日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

歯型

2005-11-21 | 我が家で暮らした犬達

我が家で暮らした最後の犬の、幸ちゃんは、とても優しい利口な犬でした。
裏庭で、私が何かしていると、いつの間にか側に来ていて、
私時々、ツッカケで、幸ちゃんの手を踏むことがありました。
そりゃ~あ特に・・かかとで踏まれたら、痛いです・・
誰だって、怒りますよね
私が幸ちゃんの手を踏む・・「キャ~ン」と鳴く・・
そして、パクリと私のスネを咥えて噛む・・「痛い~い」と私、
そして私、幸ちゃんの頭をパンパンと叩く・・怒っていた幸ちゃんが足から口を離す。
私の足には、歯型が付きました。
でも私が悪いのです「ごめんね!痛かったでしょ、わざとでは無いのよ、
ごめんね・ごめんね」と手をさすって上げたものです。
すまなさそうに、首を下げて、私の顔を見ていた幸ちゃん!
家族には「お母さん又、幸ちゃんの足ふんだでしょ~!」と言われてました
幸ちゃんが居なくなって10年過ぎるのですが、

今でも、裏庭でツッカケを履く時、ふっと幸ちゃんのことを思い出すことが有ります

首輪がぬけても

2005-08-04 | 我が家で暮らした犬達
犬でも猫でも、雄と雌では優しさが違います。(時にはマーちゃんの様な例外もあり)
神様はどんな動物にも、男の子は強く・女の子には優しくと授けて下さっているのでしょう。
幸ちゃんは公園で、小型犬や自分より小さい犬と遊ぶ時は、決して乱暴なことはしませんでした。
いつも優しくいたわっている様でした。一緒に並んで走るときなどは、
必ず自分が外側を走り、内側のワンちゃんに合わせて、顔を見ながらまるで母親の様に走っていました。
私思ったものです(素晴らしいな、なんと優しい心使いなんだろう・・人間負けてるかな?)と・・
そんな幸ちゃん裏庭に塀が出来てから、繋いでいなかったので、首輪は何時もお散歩紐に付けたままでした。
お散歩に出る前に、鼻先から首輪(何時も輪っかにしてた)をはめて出かけました。
すると、時々首を振った時などに、スポット首輪が抜けました。
でも幸ちゃんは早く行きたいので、どんどん走ります、そして暫くして気付くのです。
「あれっ・・お母さんは?」・・私「幸ちゃん・・首輪・・」と見せます。すると急いで私の所まで戻ってくれました。
そして鼻先を持ってきて首輪に入れます・・可愛かったなー。
幸ちゃん、言葉こそ話せませんが、人の心も・言葉も全部理解出来ていたと思います。


捨てられるの?

2005-08-01 | 我が家で暮らした犬達
幸ちゃんの散歩係は、私と娘でしてました。
ある日。Tさんが「よし・・今日は私が連れて行こう!」と珍しく張り切って言いました。
お散歩紐を首輪に付けて、さあ~出発です・・ところがです。
4~5メーター走ったところで、幸ちゃん・・ストップ・・しました。
「どうした?・・さあ・・行こう!」とTさん幸ちゃんに声をかけてます。
でも幸ちゃん、前足を突っ張って動きません。Tさんがどんなに誘っても
頑固として動きません。
それを見ていて、Tさんには気の毒でしたが、娘と二人で笑ってしまいました。
幸ちゃんきっと、こう思っていたはずです・・
「なぜ?・・Tさんこの人が私を連れ出すの?・・なぜお母さんかお姉ちゃんじゃないの?・・もしかして私捨てられるの?・・イャー・イヤヨー」と、
Tさん仕方なく散歩は止めました。それ以来Tさんが幸ちゃんの散歩はしなかったと思います。
習慣んて凄いです!幸ちゃんの頭の中に散歩の係りが確りとインプットされていて、他の人とは行かないと決めていたのでしょう。
これなら、誘拐される心配はありません!幸ちゃん賢いなと思いました。
私、犬にとって一番嬉しいことは、散歩だと思います。
そして、その次が食べることだと思いました。
だから、16年間、雨の日も・台風の日も・雪の日も・お正月元日も・休み無く、幸ちゃんの散歩には付き合いました。
大変な日もあったけれど、今振り返ると、それは私の運動にも成り、幸ちゃんから元気の元を貰っていたと思います。
人生うまく出来ていて、幸ちゃんが年を取り、散歩のコースも短くなり、走る勢いも弱ってきたら、私も同じ様に年を取り、
幸ちゃんのペースが丁度良くなっていました。幸ちゃんに感謝です。

