画帳2で紹介したこの僧もエビを捕っていた。

仏教では殺生を禁じていて、生き物は食べない筈ですから悪ふざけかと思っていました。

Webで探すと、蜆子和尚を描いた絵はたくさんあった。
エビを捕っているのだけでもこのとおり。

どこかの宗教のように「豚肉は絶対食べない」というのから見れば、仏教の戒律はゆるい。

お嫁さんもあるし、刺身も、すき焼きも焼き肉も食べるだろう。
厳しい戒律がある宗教ほどあまり幸せそうではない様に思う。

蜆子和尚も、さすがに釣りはしなかったようですが、食べられたエビは極楽往生したでしょう。


尋常小學修身書 巻二

2022年03月31日 07時37分57秒 | 浮世絵 絵草子 古本 古教科書

昭和2年12月発行の修身の教科書です。
先にカタカナを習い、次いでひらかなを習います。

親孝行から出発して、伝記で立派な行動をした人から学びます。

私が伝記を読んで思ったこと。
子だくさんの人がいる割に、子に恵まれない夫婦が多かった事。
親戚縁者から迎えた養子の立身して後世に名を残している割合の多い事。


新案小學唱歌帖 尋常四學年

2022年03月30日 10時04分10秒 | 浮世絵 絵草子 古本 古教科書

大正14年発行、音符の無い唱歌の教科書です。

作詞者、作曲者の記載がありません。
私が知っている歌もわずかにあります。

音符と書いてありますが、この教科書には♪は載っていません。

携えて洋行したというこの木琴に記されている記号が教科書と似ています。
MADE BY NIPPONGAKKI K.K.HAMAMATSU JAPAN


書くようになっていて、書いてあります。


裁縫の教科書2冊

2022年03月28日 13時04分39秒 | 浮世絵 絵草子 古本 古教科書

大正7年、和綴じで縦書きの裁縫の教科書です。

目次です。どんなことを学ぶのか。

大正8年版です。

昭和10年に書かれています。3巻なので、洋服主体です。

目次です。

洋裁用英語。

どなたかから譲り受けたのか名前が紙で貼られています。

これらの教科書で学んだことを、家庭に入ってから役立てるために、忘れないようにミニサイズで作ったのが、縫製のカテゴリーで女学生の作品として、残っています。