昭和7年12月7日の朝日新聞京都版です。
在郷軍人関西大会。
桃山御陵に参拝。桃山御陵は明治天皇の御陵である。
現在の歳末助け合い募金の当時の記事です。
同情募金週間ですって。
小学生がお小遣いをカタカナの手紙を添えて募金したという記事と、義金の名目で発表された募金額が載っています。
南座では、年末恒例の顔見世興行が開催中で、その諸評を絵と共に植村松皇画伯が述べられている。
画伯は、かの植村松園さんの御子息で100歳の天寿を全うされた方です。
奇しくも昭和の晩年に、京都高島屋の美術品売り場に単身ふらりとお寄りになっているのを見かけた。
近くの夫人が連れの方に「松皇さんや」と話しておられるのを聞いた。
すらりと長身のお方でした。
年末で洋服のお誂えの広告多し。
そごう呉服店ですって。デパートは皆、元は呉服店ですね。