ヒラリアにも負けなかった幸ちゃん

2005-07-30 | 我が家で暮らした犬達
幸ちゃんの居た庭は、裏にマンションが建った時、全部ブロック塀で囲われたので、幸ちゃんを繋ぐ必要が無くなり、裏庭では幸ちゃんは自由でした。
でも、狭い庭にTさんの好きな植木達が色々植えてあり、金魚(和金・・体長20cmもいる)の水槽・チョウズバチ・メダカの水槽・などなど色々あって、蚊が沢山いました。
そこで幸ちゃんのために、電気蚊取り・渦巻き蚊取り・と二つもつけてあげていました。
実は幸ちゃんが、我が家に来てジステンバーにかかった時、病院で血液検査をして頂いたらその時既に、ヒラリアにかかっています、と先生に言われてました。
先生が「ヒラリアの予防注射はどうしますか?」と聞かれたので私「予防注射を定期的に受けるとヒラリアを防げて長生きできますか?」と尋ねました。
先生のお話では「予防注射をしたから長生きするとも言えないし、しなかったから早く死ぬと言うこともありません、その子の生命力ですから」との事でした。
だったら我が家では精一杯可愛がって上げて、予防注射はしない事に決めました。
それで、二刀流の蚊取り線香の登場だったのです。
先生のおっしゃって下さったとおり、幸ちゃんは16年間この庭で過ごしました。
そうそう幸ちゃんは、カミナリが大の苦手でした、ゴロゴロ鳴ると「怖いー・お家入りたいー・開けてー」と何度も戸を叩いて鳴いたものです。
今でも、カミナリが鳴ると幸ちゃんの声を思い出します。
(写真は、お家入りた~いの幸ちゃんです)

太郎君と友達

2005-07-20 | 我が家で暮らした犬達
幸ちゃんには、とても仲のいい友達が居ました。シェットランド犬の太郎君です。
二匹は気が良く合ったらしく、散歩の時出会うのをとても楽しみにしていました。
犬を連れていると、不思議と犬が人の仲を取り持ってくれます。
何処の何方かも知らなくても直ぐ仲良くなれて、話が出来ます。
太郎君のお母さんともすぐにしたしくなりました。
二匹は出会うと、じゃれあって、縺れながら遊びました。そして二匹並んでお互い相手を見つめながらグランドを走り、ちょうど仲のいい恋人同士のようでした。きっと、そうだったのでしょう。
楽しそうな二匹を見ていて、私達も嬉しく幸せな気分になったものでした。
そう言えば、あのマリちゃんに追っかけられた、あの同じグランドなのです。
太郎君はマリちゃんの敵ではなかったようです、男の子だからでしょう、仲良く遊べてました。
この太郎君とは病気で亡くなられるまで、7年位仲良くしました。辛い病気に係られて、お母さんのお話を聞くのがとても悲しかったのを覚えています。
我が家の幸ちゃんはお陰様で元気で16年、歳を重ねることが出来ました。
(写真は、何時も遊んだ、あの公園のグラントで走り・戯れる二匹です)



幸ちゃんと逃げるー

2005-07-19 | 我が家で暮らした犬達
幸ちゃんは、利口で優しい犬でした。
自分より小さい犬には決して手を出しません、どんなに相手が吠えて手を出して来ても。
でも自分より大きい犬には挑もうとするのです、声を低くして、鼻筋にしわを寄せて姿勢を低く構えます。散歩の時など、怖くて私が直ぐ連れて逃げました。幸ちゃん勝自信あったのかな?
ところが、幸ちゃんにも、どうしても苦手な犬が一匹だけ居ました。
その子は、ボクサー犬で幸ちゃんより一回り位大きく若い子でマリちゃんと言いました。
マリちゃんは公園に着くと何時も離してもらっていました。
そして、幸ちゃんと出会うと、敵と思うのか、嫌な奴なのか幸ちゃん目掛けて走り出します。するとそれを見たご主人が「逃げてください、食らいついたら大変ですー」とおっしやるので
私と幸ちゃん逃げる姿勢に成ります、マリちゃんの足の速いこと。
大きなグランドの反対側に居ても直ぐ近づきます、「幸ちゃん逃げようー」二人でとにかく走ります、足が縺れて倒れそうな位必死で・・・ご主人のマリちゃんを叱る声が遠くに聞こえたら・・・足を緩めて「はあ・はあ」言いながら「怖かったねー」と顔を見合わせて笑いました。
いつでも公園でマリちゃんを見つけると、とにかく直ぐ走って逃げました。
そして、ず~とマリちゃんにだけはどうしても近づけませんでした。
(ツールで描いた犬は幸ちゃんのつもりです、次に描くときは、もっと優しい子に描いて上げたい!)

