映画 「 この世界の片隅に 」 観ました
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写真はネットからお借りしました
この映画は、こうの史代さんのアニメ 映画で、戦時中の広島と呉を舞台に
描かれていて 話題になっているので、是非観てみたいと思っていました。
主人公の浦野すずは、広島市江波で育った絵が得意な少女でした。1944年
すずは18 歳で顔を見たこともなかった 呉の北条周作 のもとへ嫁ぎます。
戦時中の食料も物も無い時代、一家を支える主婦になったすずは、明るく工夫
しながら頑張ります。呉は日本海軍の拠点のため空襲の標的となり、すずの
身近な人達も次々と失われてゆきました。それでもすずは前向きに日々の暮らし
を懸命に続けます。
1945年3月 すずは姪の晴美と一緒の時 空襲で晴美の命と自らの右手を
失います。そして失意の中7月の空襲で呉市街地が焼け野原となる、郊外の
北條家にも焼夷弾が落ちて来る。その後 すずを見舞って来てくれた妹が広島の
実家に帰ることをすすめてくれて、実家に帰る事を決めるすずでした。
そして帰るその日、8月6日 広島の原爆投下により 20K離れた呉の北條家
でも衝撃波が響き巨大な雲が見えました。そして8月15日ラジオで終戦を知ら
され泣き崩れるすずでした。
広島市草津の祖母の家に身を寄せていた妹とやっと再会するが、両親は既に無く
なっていました。妹も原爆症の症状がでていました。
廃墟となった広島市内で すずは自分を見つけてくれた周作に感謝しながら、原爆
孤児の少女を連れて呉に帰ります。・・・・というストーリーでした。
この映画を観て思ったことは、戦時中であっても日常の生活があり、貧しくとも
食べたり、笑ったり、喧嘩したり、泣いたりしながら人は暮らすのですね~。
どんな時も前を向いて明るく生きる すずの素直で優しい姿が素敵でした
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そして背景の広島、原爆投下前の街並みが再現されているのに感動しました。
その他にも画面の隅々まで日常の、暮らしの様子が丁寧に画かれていました。
呉の戦艦や海軍拠点の様すなども細かく描かれていて素晴らしいと思いました。
私には戦時中の生活の記憶はないのですが(終戦の時3ヶ月の赤ん坊でした)
今日は戦時中の厳しい生活や 怖かった空襲の様すなど、はらはら ドキドキ
しながら涙して2時間・・・すずの世界の片隅に一緒させてもらいました
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