レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

官製 通常はがきの歴史 2

2018年06月30日 08時27分56秒 |  通常はがきの歴史

明治9年(1876)には半銭が五厘となり(一銭はそのまま)デザインも変わりサイズも大きくなりました。

左の一銭はがきは年賀状に使用されました。

右から、明治7年、8年、9年、一銭はがきの比較です。

明治18年(1885年)1月1日往復はがきが発行されました。

往復2枚つづりで、料金は発送者が負担し、相手に返事をもらう。
はがきの料金が差出人が負担するのは良い発想でした。
世間への周知はどうだったのでしょうか?
未使用品は発見できませんでした。
このはがきの消印は明治31年です。


官製 通常はがきの歴史 1

2018年06月28日 10時00分51秒 |  通常はがきの歴史

切手のはじまり。
1871年(明治4年)4月20日(旧3月11日)の新聞に郵政創業が布告されました。
旧3月1日「雷紋輪郭内に双竜」の初めての切手が発行されました。
左から48文、100文、200文500文の4種です。

手紙のはじまり。
明治6年(1873)封書については、重さは2匁(75g)以下、2銭、市内1銭とされました。

はがきのはじまり。
はがきは、三番目でした。

明治6年12月1日、1銭(全国)と半銭(市内)の2種類の最初のはがきが発行されました。
薄い紙の2つ折りで、表を第一面、開いた右側第二面は無地、左側第三面には輪郭及び5行の罫線、裏の第四面は無地でした。半銭のはがきです。(壹銭も同様の色違いです)

しかし、同じ明治6年12月、改正されました。
第一面、料額印面の下に「郵便はかき印紙」の文字が加えられ、開いて第二面に注意事項が書き加えられました。
半銭と1銭同様です。

料額印面には、どちらにも明治5年7月20日(1銭)、9月(半銭)発行の切手のデザインが用いられていました。

翌、明治7年4月1日、料額印面の「郵便切手」の文字を「郵便はかき」に変え、料額印面下の郵便はかき印紙の文字が消されました。

私の所蔵品は明治7年発行の物から始まります。

二面の説明書きはそのままです。

明治8年、硬い紙の製造技術が実り現在のハガキの形になりました。
左下の四角い囲みには、表面には宛名のみ、通信文は裏面にとの指示がされています。
「はがき」は当初「はかき」でした。



 


明治大正のガラス

2018年06月22日 17時29分54秒 | ガラス

インクびん、ニッキ水やラムネのびんを集めていた時、何気なく買った。
ホヤの先まで、高さ52㎝の質素な卓上ランプです。

何かを買った時、これもあげるよといただいた記憶があります。
10㎝×12㎝の敷物?

若い日、デパートの骨董市で買ったと記憶しています。
形に惹かれたのかと思います。
コーヒーにミルクを注ぐピッチャーて西洋アンティークかと思います。
高さ9㎝です。

蓋のつまみまでの高さは13㎝です。

直径10センチのプレス皿です。

小さい逆三角につないで大きい△の中にSの文字。その下にSEISHIO SHAと印字されています。

縁の分厚いグラスです、高さ8,5㎝です。

底の中央はガラスをちぎったような仕上げで、明治大正の特徴です。

高さ22㎝の花瓶です。

こちらの底も同様の仕上げです。


両陛下の絵葉書

2018年06月06日 14時13分14秒 | 絵はがき

明治天皇、皇后の絵葉書です。

石附きという手法の絵葉書で砂がちりばめられています、少し傾けてみます。

裏面です。

大正天皇、皇后の即位式の絵葉書です。

裏面です。記念切手、記念スタンプが押されています。

昭和天皇と皇后陛下は絵葉書ではなくお写真です。
どなたかのアルバムに貼られていたらしいです。
絵はがきサイズですので、絵葉書集めで紛れ込んでいたのか記憶が定かではありません。