ジステンバーに係った幸ちゃん

2005-07-10 | 我が家で暮らした犬達
犬は普通1歳までにジステンバーに係るらしいのです。
幸ちゃんは我が家に来た時はもう1年は過ぎていましたのに、ジステンバーに係りました。
先生に診ていただいたら、成犬になって係るのは珍しいとおっしゃって、写真を撮らせて下さいと言われ、目やに・よだれとグジャグジャの顔を何枚も撮られました。
一週間位は辛そうでしたが、病気は注射やお薬のお陰で直りました。
そう言えばその頃我が家に居た猫はクロ君でした。
前の犬ジュン君と仲良しだったので、犬小屋の前を通る時も平気で通っていました。
でも幸ちゃんが来た日、クロ君はビックリしたのです。
犬小屋から出てきた犬はジュン君ではありません。
その前にもっと驚いたのは幸ちゃんだったでしょう「えーっ、私が居るのに平気でここを通る猫がいるの・・?」と・・・いつもの様に何気なく通りがかりに、振り向いたクロ君と犬小屋の幸ちゃん・・・2匹が顔を見合わせて一瞬フリーズしてました。
そしてつぎの瞬間、幸ちゃん小屋から飛び出し、クロ君は飛んで逃げる・・と初対面はこんな出会いでした。でも心配要りません、2匹は直ぐ仲良くなりました。我が家に来る子は皆仲良しになれるみたいです。それからは、クロ君が通るたびに幸ちゃん「遊んで行ってーね・・いいでしょう」と両前足で抱えて抱っこしてました。

迷子になった子犬

2005-07-09 | 我が家で暮らした犬達
我が家に来た3匹目の犬、幸ちゃんは子犬の時、小学生の子供達に連れ回され迷子に成った子犬でした。
元々幸ちゃんには兄弟がいたのです。生まれた家の庭で遊んでいるうちに道路に出てしまい、そこへ学校帰りの子供達が通り掛って、抱っこしたのが始まりで、お母さんや兄弟の所へ帰れなくなったのです。
そして、その子供達の中の一人の家で飼ってもらっていたのです。
幸ちゃんは大きくなってから、その兄弟と再開しました。
なんとそれも、近所のお家でした。
歩いて5分位の距離のお家、幸ちゃんに良く似た感じの犬がいたのです、その子は男の子でベル君と言いました、幸ちゃんより少し大きかったです。
2匹が出会うと、尾っぽを振って、じゃれあってとっても仲がいいのです、其れもそのはず・・2匹は実は兄弟だったのです。
飼い主のかたとお話していて分かりました。
その子を貰われた家で、子犬は4匹生まれたのだそうです。
その内の1匹いた女の子が居なくなったと聞いておられました。
その子が幸ちゃんでした。2匹は時々会うことが出来ました。
仲の良い2匹を見てて、私達もお互い幸せな気持ちになりました。
(写真は娘が花の首飾りを付けて上げた時です)

犬の幸ちゃん

2005-07-08 | 我が家で暮らした犬達
我が家に来た3匹めの犬は、「幸ちゃん」です。
このこが我が家に来たのは娘が小学一年生の年でした。
娘の友達の家で飼われていたのですが、朝早くから吠えて近所迷惑になり困って保険所に連れて行かれることになっていたのです。
丁度我が家では、犬のジュン君が亡くなって寂しくなっていましたので、貰うことになりました。名前は「幸子」と付いていましたので、我が家では「幸ちゃん」と呼ぶことにしました。
凛々しい顔をしてますが女の子です。
そして確かに来た時は朝早くから吠えました、でも私が鳴くたびに、新聞紙を巻いて筒状にした棒で「だめ・鳴かないの・だめよ」と頭を叩きながら何度も何度も言い聞かせました。
すると2~3日過ぎると・・鳴かなくなりました。
幸ちゃんはとっても利口な犬でした。
そして女の子だからとっても優しい犬でした。
幸ちゃんは我が家で16年間家族として暮らしました。
思い出が一杯有ります。楽しかった日々を綴ります。
(写真は我が家に来た頃の幸ちゃんです)

ジュン君さようなら

2005-06-27 | 我が家で暮らした犬達
臆病で、食べること大好きで、愛嬌物のジュン君。
靴下を食べても大丈夫、目に鉄棒が刺さっても大丈夫
そんな強い犬でしたが、我が家に来て5年目
ある日元気が無くなって先生に診てもらいました。
先生は風邪でも引いたのでしょうとおっしゃって注射や点滴をして下さいました。
そして少し元気が出てきた頃、今度はヒラリアの予防注射もしましょうと
おっしゃって注射をしてもらいました。
しかしそれから、だんだんとジュン君の様態は悪くなり始めました。
「大丈夫でしょうか?」と尋ねると「大丈夫です」とおっしゃいましたが
それから三日目、ジュン君は天国へ帰って行きました。
どの犬・猫でも共に暮らしたものとの別れは残念で寂しいものでした。
でも子供は時にビックリする様なことを口にします。
その時娘は幼稚園年長さんでした、ジュン君をなでながら泣き泣きこう言ったのです
「わあ~ん・・ジュン君が死んだ・・・ねえお母さん今度はどんな犬飼うの?」
Tさんも私も悲しくて涙が出てるのですが、笑ってしまいました。
ジュン君、我が家に来てくれてありがとう!
あなたと暮らした日々は楽しかったよ、忘れないからね!