春を待つ 2020-03-06 | 詩 青空に向かってすべての枝を広げ立っている 逆三角形の木 今は 暖かな陽ざしと優しい風が吹く日をひたすら待っている もうすぐ このすべての枝に小さな黄緑色の芽が吹く日を・・・ そして嬉しい春が来たら この木は丸い緑の木になるでしょう
わたしジョロです 2019-04-05 | 詩 わたし ジョロ です ジョロだから わたしは花瓶ではありません でもね わたしの 頭の給水口に お家の ばあちゃんが花を飾ってくれました ほら 椿の花 とっても綺麗でしょ 見て見て わたし ジョロ です
ドングリの芽 2019-01-12 | 詩 大きなカシ木の下 カシの実が沢山落ちていました カシの実のドングリは もう芽を出しているのもあります あっち こっち で芽吹いている この芽が全部育ったら ここはきっと 森林になるだろうな~と 思った だって 凄い数のドングリが地面に落ちているから しかし夏は毎年 大きなカシの木の下は柔らかな草むらになる あの芽を出した 小さなカシの木はどうなるのだろう 緑の小さな芽が 可愛くて 気にかかるカシの木の下
赤いカエデ 2018-11-14 | 詩 青空の下 大木のカエデが赤く染まっていました いつもは緑で地味な葉が いつ お洒落をしたのでしょう 赤い葉は 吹く風にきらきら揺れて踊っていました 優しい木の葉の歌を歌いながら 楽しそう もうすぐちり落ちる赤い葉 今は最高に輝いて美しい 青空の下 大きな赤い木を見上げて 心も赤く染まりました
黄色い葉っぱ 2018-10-16 | 詩 庭の琵琶の木の葉 一番上の一枚が黄色くなりました 他の葉は まだ全部緑です どうして一枚だけ 先に黄色くなるのでしよう 黄色い葉は季節を知らせる 大切な一枚なのでは では次は 上から二番目の葉が黄色くなるのかな 冬が来るまでに全部の色を変え 軽やかにカサッと落ち やがて茶褐色になる 堅い琵琶の木の葉です
ヒョウタン 2018-07-10 | 詩 この ヒョウタンは 育てる人に選ばれた大切な実です 要らないと切り捨てられた 小さな実とは違います 毎日見つめられ 形良く美しくと期待されながら育ちます このヒヨウタンは 切りて捨てられた小さな実達の代表 選ばれし運命のヒョウタン 毎年 一つづ 増える 増えるヒョウタン・・・これはどうなるのと 私は思う
緑の ヒョウタン 2018-06-29 | 詩 グラスに乗っかっているのは 小さな 緑のヒョウタンです この実は 要らない と蔓から切り取られました 小さな緑の実は まだ産毛を纏って とっても可愛らしい でも 小さな実は 次々と塩漬けにされるらしい 可愛い実が 塩漬けになる前に 飾ってあげました グラスに飾った実は とっても可愛い 緑のヒョウタンです
タンポポの綿毛 2018-05-11 | 詩 草むらにタンポポの綿毛が二つ並んでいました 仲良くくっついて 双子でしようか 風が吹いたら 一緒に仲良く飛ぶのかな どの風に乗るのだろう 今日かな 明日かな 白い綿毛 じっと見つめると なんと繊細な芸術品 壊すの勿体ない どうか風吹かないで ほしい 美しいタンポポの綿毛 二つ並んでいました
夢 2018-05-05 | 詩 幼子の将来の夢は F1 レーサーに成りたいとのこと その夢に 親も期待を乗せて夢膨らませ 五月の空の鯉の様に強く泳いで龍に成れと夢みてる 父親の熱く語る夢の話聞いた・・・子供の日
ススキは まだ秋の景色 2018-03-30 | 詩 もうすぐ4月が来るというのに 土手の草むらで ススキが枯れ尾花を 風になびかせていました まるで ここだけ時が止まった 秋の景色です 枯れ尾花の足下では 枯れ葉もびっしりと茂っています この 枯れ尾花や枯れ葉は いつ姿を消すのだろうか 早く秋の景色を終わらなくては もう春が来ています 秋のままで 今年のススキの新芽は出られるのだろうか 3月の枯れ尾花を見ていて ススキの次世代が気になった